和の文化 | 和の素敵 - Part 5
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和の文化

飲茶の風をたどって 「飲茶法の変遷」美味であったお茶

  お茶を楽しもう こんにちは。今日も昨日に続いて栄西の「喫茶養生記」から、飲茶の変遷を。 茶のたて方、茶器のことなど昔はどうだったのでしょうね。現在のお茶の生産ですが、28年度の農林水産省の発表では、収穫後それぞれの産地で茶葉に加工され消費地において製茶にブレンドして販売されます。 荒茶段階では約1000億円の産業規模があるそうです。 おもな産地は一番が静岡県、そして鹿児島県、三重県と続き京都府は4番目、5番目に福岡県が続きます。 上位3県で全国の栽培面積の約7割を占めるそうです。 京都は少ないのですね、びっくり。お茶の種類としては、「...

飲茶の風をたどって 「飲茶のおこり」

  喫茶は身体を良くしてくれます こんにちは。お茶の花をご覧になったことありますか。 今、ちょうど可愛く咲いているころです。 中国の「桐君録(どうくんろく)」によると、「茶の花の形は梔子(くちなし)の花の如くで、その花の色は白い」とあります。 「茶経」にも「茶の樹の葉は梔子の葉に似ていて、その花の白いことは薔薇の如くである」とあります。宋の国からお茶の種を持ち帰ってきた栄西の「喫茶養生記」には、「茶は養生の仙薬であり、人の寿命を延ばす妙術を具えたものである。」と書かれています。 現代のようにエビデンスがあるわけではありませんが、茶の効能は長い経験か...

茶を喫することによっての養生の記「序」 栄西が録す

  栄西の「喫茶養生記」 こんにちは。臨済宗の開祖であり、建仁寺の開山でもある明菴栄西(みょうあん えいさい)(永治元年(1141)~健保3年(1215))は、廃れていた喫茶の習慣を日本に再び伝えました。 栄西が書いた「茶は養生の仙薬なり・・・」で始まる「喫茶養生記」は鎌倉時代の代表的な医書の一つです。 鎌倉幕府の3代将軍源実朝に献上したことで広く知られ日本で本格的に飲茶の習慣が普及しました。この「喫茶養生記」の最初に書かれている「茶は養生の仙薬であり」、とっても興味ひかれませんか。 鎌倉時代を代表する医書にはなんて書かれているのでしょうね。 それ...

霜降(そうこう) 朝夕にぐっと冷え込み霜が降りるころ

  二十四節季で「霜降(そうこう)」のころ こんにちは。二十四節季で「霜降(そうこう)」の頃。 朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りてくるころのこと。 初めは山の方で、十二月に入ると町にも霜がやってきます。本当に冷え込んできましたね。 山間を歩くと色づいた落葉が。 サクサクと枯れ葉が気持ちよく迎えてくれます。 くぬぎや楢、樫や柏の木の実がどんぐり。 まん丸いものから、先のとんがったものまで形はいろいろ。 縄文時代には渋抜きをして食べていたといわれますが、種類によってはほのかな甘みがあるものもあります。 秋のどんぐり拾いは、子どものころの遠足の思い...

日本茶の真心を伝えつづける「伊達茶」

  伊達茶は美味しい! こんにちは。先日、仙台にお伺いしたとき伊達家十八代当主の伊達泰宗さまから伊達茶をいただきまして。 ご当主と食事の時に浄住寺のお茶の話をしてましたら「伊達にも素晴らしいお茶があるよ」とのお話しからご縁をいただきました。 でも、失礼ながら仙台にもお茶があるのですね。 お茶の栽培の北限はどこなのかなと。お茶は比較的温暖で、かつ適度な降水量のある地域で栽培されます。 近年、北緯45度から南緯45度にわたる地域で広く栽培されています。 北は青森から南は沖縄まで広く栽培されていますが、東北地方ではごくわずかしか栽培されていません。 ...

「仙台藩第四代伊達綱村公(浄住寺方丈ご寄進)」 三百年遠忌

  仙台藩第四代伊達綱村公 三百年遠忌 こんにちは。この週末、仙台へ行ってきました。 「肯山公(伊達綱村公)三百年遠忌シンポジウム」に参加、仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏のご講演を伺ってきました。 伊達綱村公は浄住寺が1687年に黄檗宗として再興したときに、開山の鐵牛禅師に帰依されていたご縁で当時の仙台藩江戸屋敷(どの江戸屋敷かはわかっていません)をご寄進賜りました。 江戸から海を渡り大坂に着き、淀川を上り桂で荷を下ろし再度組み立てたと伝わります。 本当にありがたいことです。今日は伊達綱村公についてのお話し。(参考図版 浮世絵「早苗鳥...

「かげ」の力を信じる日本人 なぜ「おかげさま」というの?

