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漢字には日本の文化がいっぱい

漢字の意味を学ぶと楽しい!

こんにちは。
小学生の頃、国語の時間に漢字を、ただただ字として覚えないと行けなくて書き順から覚えていくのが苦痛だったのを思い出します。
その学びを、「漢字にはね、こんな意味があるのよ!」って教えていただけたら楽しく覚えていったでは、と思ってしまいます。
そうなんです、漢字に学ぶことがいっぱいあります。
今日は「示、ネ(しめすへん)」から。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

「示」の甲骨文字

「示」の甲骨文字は、アルファベットの「T」や郵便マークの「〒」のような形で、神を祭る祭壇に降りてきて教えを明らかにすると考えられたので「示」の意に用います。
甲骨文字から増えた下部の「ゝ」は供え物の肉からしたたり落ちる血→祭器に注がれた酒のしずくと解釈されています。
(甲骨文字:中国・殷(商)の時代に行われた漢字書体の一つで、知られる限り最古の漢字。)
「祭」は肉(月)+手(又)」で、いけにえの肉を手で供える意から、祭礼など儀式を表します。
「禁」は「林+示」の会意。
無断立ち入りを禁じた、林に囲まれた神域を指します。
宮中を禁裏、禁中と呼ぶのがその名残りです。

 

 

「社」の「土」は

「社」の「土」は土を盛った形。
土地の神を祭る宗廟(そうびょう)(中国において、氏族が先祖に対する祭祀を行う廟のこと。)を言いました。
「土」が「つち」の意で使われるようになったので、「ネ」を置いて区別しました。
周代には25戸ごとに集まりを作り、代表的な木を植えて土地の形代とする制度がありました。
その集まりを「社会」と呼びました。
社会生活で必要とされる作法や習慣の礼儀、礼節などと用いる「礼」の旧字は「禮」。
「豊」は供え物の象形で、本来は神事の正しい作法を表しました。
感謝の気持ちを示す謝礼・礼状、敬意を表すお辞儀の礼などと用いるのは日本語の用法。
「福」の「冨」は酒つぼの形。
神に酒などを供え幸いを求めました。
また、お下がりとして供え物を食べて神からの恵みを感じました。
(文:産経新聞:杉村一郎の教育漢字考より)

 

 

ありがとうございます

小学校で漢字を学習しますが、このように、「何でこの漢字になったのか?」を同時に学ばしてもらえると、日本の文化も一緒に学べてとってもいいのではないでしょうか。
それぞれの漢字には渡来してきたけれども、とても深い意味があります。
また、戦後からでしょうか、いままでの意味をそのまま残した漢字から簡単な漢字へと変わってしまいました。
そうなると本来の姿が無くなってしまいますね。
これもとても残念なこと。
英語を教えることを否定はしませんが、その前にもっと教えることがいっぱいあるのに!

すてきな日本の文化をいつも楽しみたいですね。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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