和の心 20150121 蕗の薹

和(なご)みの心を大切に

 

 

近年「癒し」という言葉がブームですが、「癒し」とは本来、病気やケガを治すこと。

日本人には「癒し」よりも、「和み」のほうがぴんとくるはずです。

 

かつて日本は大和の国と呼ばれていました。

大いなる「和み」の国です。

和みの心とは許し合い、睦み合う心です。

私たちの先祖はこのような「合い」すなわち「愛」で互いに結ばれ、日々安心して暮らしていました。

 

こうした先祖の心性は、現代に生きる私たちにも脈々と受け継がれています。

もちろんみなさんの中にもあります。

 

しかし残念ながら、今の私たちはその心性が枯れてしまっていることが多いようです。

そこで枯れ井戸に呼び水を差すように、あなたの心に呼び水をしてみましょう。

ご先祖さまから伝わる豊かな心性が、内側から再びこんこんと湧きだしてくるはずです。

この呼び水となるのが「日本のしきたり」です。

 

しきたりといっても、かたくるしいものではありません。

日本人の幸せの基盤は家族です。

その家族と食卓を囲み、神様ご先祖様に感謝し、季節を愛でればいいのです。

 

日本人の根っこである、生き生きとした力。

その力を取り戻すために、先人たちがときには厳かに、ときには心躍らせて行った「しきたり」をいま一度見直し、現代の社会に即した形で実行してみましょう。

心の根っこが豊かになることで、あなたらしさが輝き、幸せがやってきます。

(文:幸せを呼ぶ日本のしきたり:康光岐)

 

「心性」、心の在り方。

 

日本人は古来から、人は自然の一部であると考え、自然を崇拝してきました。

農耕民族で稲作中心の生活を営んできた我々の祖先は、春夏秋冬の農耕過程の流れを「年」として、季節の折り目を正して、自然に祈り、感謝し、一年を過ごしてきました。

また、神様仏様ご先祖を敬い、心を酌みとることを大切にすると、自然と一体となり、心が清まり、安らかな潤い、泉のごとくやる気が湧いてくると、謙虚な我々の先人たちは考えたのです。

 

お互いが活かしあい、手を結び、大きな「和の心」で支えあう。

この気持ちが、日本の大和の心です。

自然を感じ、節目を大切にし、感謝する。

そうすることで、誰もが自分らしく輝くことができます。

 

もうじき節分、そして立春。

待ち遠しい、優しい春がすぐそこまで来ています。

自然をいっぱい感じて、季節の移り変わりを喜び、何事にもありがとうございます。

日本人の忘れてしまっている「心性」ですね。