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「管鮑(かんぽう)の交わり」 ことわざを味わう(2)  

「管鮑(かんぽう)の交わり」

こんにちは。

今日のことわざを味わうは「管鮑(かんぽう)の交わり」(出典 列子)

お互いの利害得失で友情関係が壊れたりしない間柄をいい、お互いに信頼している様子。
普通、人は、利害関係で繫がっている。それを超えた存在
(文:神光山成願寺

 

「管鮑」の「管」は春秋時代の斉の管仲、「鮑」はその親友の鮑叔のこと。
親友であった管仲と鮑叔が共に商売をしたときに、貧しかった管仲は自分の分け前を余計に取ったこともあったが、鮑叔はそれを知っても一言も責めなかった。
それどころか、二人の友情は深まるばかりで、鮑叔は斉の宰相に管仲を推薦したり、管仲は「我を生みし者は父母、我を知る者は鮑叔なり」と語り、二人の友情は生涯変わることなく続いたという」故事に基づく。

また、『貧交行』で杜甫は「君見ずや管鮑貧時の交わりを、此の道、今人棄てて土の如し(貧しかった頃の管仲と鮑叔の、固く結ばれた友情をご覧なさい。今の時代の人々は、あのような友情を土くれのように捨ててしまった)」と詠んで、二人の親交を称えています。
(解釈:故事ことわざ辞典

 

利害関係がないと人はつき合えないのでしょうか。
煩悩、我浴だらけが世の常。
どれだけそれらをなくせるか、一生追い続ける道でしょうね。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

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