和の心 20150207 日本の伝統色2

本の紹介 「日本の伝統色」 The Traditional Colors of Japan  発売元:パイ インターナショナル

  

立春を過ぎ、春の気配を感じる今日この頃。

春にはいろんな色が溢れています。

そんな自然の中の色を古の人は何色と言っていたのかこの本を片手に探してみるのも楽しいかも。

 

私たちは古来より暮らしの中に多彩な色合いを取り入れ、繊細で微妙な色の世界を見い出し、そしてその豊かな情趣を愛でてきました。

それは多くの絵画や工芸・染織品、また文学や芸能作品として生活や文化の中に深く息づいています。

 

平安朝の女性の繊細で鋭敏な感性が生み出した、和様の美である襲装束(かさねしょうぞく)の配色美であり、黄金や極彩色に満ちた武家社会に見られるきらびやかな彩であり、また山紫水明との調和を求めた、閑寂な風流や侘び・寂びの世界に見られる彩であるのです。

 

歴史の流れの中でつけられた色名には、一斤染(いっこんぞめ)・撫子色(なでしこいろ)・韓紅花(からくれない)・猩猩緋(しょうびょうひ)・鴇羽色(ときはいろ)・珊瑚朱色(さんごしゅいろ)・黄櫖染(こうろぜん)・利休白茶(りきゅうしろちゃ)など、与えられた名前も美しく、風雅な色の名で飾られています。

 

この本では美しい250色の日本の伝統色を選び、写真と色名の解説をつけました。

四季の移ろいの中に日本人の美のこころが生み出した色をお楽しみください。