読みもの | 和の素敵 - Part 3
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新元号「令和」 元号ってなんですか? 

  新元号「令和」 こんにちは。新しい元号が「令和(れいわ)」に決まりましたね。出典は万葉集。 645年の「大化」から現在の「平成」」まで計247の元号すべてが中国の古典を典拠としてきた元号の歴史に、初めて日本の国書(古書)由来の元号が登場することになった意義は大きく、心から歓迎したいです。奈良時代に編纂された我が国最古の歌集である万葉集には、天皇や皇族、貴族のほか、防人や農民かで幅広い階層の人々が詠んだ詩が収められています。安倍首相は談話で、万葉集を「わが国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書」とした上で、「明日への希望とともに、そ...

卯月(うづき)「清明」  黎明書簡より

  卯月(うづき) 中国二十四節季の一つ。新暦4月4日、5日ごろにあたる。気候もすっかり温暖となり、桃やスモモの花が咲き、柳が緑にけむって、まさに清明(すがすがしい)と呼ぶにふさわしい。唐代以降、郊外に出かけて酒宴を開く、いわゆる踏青(とうせい)の行事が盛んになったのも新鮮な緑へのあこがれのためである。清明とは「清浄明潔」の略で「万物ここに至りて皆潔斎にして清明なり」という意味であり、これは自然の気が最も盛んになると言うことを表している。二十四節季にはこの様に美しい言葉と先人の瑞々しい感性をう伺い知る事ができるのである。&n...

「花を咲かせたり 咲かせてもらったり」 人生楽しく

(絵:上野花見図屏風’(部分 17世紀末))  「花が咲く」 こんにちは。気持ちのよい桜日和、のんびりしたくなる日です。 染井吉野の開花日の北上するさまを天気図の前線に喩えたものが桜前線。 大阪と京都では今日、開花宣言。私たち日本人のさくら大好きは尋常ではないくらい。 古より愛される桜は日本人の心情に深く結びついているからですね。ご存知でした、今日は「桜の日」ということ。 1992年に日本さくらの会が「3(さ)×9(く)=27」の語呂合わせで3月27日を桜の日としたそうです。 桜を通じて日本の歴史や文化、風土をあらためて関心を深めても...

「やまと心」 古来から大切にしてきました

  古来から大切にしてきた「やまと心」 こんにちは。今日は七十二候「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」です。 そろそろ桜が咲くころ。 古来、人は桜を愛で、数々の歌を詠んできました。いまやお花見の桜といえば、染井吉野がほとんどですが、実は比較的新しい品種で江戸時代につくられたものです。 それ以前は桜といえば、山あいにほんのり咲く山桜のことでした。 花は一重で、紅を帯びています。 吉野山の山桜がつとに有名で、歌に多く詠まれていますね。今日は、古来から大切にしてきた「やまと心」のお話を出口光さんのご本「幸せになる言葉 幸せにする言葉」より。...

「鉄輪」 地歌舞の中では、女性の怨念もの

  「鉄輪(かなわ)」地歌舞 舞華会(3月23日(土)青蓮院門跡にて)、最後の舞は、本行ものの『鉄輪』でございます。 今回は大変嬉しいことに、鉄輪を舞うということで貴船神社の高井宮司がご参加くださることになりました。 そして、貴船と鉄輪について直接お話をしてくださることになりました。 私どもも大変楽しみにしております。地歌舞の中では、女性の怨念ものを扱った作品として代表されるものに、この『鉄輪』と『葵上』がございます。ともに、能から取材した大変重たい作品です。よく対比されるのは、葵上は、主人公が先の帝の后として高貴な身分の女性の強い嫉妬として描か...

「社日(しゃにち)」 今日は産土神をお祀りする日

  終日のたりのたりかな こんにちは。二十四節季の「春分」の頃、「春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな」(与謝蕪村)の句を思い出してしまいます。 この句は、丹後与謝の海を詠んだともいわれています。 冬の荒海とは異なり、明るく輝くまどろむような春の穏やかな海の情景が現れます。終日=ひねもす、一日中という意味ですが、「ひ」は「日」かな。 のたりのたり、この言葉を聞くだけで「のんびり、のんびり」って気になってしまいます。 いいですね「終日のたりのたりかな」って。 この週末は春の海を見に行きたくなりました。さて、今日は「社日(しゃにち)」。 ...

「主人公」それは自分ですよ しっかりやってますか?

  「菜虫(なむし)蝶と化す」 こんにちは。お彼岸ですね。 七十二候(3月15日~19日頃)では「菜虫(なむし)蝶と化す」の頃。 冬を過ごしてきたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころです。 やわらかな春の日を浴びて、羽がみずみずしく輝きます。昔の人は、蝶のことを「夢虫(ゆめむし)」や「夢見鳥」と呼んでいました。 その呼び名は古代中国の思想家、壮子の説話「胡蝶の夢」に由来するそうです。 蝶になる夢を見たければ、本当の私は蝶で、いま人間になっている夢を見ているだけではないか、という話です。 夢と現(うつつ)が混じり合う幻想的な蝶のイメージは、昔もい...

