花茗荷（はなみょうが）　家紋研究家　森本勇矢さん

花茗荷（はなみょうが）

十大家紋の一つに茗荷紋がある。
茗荷は冥加に通じるとされ、佛教に関わりのある紋。
因みに茗荷の語源は物忘れの酷い釈迦の弟子が由来。
天台宗の常行三昧堂の阿弥陀如来の背後を守る「後戸の神」摩多羅神のシンボルである。

茗荷を象ったデザインで知られる紋だが、茗荷の花、花茗荷もまた紋になっている。
この紋を描いていて何となく「八臂（はっぴ）だな」、と思ってしまった。
その瞬間に頭に出てきたのは「八臂クリオネ」という言葉だった。

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