京鹿の子 疋田絞りの職人 川本和子さん

 

 

私の大好きな川本さん。

大変お忙しい中、工房にお伺いしてしまいました。

いつもやさしく、素敵な笑顔で迎えていただきます。

今日は、後継ぎのお嬢さまもご一緒。

本当にいつもありがとうございます。

 

和の心 20150203 川本さん14

 

川本さんです、とっても優しいお顔です。

川本さんのような優しい方に作っていただきたいですね。

優しさがいっぱい詰まった着物。

後ろの着物の柄は鳥獣戯画、もちろん疋田絞り。

後ほど、ゆっくりご覧ください。

 

和の心 20150203 川本さん1

 

柄ものはデザインが決定すると、生地に刷り込むための型彫りを行います。

伊勢型紙にも用いられる和紙に柿渋を塗った防水性のある特殊な紙を、絞りの粒に応じたポンチと小刀を加工した道具を用いて彫っていきます。

この着物は総絞とのこと。

どなたが着られるのでしょうね、うらやましい。

 

 和の心 20150203 川本さん12

 

絞ってるところは前回の川本さんの紹介記事からご覧ください。

 

和の心 20150203 川本さん11

 

染める前なのに、美しい。

正絹は美しすぎる。

心が高揚してしまう。

 

和の心 20150203 川本さん2

 

まるで真珠が生まれた瞬間みたい。

 

和の心 20150203 川本さん10

 

一目絞り。

 

和の心 20150203 川本さん3

 

疋田絞りと一目絞。

真珠と珊瑚礁。

 

和の心 20150203 川本さん6

 

一目が絞れる人は今では川本さんだけとか。

いつかは一目絞がなくなってしまうの?

お嬢さま、頑張れ!

 

和の心 20150203 川本さん7

 

そして、これが鳥獣戯画の絞り。

女ものの着物の柄に鳥獣戯画、見ることないですよね。

 

和の心 20150203 川本さん5

 

それも、疋田絞り。

 

和の心 20150203 川本さん9

 

 鳥獣たちが本当に楽しそう!

 

和の心 20150203 川本さん13

 

これは先日、引き出物用に作った袱紗とのこと。

わかりますか、疋田絞りの中に一目絞り、縛ってるところですね。

欲しいという声が多いので、今回数枚作られるとか。

私の分も是非ともお願いします。

 

和の心 20150203 川本さん15

 

 そしてこれは何でしょうか?

男物の帯です。

爪がき本綴れ織り の小玉紫泉さんの綴れ織りに川本さんの疋田絞り。

素敵な二人の共同作品。

ありえない!

 

 

川本さんも紫泉さんも「伝統工芸士」

何十年と積み重ねてきた技。

数年修行して継げる技ではありません。

でも、どんどん職人さんが減っています。

この先、どうなるのでしょうか。

今、どうしていかないといけないのでしょうか。

着物に限って(今の私がわかる範囲)いえるのは、洋服は数年で破れたり流行が変わって着なくなります。

本物の心のこもった着物はもちろん一生もの。

そして、子へ孫へと伝えていけるもの、伝えるもの。

エルメスもいいけど、素敵な日本の伝統の品を大切にしたいです。

本当に!!!