  「おかげ」を広く行き渡らせたのが「御蔭参り」 こんにちは。「おかげさま」「お蔭様」「あなとのおかげ」などと自然に口から出る日常の挨拶ことばがあります。 みなさんも何度も口にしたことがあると思います。 人から受けた恩恵・力添えに対する感謝の言葉で、相手を思いやる日本人の慎み深さが表された美しい挨拶後です。 日本人の謙虚さが表現されたいいことばのように見えますが、「あいつのおかげでひどい目にあった」という場合、相手からの影響(それも悪い方の影響)として「おかげ」ということばを遣うときもあります。神仏の加護の意味を持つ「御蔭」を広く行き渡らせたのが、江...

「恵比寿講」 日本中の神さまが出雲にいかれたから恵比寿さまなのです

  留守を守る恵比寿さま こんにちは。 今日は恵比寿講。七福神にも数えられる恵比寿さま。 恵比寿講は、神無月で日本国中の神さまが出雲へと出払ってしまった留守を守るこの神に、商売繁盛を願う行事です。 鯛を抱え、釣竿を持った姿の恵比寿はもともと海の向こうから来た漁業の神さま。 次第に市場の神、商売の神としてあがめられていきました。 商家ではこの日、座敷に恵比寿さまの掛け軸を掛けて尾頭つきの鯛や大福帳、現金などを供えます。 神前では家族や店員たちが、品物を千両や万両という大きな値段で売り買いしてみせるユーモラスな所作が行われ、商売繁盛の縁起をかつぎます。 ...

名残(なごり)おしいといいますが、どうして「名」と「残」のなのでしょうね?

  なぜそう書くの?なぜそう読むの? こんにちは。私たちはたくさんの言葉を使って会話をし、また本や新聞などを読みながら、たくさんの言葉と出会っています。 そのなかには、よくよく考えてみると「なぜそう書くの?」「なぜそう読むの?」といった疑問をもたせる不思議な言葉が結構あります。私たちはふだんは何気なく言葉と接しているため、改めて探してみないと気づかないですが、不思議な言葉たくさんありますね。 今日はその中から「名残」「何卒」「名前」と探ってみたいと思います。  「名残」 その名は何を意味しているのでしょうか? あることがらが起こり...

ご飯用の椀がなぜ「茶碗」というの?「茶番劇」は?

  ご飯用の椀がなぜ「茶碗」というの? こんにちは。お茶のことをいろいろと書いてますが、いつも思う疑問、どうしてご飯用の椀を「茶碗」というの?と。 不思議に思いませんか、ご飯用ですよ。茶碗だからといって、その椀ではお茶は飲まないですよね。 お茶を飲む椀は「湯飲み茶椀」、あるいは「湯飲み」といいますよね。 ますますわからなくなってきた。茶碗はもともとお茶を飲むための椀のことでした。 平安時代、中国からお茶と一緒にお茶の道具として磁器がもたらされました。 日本で磁器を作る技術がなく、しばらくは中国からの焼物(陶磁器)を輸入しており、それらを総...

「茶花」とは何か 古人の言葉で「花は足で活けよ」

  花は足で活けよ こんにちは。今日も茶花のお話し。 野に咲く花、名前も知らないけれどかがんで見てみると楽しそう。 一輪で咲いているのか、仲間と一緒に遊んでいるのか。 風にそよぎながらふわふわって。 弱そうなのにとっても強いのでしょうね。 芯がしっかりしてるから。 見習わなければ。古人の言葉で「花は足で活けよ」あとあります。 足で活けるとは、自分が花を探しに出向き、花が咲く様を見て、採って花入れに入れることと思います。 厳しい自然環境で育った花は、栽培した花よりも勢いがあり、花の色も綺麗です。花と花入れの調和を考えて、剪り採る花はで...

「茶花」とは何か 茶道?花道? いつから使われてるの?

  野に咲く花に美がある こんにちは。野に咲く花に「雑草という名はない」と言われた昭和天皇。 それぞれの花には命と名があります。 忙しく過ごしている現代、道端の花に気づかず時が過ぎていきます。 でも、ちょっとだけだけでいいから、いつも通ってる道を見ていくと季節ごとの花が咲いているかも。 それも「咲いてますよ」って主張しないで、可憐に咲いています。 そんな命ある花を自分のために、茶室の床の間に。 なんて自分勝手なんでしょうか。 でも「ごめんなさい」「ありがとう」って思っているから、もともとそこにいたかのように、思いを込めて一番自然に。そんな「茶...

日本一美しい絵の具のこと、そして筆のお話し  松久佳遊さん「祈りの世界」より

  日本一美しい絵の具のこと 胡粉という絵の具があります。日本画の絵の具の中でも扱いにくいモノのひとつですね。もちろん胡粉にも種類がありますが、絵を描くにはなるべく良いものを選んでいます。胡粉の良さは、なんといってもその発色の美しさに他なりません。キメの細かさのせいなのか、輝くような美しさをもっています。他の絵の具に比べて拵え方も特殊です。日本画を習った方ならご存知と思いますが 膠を使う事は共通であるものの、胡粉は少々メンドくさい作りかたをします。1.乳鉢ですり潰す。 2.皿に取り濃い目の膠で練る。 3.しっか...
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