「金門五三桐☆」お芝居の地へ  ときめき☆歌舞伎 第79回 

  お芝居の地へ 金門五三桐☆ ときめき☆歌舞伎 第79回 寿初春大歌舞伎で観劇した「金門五三桐(きんもんごさんのきり)」。通し狂言で見どころたっぷりで盛り上がりました~☆ 毎回観劇ツアーに参加くださっている蓮沼さんを1年ぶりに引きずりまわして「金門五三桐」ゆかりの地を訪ねてみました。昨年の記事「第65回 お芝居の地へ 良弁杉由来」は、こちら↓↓↓https://wanosuteki.jp/post_20715   ◆絶景かな~ 絶景かな~☆ &nb...

黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)  御譲位の一連の儀式が始まりました

(写真:週刊読売 1990.11.27「即位の礼 全記録」より)  御告文を大和言葉で こんにちは。昨日、天皇陛下の譲位関連の一連の儀式の始まりとして「退位及びその期日奉告の儀」が宮中三殿で行われました。 皇太子さまをはじめとする皇族方が陪席されたほか、宮内庁職員など30人が参列されました。 陛下は午前10時、参列者が見守る中、天皇のみが着ることが許される祭儀の正装「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に身を包み、三殿中央の賢所に進まれ、陛下は拝礼の後、譲位することとともに、譲位が4月30日となる趣旨の「御告文(おつげふみ)」を日本古来の大和言葉で読み上げら...

「露地」 茶会へのプロローグ

  今日はお水取り、もう春はそこまで こんにちは。奈良の東大寺の二月堂で「お水取り」。 くらやみの中で、パチパチザザアと燃えて落ちる「おたいまつ」。 十二日の深夜、若狭の水を二月堂の中にうつす儀式。 籠松明(かごたいまつ)のいっぽんの重さは八十キロ。 大松明の火は、二月堂の欄干でふりおとされます。 この燃えかすをひろうと、無病息災。 東大寺のお水取りが終わると「もう、春やなあ」と、どこかうきうき。春の語源は、「万物の発(ハ)る季節」「季節の芽の張(ハ)る時」などから。 なんにも変化がないように見える土の下から、突然顔を出す小さな芽。 その間...

「神楽」とは  オリンピックに神楽を

(写真:岩上神社例大祭「太駄神楽舞」)  神楽をオリンピックの開会式で こんにちは。みなさま、今日は何の日かご存知ですか。 「ありがとうの日」だそうです。 三と九の語呂をあわせて、サンキュー。庭のクリスマスローズがせいぞろいして咲いています。 白、うすみどり、あかむらさき、ピンク、清楚で繊細な顔。 「ありがとう」とはずかしそうに下を向いておじぎをしたまま。古来より、日本人は八百万あらゆるものに感謝の気持ちを込めて「ありがとう」って。さて、オリンピックの開会式に「この世界がいつも平和でありますように」と日本中の神楽が集まって子供達...

「お内裏さま」とは  立纓は天皇陛下のみ

  上巳の節句は穢れを洗い清めてくれます こんにちは。木蓮(もくれん)の花のつぼみが、両手を合わせて空に向かって伸びています。 やさしい産毛をまといながら。 あの手の中に、今年の春が入っています。 蓮の花に似ているから木蓮なのでしょうか。3日は上巳の節句、ひな祭りでした。 お内裏さまと三人官女、五人囃子の雛壇はお家で飾ることが難しいお家事情。 土人形の小さめなお内裏さまは飾られましたか。 3月の初めの「巳の日」に穢れを洗い清めて、水に流すという日。 ひとがたに災(わざわ)いや厄をうつして流します。さて、今日はひな祭りに飾られる「お内裏...

「起き上がりこぼし」七転び八起き 不屈の精神で平和を願う

   「起き上がりこぼし」七転び八起き こんにちは。七十二候では「草木萌え動く」ころ。 しだいにやわらぐ陽光の下、草木が芽吹きだすころです。 冬の間に蓄えられていた生命の息吹が外へ現れてきます。ふと気がつけば道ばたに咲いている名もない花に目を向けてしまいませんか。 その花に向けて歌にするほどに、古来自然と人は近しく暮らしていました。 雨水も末候となると春に気配が増し、草木の息吹をそこそこに感じてきます。さて、先日、京都伝統工芸館に卒業生の作品展に行ったとき新谷管長さんより「起き上がりこぼし」京都展に達磨さんを書いてくれませ...
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