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今日は新嘗祭 食卓で「いただきます」

勤労感謝の日

こんにちは。
今日は勤労感謝の日 食卓で多くの人のおかげ様を知る日です。
新米を炊いて作ったおにぎりのふくよかな味だけでぜいたくな気分になれるのは、日本人だからでしょうか。
「秋の実り」に思わず、感謝の気持ちがわきあがります。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

戦前は新嘗祭といいました

今日は「勤労感謝の日」です。
戦後生まれのこの祝日は、戦前の祭日だった「新嘗祭(にいなめさい)」に由来します。
宮中では、身を清めた天皇陛下が神々に新穀を供えて一年の収穫を感謝するとともに、自らも食することにより国に実りをもたらす力を得られるとされています。
史料としても『日本書紀』に残るほど起源は古く、朝廷だけでなく農村でも新穀への感謝の祭りが行われていました。
いわば皇室と民間とが一体となった秋の収穫の感謝祭だったのです。

食事の際には「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶(あいさつ)を交わしますが、これは食事を提供してくれる人はもちろん、農漁業などに従事する人や農具の製造者、産物を届けてくれる業者といったように、目には直接見えない無数の人々の「働き」に感謝する日本の伝統的な美風ではないでしょうか。
子供が茶碗(ちゃわん)にごはん粒一つでも残すと、「お百姓さんが一年かけて作ったものだ」と親は厳しく叱ったものです。
かつては、ごく一般的な家庭の食事風景の中にそのようなしつけがあふれていました。
だけど昨今は、家族で食卓を囲まない「個食」が増えるなど食事形態が大きく変わり、子供へのしつけはおろか食事の挨拶さえも忘れられつつあしますね。
残念でならないです。

 

 

自然へも感謝

「働き」への感謝はまた、季節を巡らせてくれる自然にも向けられるべきでしょう。
新嘗祭に際して陛下が勅使を差遣される伊勢神宮には、新嘗祭のほか2月の祈年祭、9月の抜穂(ぬいぼ)祭、10月の神嘗(かんなめ)祭など季節ごとの農耕に深くかかわる重要な祭儀が数多くあります。
日本人がいかに、季節の恵みを大切に思ってきたかがうかがえます。
その伊勢神宮で先月、式年遷宮の遷御が行われたことに加え、田植えなどの行事や四季を尊重した「和食」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に正式登録される見込みとなりました。
今年は例年にもまして意義深い「勤労感謝の日」となりました。
家族みんなで食卓を囲み、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」と祝日法に規定された趣旨を、あらためてかみしめる日としたいです。
ありがとうございます。
(参考:産経新聞 主張)

 

ありがとうございます

先にも書きましたが、食卓を囲んで家族そろってご飯を食べることが少なくなりましたね。
昔(私が生まれる以前)は食卓を囲んで、おじい様、おばあ様も一緒でした。
そのご飯の時、最初には必ず手を合わせて「いただきます」とみんなでいいました。
お米やお野菜、お肉などを作ってくれた人に、そしてその食べ物を育ててくれた自然に感謝して、その命をいただくから「いただきます」と。
そんな日本では当たり前の教えが、これからはどうなっていくのでしょうかね。
どんな時代になっても、大切なことはずーっと残っていきますように!と願います。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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