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天命の蘇りの時 


(絵:国史画帖・大和櫻「神武天皇御東征之)

 

天命の蘇り

こんにちは。

みなさま、昨日からの長雨、いや、豪雨による被害は大丈夫でしょうか。

梅雨明けまじかと思いきや、まだまだ雨が続く予報ですね。

改めて自然の力には、人間がつくり出した文明の力など・・・過信しないことですね。

こんな時は、改めて自分を見つめなおす時間を取ってみてはいかがでしょうか。

 

人生を蘇らせるには、どうしたらいいのでしょうか。

そのための一番良い方法を、神道研究家の藤原美津子さんに教えていただきました。

WAGO第27号より)

 

天命を果たすため

人は、天命を授けられてこの世に生まれてきていると言われます。

天命には二つの意味があって、一つは天から与えられた寿命、もう一つは、天から命じられた使命です。

この世で命ある間に、自分に託された使命を果たすこと、しれが天命を果たすころであり、人として最大の価値であると言われます。

しかし、自分がこの世で果たすべき役割に気づいている人はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

学校でも「天命」について学ぶ機会はほとんどありません。

だから「自分の天命は?」「自分が果たすべき事とは?」と問うことなく、あっという間に〇才になってしまったという方も多いのではないでしょうか。

師、藤原大士からは「神様は、「気づいた時からで良い、そのときから正しい方向に最善を尽くせば、人生はいつからでもやり直せる」といっておられる」と教わりました。

天命を若い時に知れば、それだけ人生が充実しますし、世の中に大きく貢献もできます。

ですが「気付いた時からで良い」のであれば、そのための最適な日を知りたいですね。

一年の中で天命が蘇るために最適な日にち、それはあなたの誕生日です。

 

 

誕生日にすべきこと

では、その誕生日にしておきたいことをお話しします。

それは命の源である神様と親に心よりのお礼を言うこと。

まず神様に「今日で何歳になりました。ありがとうございます」と言ってから、「これから自分の人生をどう過ごしたらよいか、正しい道をお示しください」とお願いするとよいのです。

そしてその次に、ご自分の親にお礼の気持ちを伝えて下さい。

ある社長さんにこのことをお伝えしたところ、この方は神社にお参りした後、ご両親の所に行き、手をついてこう言われたそうです。

「お父さん、お母さん、自分は今日で40才になりました。今まで本当にありがとうございました」

そう言ったとたんに、なぜか目頭に熱いものがこみ上げてきて、それ以上言葉が続かなかったそうです。

そして、しばらくしてから顔を上げてはっと気がついたら、お父さんがメガネを外して涙をぬぐっておられたとか・・・。

誕生日は、自分の今ある命に感謝し、親に、そして神様に感謝する日、これを大事にすることで、人生も天命も、親子の関係も蘇るのです。

そのくらい誕生の日は、大事な意味を秘めています。

それは個人の誕生日だけでなく、国の誕生、企業の誕生にも、同じことが言えるのではないでしょうか。

国の誕生の日は国家の蘇りの日であり、会社の創業記念日は企業の蘇りの日と言えます。

日本の国の誕生は、二月十一日、初代天皇の神武天皇が橿原の地で即位された日です。

この日は建国記念日であると共に、紀元節祭でもあります。

お参りするのは橿原神宮が一番よいと思いますが、天皇様ゆかりの地として東京ならば明治神宮、京都は平安神宮などもよいと思います。

今年は、紀元2678年。

国の蘇りと共に、一人一人の人生や天命を素晴らしい日本人として蘇らせたいものですね。

 

ありがとうございます。

もうじき六十歳の還暦の誕生日を迎える私です。

天命?

自分に与えられた天命とは何でしょうか。

分かっている人はどのくらいいるのでしょうね。

私の天命?

自分一人の力で何ができるのでしょうか、なんて思う時間があれば、その時間でできることから進んでいくしかないですね。

本当にこの星のみんなが「ありがとう」って思えるようにならないと、この星は終わってしまいますね。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

この星に、「ありがとう」があふれますように、が自分の使命です。

 

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