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お箸のお話2 たかが「お箸」されど「お箸」

お箸は日本人にとって必須品

こんにちは。

日本人は、箸に始まり、箸で終わる唯一の民族です。
てまもなく御食い初めでお箸を使い、三度の食事に箸を使い、葬儀では、骨をお箸で拾います。
お供え物のご飯にはお箸を立てて供養します。
お箸とは日本人にとって生活の中に溶け込んだ必需品であると同時に精神に根付いた非常に重要な道具でもあります。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

お箸に神さまが宿る

「はし」という日本語は向うとこちらの二つの世界をつなぐ橋渡しの役目を持つ道具につけられたもの。
端と端をつなぐ「橋」、高いところと地上をつなげる「はしご」。
「お箸」も例外ではなく、口に運ぶ先は人のもの、もう片方の端は神様のものとして考えられていました。
ですから食事の時にはお箸に神様が宿ると考えられていたのです。
また、お供え物をするときにも「竹」が神さまと人「(者)」とをつなぐ役目をしたことから、この道具が「箸」と呼ばれるようになったわけです。
つまり、使うことで神様に感謝を捧げる、人と神様を結ぶ”橋渡し”の道具ということになります。
正確な起源は解明されていませんが、お箸のルーツである神事に使われていたという木を折り曲げて作られたピンセット型の お箸が奈良の正倉院に現存しています。
今と同じ二本の箸になって食卓で使われるようになったのは、遣唐使が唐で2本に分かれた箸が使われているのを見て日本にその食文化を持ち帰り、朝廷内の食事に取り入れたといわれています。
古代人が火を使って調理をするようになり、熱い食べ物を手で持つのが大変なので木の枝を折ったり、枝を削った箸を使われるようになったようです。
(文:箸ギャラリー門)

 

ありがとうございます

弥生時代末期には遺跡からいっぽんの竹を折り曲げた「折箸」が見つかっています。
当時は手掴みで食事をするのが一般的とされているから、この「折箸」はご神事に使われていたのでしょうね。
中国と交流が盛んな飛鳥・奈良時代、607年に小野妹子たちが箸と匙(さじ)を一緒に食事作法として持ち帰ったと言われています。
その後、聖徳太子が朝廷に取り入れた食事作法は、次第に一般に広がり食事に箸を使う文化が浸透してきました。

今では当たり前のお箸。
でも、最近は個性豊かな箸の使い方が多くなりましたね。
いいのかな?これで?
正しいお箸の使い方っていつから決まったのでしょうね。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
正しくお箸使えてますか。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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