読みもの | 和の素敵 - Part 3
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読みもの

「主人公」それは自分ですよ しっかりやってますか?

  「菜虫(なむし)蝶と化す」 こんにちは。お彼岸ですね。 七十二候(3月15日~19日頃)では「菜虫(なむし)蝶と化す」の頃。 冬を過ごしてきたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころです。 やわらかな春の日を浴びて、羽がみずみずしく輝きます。昔の人は、蝶のことを「夢虫(ゆめむし)」や「夢見鳥」と呼んでいました。 その呼び名は古代中国の思想家、壮子の説話「胡蝶の夢」に由来するそうです。 蝶になる夢を見たければ、本当の私は蝶で、いま人間になっている夢を見ているだけではないか、という話です。 夢と現(うつつ)が混じり合う幻想的な蝶のイメージは、昔もい...

「金門五三桐☆」お芝居の地へ  ときめき☆歌舞伎 第79回 

  お芝居の地へ 金門五三桐☆ ときめき☆歌舞伎 第79回 寿初春大歌舞伎で観劇した「金門五三桐(きんもんごさんのきり)」。通し狂言で見どころたっぷりで盛り上がりました~☆ 毎回観劇ツアーに参加くださっている蓮沼さんを1年ぶりに引きずりまわして「金門五三桐」ゆかりの地を訪ねてみました。昨年の記事「第65回 お芝居の地へ 良弁杉由来」は、こちら↓↓↓https://wanosuteki.jp/post_20715   ◆絶景かな~ 絶景かな~☆ &nb...

黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)  御譲位の一連の儀式が始まりました

(写真:週刊読売 1990.11.27「即位の礼 全記録」より)  御告文を大和言葉で こんにちは。昨日、天皇陛下の譲位関連の一連の儀式の始まりとして「退位及びその期日奉告の儀」が宮中三殿で行われました。 皇太子さまをはじめとする皇族方が陪席されたほか、宮内庁職員など30人が参列されました。 陛下は午前10時、参列者が見守る中、天皇のみが着ることが許される祭儀の正装「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に身を包み、三殿中央の賢所に進まれ、陛下は拝礼の後、譲位することとともに、譲位が4月30日となる趣旨の「御告文(おつげふみ)」を日本古来の大和言葉で読み上げら...

「露地」 茶会へのプロローグ

  今日はお水取り、もう春はそこまで こんにちは。奈良の東大寺の二月堂で「お水取り」。 くらやみの中で、パチパチザザアと燃えて落ちる「おたいまつ」。 十二日の深夜、若狭の水を二月堂の中にうつす儀式。 籠松明(かごたいまつ)のいっぽんの重さは八十キロ。 大松明の火は、二月堂の欄干でふりおとされます。 この燃えかすをひろうと、無病息災。 東大寺のお水取りが終わると「もう、春やなあ」と、どこかうきうき。春の語源は、「万物の発(ハ)る季節」「季節の芽の張(ハ)る時」などから。 なんにも変化がないように見える土の下から、突然顔を出す小さな芽。 その間...

「神楽」とは  オリンピックに神楽を

(写真:岩上神社例大祭「太駄神楽舞」)  神楽をオリンピックの開会式で こんにちは。みなさま、今日は何の日かご存知ですか。 「ありがとうの日」だそうです。 三と九の語呂をあわせて、サンキュー。庭のクリスマスローズがせいぞろいして咲いています。 白、うすみどり、あかむらさき、ピンク、清楚で繊細な顔。 「ありがとう」とはずかしそうに下を向いておじぎをしたまま。古来より、日本人は八百万あらゆるものに感謝の気持ちを込めて「ありがとう」って。さて、オリンピックの開会式に「この世界がいつも平和でありますように」と日本中の神楽が集まって子供達...

「お内裏さま」とは  立纓は天皇陛下のみ

  上巳の節句は穢れを洗い清めてくれます こんにちは。木蓮(もくれん)の花のつぼみが、両手を合わせて空に向かって伸びています。 やさしい産毛をまといながら。 あの手の中に、今年の春が入っています。 蓮の花に似ているから木蓮なのでしょうか。3日は上巳の節句、ひな祭りでした。 お内裏さまと三人官女、五人囃子の雛壇はお家で飾ることが難しいお家事情。 土人形の小さめなお内裏さまは飾られましたか。 3月の初めの「巳の日」に穢れを洗い清めて、水に流すという日。 ひとがたに災(わざわ)いや厄をうつして流します。さて、今日はひな祭りに飾られる「お内裏...

