和の心 20131122 綿帽子

「綿帽子」「角隠し」どちらが好きですか。

 

 

「綿帽子」「角隠し」 どちらも要を得た名前ですね。

だから日本語は楽しいです。

必ずそこには付いた意味があります。

語源を探していくのも楽しいですよ。

 

『綿帽子』の歴史は室町後期から安土桃山時代にかけての、武家の家柄の女性の外出着として小袖を頭から被って着られていた「被衣(かづき)」が起源と言われています。

それが江戸時代に真綿で作られた綿帽子を若い女性がかぶるようになり、定着していったとのこと。

外出する際の埃除けや防寒具として用いられていたものが、現代になりウエディングドレスのベールと同様に「挙式が済むまで花嫁は新郎以外の人に顔を見られないように」という考えから婚礼にも取り入られるようになったとされています。

文金高島田を結った頭の上にやや深めに被る白い布のことをいい、白無垢だけに合わせる事ができ「奥ゆかしさ」や「初々しさ」を感じることができます。

 

『角隠し』は「角を隠して従順さを示す」と言う意味があり白無垢・色内掛・黒振袖などにつけます。

文金高島田(ぶんきんたかしまだ)と呼ばれる高い髷(まげ)を結った髪の上に頭を覆う形で被る帯状・幅広の布のことを言い、それに「簪(かんざし)」を合わせる事で「凛」とした風格がある落ち着いた雰囲気を醸し出します。