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「女房を質に入れても初鰹」 成願義夫さんのお話し

  「女房を質に入れても初鰹」 江戸時代の長屋の四月。長屋の住人が共同で買った鰹を魚屋が切り分けている図です。「女房を質に入れても初鰹」とは、江戸時代の有名な川柳。江戸時代には「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」「まな板に小判一枚初鰹」など、初鰹を題材にした数々の句や川柳が残っています。貧乏人であっても旬を味わいたい気持ちに変わりなく、そこで生まれた知恵が、共同購入。江戸の庶民の逞しさと亭主に食べさせてやりたいという女房の愛情が読み取れて微笑ましいですね。(成願義夫さん Facebook  2017...

日本の美しい姿、美しい心

  日本の美しい姿、美しい心 こんにちは。今日は大阪で震度6弱の地震がありました。みなさま、大丈夫ですか。私は、地震で止まった阪急電車に三時間、誰も文句なく、閉じ込められました。その後、運転取りやめになったので降ろされました。そこからは歩き、みんなも黙々と。文明がどんなに進歩しても自然の脅威には勝てないですね。だからこそ昔の人たちは自然の力に脅威を持ちながらも畏敬の念を込めていました。そんな昔の大切な文化を置き去りにした文明の発達、この星も環境問題含めて終焉に来ているのでは。電車で立ちながら、山折さん...

12000年前の食生活

  おにぎりの化石 こんにちは。今日は父の日、アメリカでは祝日なんですね。そして、米食の日でもあります、知ってました?「米」の字を分解すると「十」と「八」になることから、毎月十八日は米食の日。1987年、石川県チャノバタケ遺跡の壁穴式住居から、日本最古のおにぎりの化石が見つかりました。お米を食べはじめた頃から、おにぎりは、もうあったのですね。それでは、そのもっともっと昔は何を食べていたのでしょうね。「日本人の源流(著:小田静夫さん)」という本にこのように書かれていました。  「食卓」の源流 ■1...

熨斗鶴(のしづる)  家紋研究家 森本勇矢さん

【熨斗鶴(のしづる)】 彩紋 其之廿參 今回で擬態紋の鶴シリーズは終了(他にもありますが)。 最後を飾るのは熨斗鶴。 今までの「○○鶴」とは少し趣が違います。 この件に関しては先日facebookでポストしてみたので、ご興味のある方は一読を。 https://www.facebook.com/plugins/post.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fyuya.morimoto.374%2Fposts%2F1396274323767559 熨斗とは本来、熨斗鮑(のしあわび)と呼ば...

「江戸しぐさ」に学ぶ

(浮世絵:歌川広重 東海道五十三次 日本橋)  江戸しぐさ こんにちは。「江戸しぐさ」という言葉をご存知ですか。江戸の町民たちが行っていた、日常生活のマナーだそうです。しかし、この「江戸しぐさ」に関する歴史的資料は何もないことから、マスコミ・メディアにたたかれています(江戸しぐさが最初に世に出たのは、1981年読売新聞の「編集手帳」だそうです)。資料も何もないかもしれませんが、よろしいではないですか。江戸時代、世界で一番人口の多かった江戸の街で、みんなが快適に過ごすには、様々なマナーや工夫が必要でした。そこで生まれたのが...

なぜ?日本語は七五調になったのか

  素敵な日本人の感性 こんにちは。今日は、二十四節気の「芒種」、七十二候では「腐草(ふそう)蛍となる」。蛍を見かけましたか?都会では難しい現代ですね。「川ばかり  闇はながれて  蛍かな」(加賀千代女)街灯などなかった当時、川の周辺は想像以上に暗かったでしょう。それこそ深い闇かも。ただ蛍の明滅によって川の両岸はそれと知れたでしょうね。その狭間に、漆黒の闇が流れていて。現代ではなかなか想像できない光景でしょうか、でも、ついこの前までどこでも感じたのでしょうね。さて、俳句でも和歌でも、どうして七...

うるし①  「japan」は、うるしという意味 

  「japan」は、漆という意味 こんにちは。あらためて漆にとっても興味のある私。名古屋の「たかはし光琳堂」さんとご縁をいただいたから。「漆器が日本を!世界を!救うと!」と、漆器の普及に力をそそがれています。なので、過去に書いた記事ですが改めて再編集。 (写真:番浦省吾(1901~1982)の硯箱) うるしは英語で書くとjapanです。小文字の「J」からはじまるjapan。大文字のJapanは「日本」を、Japaneseは「日本人」を意味することはみなさんご存知でしょ...