「起き上がりこぼし」七転び八起き 不屈の精神で平和を願う

   「起き上がりこぼし」七転び八起き こんにちは。七十二候では「草木萌え動く」ころ。 しだいにやわらぐ陽光の下、草木が芽吹きだすころです。 冬の間に蓄えられていた生命の息吹が外へ現れてきます。ふと気がつけば道ばたに咲いている名もない花に目を向けてしまいませんか。 その花に向けて歌にするほどに、古来自然と人は近しく暮らしていました。 雨水も末候となると春に気配が増し、草木の息吹をそこそこに感じてきます。さて、先日、京都伝統工芸館に卒業生の作品展に行ったとき新谷管長さんより「起き上がりこぼし」京都展に達磨さんを書いてくれませ...

弥生(やよい)「和永」  黎明書簡より

  弥生(やよい) いよいよ平成の御代も終わり、新しい御代を迎えようとしています。この国にとって、元号の持つ意味は大きく、またその元号を以て、御世を表すことができるのです。「和永」これは、そもそも我が国の元である、大和の和、そして治世の源である「和を以て貴しと為す」という崇高な理念の和。今こそ、我が国が手本となり永く世界に和をもたらす為の働きをなす為に「和永」という元号が今、望ましいのではないでしょうか。徳川家康が江戸に幕府を開き、争いのない御世を築く願いを持って付けられた元号は「元和」です。和を元(はじめ)とするという願いの「元和...

「男雛と女雛、左右どっち?」 成願義夫さんのお話し

  『男雛と女雛、左右どっち?』 もうすぐ雛祭りですね。 そこで、雛人形にちなんだお話。 皆さまは雛飾りの主役、男雛と女雛の左右の位置関係をご存知でしょうか? 男雛はどっちだったけ?と記憶もあやふやな男性が多いのでは?(笑)現代では向かって左に男雛を配置した飾り方が一般的になっています。 これを『関東雛(現代式)』と言います。しかし本来は左右が逆でした。 これは、明治時代に西欧式の礼法を取り入れたことから左右が逆になったと云われています。 京都では一部昔のしきたり通りに男雛を向かって右に配置した飾り方があります。 この飾り方を『京雛(古式)』と言...

「仕来り」(しきたり) 親から子へ 子から孫へと伝えられるもの

   叩いた手も傷ついている こんにちは。先日テレビで、親が子供を叩いていいのか?と討論してました。 学校教育現場やクラブ活動、相撲部屋など家庭だけでなくいろいろな所で問題となっています。叩いていいのか?と問われると、叩くのは良くないと多くの方は答えると思います。 でも、時には叩くことが必要な時があるかもしれません。叩いて問題になるのは、その叩いた手に本当の愛情があるかないかではないでしょうか。 叩かれた方はもちろん痛いし傷つくでしょう、でも、愛を持った手で叩いた方はもしかしたらもっと傷ついているのかもしれません。 心が。...

ドナルド・キーンさん死去 誰よりも日本を愛した人  和の素敵な人たち

  ドナルド・キーンさん お会いしたかった こんにちは。とっても悲しいお知らせ。 日本と日本文学をこよなく愛し、晩年は日本に帰化したドナルド・キーンさん。 そのキーンさんが24日、96歳で亡くなられました。日本語はもちろん達者。 多くの日本人文学者と親交を深められ、英語と日本語両方で執筆され、海外に広く日本文学を紹介するとともに日本人に古典文学の魅力を再認識させてくれました。 https://youtu.be/TrWc0rts9ww日米関係の雲行きが怪しくなった1940年、18歳だったキーンさんがニューヨークの書店で...

「龍」とは、天とこの地を結ぶもの

  「龍」とは、天とこの地を結ぶもの こんにちは。先日、学生時代からとってもお世話になっている先輩、東京・上野の下谷神社、阿部宮司のところに伺いました。 下谷神社は大正12年の関東大震災の時、社殿を悉く焼失しましたが、昭和3年に現在地に移転・新築しました。 その際に新築する拝殿に後世永く誇りえる如き立派な絵を天井に掲げたいという氏子一同の願いから、あの近代日本画壇の巨匠、横山大観が拝殿天井に龍の絵を描かれたそうです。上の絵がその横山大観が書かれた「龍」です。 髭が・・・前に伸びていってる! なんと素晴らしいことでしょうか。 この時の横山大観の逸話...

蓮の蕚(うてな)蓮台の事をいいます  松久佳遊さん「祈りの世界」より

  蓮の蕚(うてな) 蓮台の事を指すのですね。 阿弥陀さまの両脇に観音菩薩と勢至菩薩がついておられます。 来迎の阿弥陀さま、いわゆる死者を迎えに来てくださるシチュエーションというか。 この場合の観音菩薩は、両手に蓮を持っているのですね。この蓮のうてなに死者のタマシイを乗せて浄土へと連れて行ってくれるらしいです。仏画では、阿弥陀さまは二十五菩薩と共に雲に乗って来られる様を描いたのがよく見かけます。それぞれに楽器を持ってたり、踊っていたりして楽しそうな菩薩さまたちに囲まれています。 阿弥陀さまの側には必ず蓮を持って観音さまが従ってられますね。 ...
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