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「竹笋生」 日本の七十二候

たけのこしょうず

こんにちは。
立夏の末候に変わると、タケノコがひょっこり顔を出す頃となりました。
タケノコ、旬を感じるとっても美味しいもの、そして縁起のいいもの。
その旬は非常に短く、食べごろは土から顔を出してわずか10日ほどといわれます。
上旬、中旬、下旬と月を10日ごとに分けるのは、タケノコからきているそうです。
(写真:浄住寺の亀甲竹の子、食べてもおいしくないそうです)

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

タケノコ

タケノコは文字通り竹の子で、芽の部分です。
すくすく育つことから、お食い初めの縁起物にもなっています。
タケノコは2~3カ月で20メートルもの高さになります。
ピーク時には1日に80~100cmも伸びるそうです。
竹には60個ほどの節があります。
この節の数はタケノコの時から変わりません。
それぞれの節に生長点があり、それらが同時に生長するため、竹は驚異的な速さで伸びるそうです。
すごーい!

 

日本の竹文化

日本には「竹取物語」に代表されるように独特の竹文化がありました。
竹細工や筆、楽器などの素材は、主として真竹でした。
千利休の竹花器も、茶筅も真竹で作られました。
そういえば、最近ご縁をいただいた、茶筅、提灯そして尺八も竹でできてる!
食材としての筍は、日本ではこの時季にはもう旬を過ぎています。
大きく成長し、ぐんぐん空に向かって、竹になるべく成長を遂げている時季であって、この候を「竹笋生」というのは、かなりズレているのではないか、と思われる人が多いかもしれません。

この理由は何なのか?
それは、日本で食用されているタケノコは、孟宗竹の若い茎が中心です。
孟宗竹は、17~18世紀に日本に入ってきた外来種でした。
この「竹笋生」は食用の孟宗竹ではなく、真竹ではないでしょうか。
その昔、タケノコといえば真竹でした。
真竹の「筍」が出回るのは5~6月だからです。
どちらにしても、日本において「竹」はなくてはならないものですね!!
みなさまの身近に竹製のものはありますか?

今日も最後までお読みいただきまして、、ありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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