飛び鶴(とびづる)  家紋研究家 森本勇矢さん

【飛び鶴(とびづる)】 彩紋 其之廿肆鶴紋といえば、森家や本能寺の鶴丸を思い浮かべる方が多いかもしれない。 しかし鶴紋には多くのバリエーションが存在している。 中でもこの飛び鶴は人気の高いデザインだったのであろうか、擬態紋「○○鶴」の元ネタとなっている。鶴紋は鸛(コウノトリ)をモチーフにした可能性もあり、今後の研究に期待がされる。 今回の配色は丹頂(タンチョウ)をモチーフとして配色してみた。 っというより、鶴文様を参考に彩った、というよりも今回は塗ってみた、に近い。 タンチョウに相応しく、鶴紋では表現されない、丹色(朱色)を加えた。 (これは京都家紋研究会理事...

和のうんちく「畳」  落ちつきますね

  和のうんちく「畳」 こんにちは。お家に畳のお部屋はありますか。新しいお家からは畳がなくなってきているのではないでしょうか。「畳は日本の文化の一つ」といいますが、いつから畳があったのでしょうね。昔の時代の映画などみると、みんな板間に座ってますよね。  畳は日本固有の敷物 かつて身分の高い人を家に迎えるときに、板の間に敷いたわらの御座や筵を、たたみ重ねておくことからその名がつきました。中国伝来のものが多い日本の中で、畳は日本固有の敷物です。その歴史は、日本最古の歴史書「古事記」にまでさかのぼえります。 ...

『千社札』  成願義夫さんのお話し

千社札千社札は観音巡礼における参拝奉納のしるしである『納札』の習俗より生まれたと云われています。江戸時代になり、稲荷信仰が大流行することで、千社札もまた庶民の間に広まりました。私も毎年初詣している京都の伏見稲荷が総本社なのですが、全国のいたるところに分社がつくられました。江戸時代に起った数度の飢饉が稲荷信仰に拍車をかけ、庶民は競うように『稲荷千社参り』を行い、五穀豊穣を祈ったそうです。後に稲荷神社だけでなくあらゆる神社仏閣を巡るようになったため、多くの社寺を参拝する事を『千社参り』と呼ぶようになり、...

「肉体よりも心を満足させるべき」ブッダに学ぶ、とらわれない生き方

肉体よりも心を満足させるべき 梅雨というのは  こんにちは。梅雨です、毎日雨です、あたりまえか。梅雨というのは、中国から日本に伝わった言葉です。梅の実が熟する頃に降る雨が由来だとする説、この時期は湿度が高く黴(かび)が生えやすいための「黴雨(ばいう)」が転じて「梅雨(ばいう)」になった説などあります。日本では、雨の「露(つゆ)」と結びつけて「梅雨(つゆ)」と呼ぶようになったのだとか。 さて、今日はブッタの教えの一つをみなさまと。  お経には、これはたとえ話だと書いてあります。  ...

本「日本人が忘れた 日本人の本質」 著:山折哲雄さん・高山文彦さん

  「日本人が忘れた日本人の本質」 山折哲雄さんと高山文彦さんの対談  こんにちは。このご本の「まえがき」にこのようなことが書かれていました。 前略、日本では機首を下げていくとき、しだいに豊かな田園地帯が迫ってくる。関東平野や、瀬戸内海をとりまく里山や農村の姿が目に入る。さらに降下していくと近代都市があらわれ、コンビナートをはじめとする工場群が近づいてくる。飛行機がやっと滑走路にすべりこんで、ああ、日本列島は三層構造でできあがっていると気づく。それだけではない。この列島の構造は、...

桃鶴(ももづる)※創作紋  家紋研究家 森本勇矢さん

【桃鶴(ももづる)※創作紋】 彩紋 其之廿貳あかりをつけましょ…ぼんぼりに… おはなをあげましょ…もものはな…桃の節句ということで今回は桃紋をピックアップ。桃は中国原産のバラ科の落葉小高木。夏に水分の多い甘い果実を実らせる。 語源には真実(まみ)、燃実(もえみ)からの転化や多くの実をつけるとして百(もも)とした説などがあるがはっきりしていない。 日本ではお伽噺の桃太郎が有名。 『古事記』では伊弉諸尊(いざなぎのみこと)が黄泉醜女(よもつしこめ)に桃を投げつけ退治し、桃に大神実命(おおかむづみのみこと)の名を与えた。 中国神話では西王母の住処に三千年に一度...
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