松久佳遊 祈りの世界ー仏画と仏像 | 和の素敵
Slider

日本の素敵を世界へ発信する、
和のメディア

松久佳遊 祈りの世界ー仏画と仏像

小さな小さな仏さまたち  最近一番びっくりしたこと⑤

  小さな小さな仏さまたち さてさて。浄住寺さま。そして、装潢師(そうこうし)の宇佐美さんにお越しいただきました。いよいよお釈迦さまの頭部から出てきた小さな包みの開封です。ちなみに装潢師とは、絵画や古文書など文化財の保存修理を専門とした技術者の事を言います。以前出て来た美しい写経なども装潢師さんにおまかせする事で、もっといろいろな事が分かってくる事と期待してます。とはいえ、開封作業はとてもデリケートです。時間をかけて少しずつ少しずつ竹のヘラで剥がしていきます。うーむ。せっかちな私にはとてもじゃないけど...

ご本像の頭部の内側から  最近一番びっくりしたこと④

  ご本像の頭部の内側から 浄住寺の本尊、釈迦牟尼像から納入品が出て来た件についてまだ細かいところはわかっていません。お修理は粛々と進んでいます。本尊の漆塗りの下に貼ってあった南無阿弥陀仏と書かれていた紙はずいぶんと虫に食われていたことからやはり新しく漆箔を施す事となりました。 まずは水で汚れや古い漆など木地が出るまで洗い落とす作業から始まります。接着力の落ちた古い膠も全て取り除き新しく接着していきます。要は、木で彫られた部分だけが昔のものであとは全て新しい材料でし直す方法です。 ...

浄住寺の出山釈迦とお地蔵さん  最近一番びっくりしたこと③

  出山釈迦とお地蔵さん 浄住寺の釈迦牟尼像のお話の続きなのですが、お預かりした仏像は実はあと二体あります。本尊 釈迦牟尼像のお厨子が安置されてた須弥壇上には 脇の隠れたスペースに無造作に片付けられた仏さまが二体ありました。ずいぶん痛んでるようです。この際なので、片付けも兼ねて全て須弥壇から降ろしたところ これまた珍しい仏さま、そしてお地蔵さまがおられたんです。  珍しいというのは、本尊よりも小ぶりのお釈迦さまの事なんです。いわゆる出山の釈迦と言われるカタチです。修行し痩せてぼ...

阿茶の局→徳川和子→御水尾天皇→隠元禅師→鉄牛禅師→葉室頼隆

  二つのお寺  偶然ですが、かねがねご依頼のあったお寺へ続けざまに行っていました。片や京都 西京区の葉室山浄住寺そして片や東京 江東区の龍徳山雲光院全く場所も宗派も違う二つの寺ですが、不思議な接点があるように思いました。浄住寺の縁起は平安時代9世紀に円仁(慈覚大師)の創建で常住寺と号していましたが、13世紀に公卿 葉室家の菩提寺として浄住寺と改められ今に至ります。江戸時代初期に葉室頼孝が黄檗宗萬福寺の創建に力を尽くした鉄牛禅師に帰依した事により黄檗宗の寺となり浄住寺...

仏のイメージ  松久佳遊 祈りの世界より 

  仏像とはなんでしょうか?  紀元前に生まれたブッダから始まる教えが、飛鳥時代にもたらされ今に至ること。インド北部で生まれたブッダのことを口伝えであるいは経典で、広くアジアにそして大切に日本までもたらされてきたこと。ブッダ…お釈迦さまと呼びますね。お釈迦さまだけでなく教えのなかで他の仏さまも増えて行きます。それぞれの時代に、それぞれの国の人々がつくった仏像に出会うことのなんて不思議。みんなお釈迦さまのことを慕い、イメージをかたちに変えてきたのですよ。  そのお姿に手を合わせる   ...
Translate »