和の徒然 | 和の素敵 - Part 3
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和の徒然

「仙台藩第四代伊達綱村公(浄住寺方丈ご寄進)」 三百年遠忌

  仙台藩第四代伊達綱村公 三百年遠忌 こんにちは。この週末、仙台へ行ってきました。 「肯山公(伊達綱村公)三百年遠忌シンポジウム」に参加、仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏のご講演を伺ってきました。 伊達綱村公は浄住寺が1687年に黄檗宗として再興したときに、開山の鐵牛禅師に帰依されていたご縁で当時の仙台藩江戸屋敷(どの江戸屋敷かはわかっていません)をご寄進賜りました。 江戸から海を渡り大坂に着き、淀川を上り桂で荷を下ろし再度組み立てたと伝わります。 本当にありがたいことです。今日は伊達綱村公についてのお話し。(参考図版 浮世絵「早苗鳥...

「かげ」の力を信じる日本人 なぜ「おかげさま」というの?

  「おかげ」を広く行き渡らせたのが「御蔭参り」 こんにちは。「おかげさま」「お蔭様」「あなとのおかげ」などと自然に口から出る日常の挨拶ことばがあります。 みなさんも何度も口にしたことがあると思います。 人から受けた恩恵・力添えに対する感謝の言葉で、相手を思いやる日本人の慎み深さが表された美しい挨拶後です。 日本人の謙虚さが表現されたいいことばのように見えますが、「あいつのおかげでひどい目にあった」という場合、相手からの影響(それも悪い方の影響)として「おかげ」ということばを遣うときもあります。神仏の加護の意味を持つ「御蔭」を広く行き渡らせたのが、江...

「恵比寿講」 日本中の神さまが出雲にいかれたから恵比寿さまなのです

  留守を守る恵比寿さま こんにちは。 今日は恵比寿講。七福神にも数えられる恵比寿さま。 恵比寿講は、神無月で日本国中の神さまが出雲へと出払ってしまった留守を守るこの神に、商売繁盛を願う行事です。 鯛を抱え、釣竿を持った姿の恵比寿はもともと海の向こうから来た漁業の神さま。 次第に市場の神、商売の神としてあがめられていきました。 商家ではこの日、座敷に恵比寿さまの掛け軸を掛けて尾頭つきの鯛や大福帳、現金などを供えます。 神前では家族や店員たちが、品物を千両や万両という大きな値段で売り買いしてみせるユーモラスな所作が行われ、商売繁盛の縁起をかつぎます。 ...

名残(なごり)おしいといいますが、どうして「名」と「残」のなのでしょうね?

  なぜそう書くの?なぜそう読むの? こんにちは。私たちはたくさんの言葉を使って会話をし、また本や新聞などを読みながら、たくさんの言葉と出会っています。 そのなかには、よくよく考えてみると「なぜそう書くの?」「なぜそう読むの?」といった疑問をもたせる不思議な言葉が結構あります。私たちはふだんは何気なく言葉と接しているため、改めて探してみないと気づかないですが、不思議な言葉たくさんありますね。 今日はその中から「名残」「何卒」「名前」と探ってみたいと思います。  「名残」 その名は何を意味しているのでしょうか? あることがらが起こり...

ご飯用の椀がなぜ「茶碗」というの?「茶番劇」は?

  ご飯用の椀がなぜ「茶碗」というの? こんにちは。お茶のことをいろいろと書いてますが、いつも思う疑問、どうしてご飯用の椀を「茶碗」というの?と。 不思議に思いませんか、ご飯用ですよ。茶碗だからといって、その椀ではお茶は飲まないですよね。 お茶を飲む椀は「湯飲み茶椀」、あるいは「湯飲み」といいますよね。 ますますわからなくなってきた。茶碗はもともとお茶を飲むための椀のことでした。 平安時代、中国からお茶と一緒にお茶の道具として磁器がもたらされました。 日本で磁器を作る技術がなく、しばらくは中国からの焼物(陶磁器)を輸入しており、それらを総...

「茶花」とは何か 古人の言葉で「花は足で活けよ」

  花は足で活けよ こんにちは。今日も茶花のお話し。 野に咲く花、名前も知らないけれどかがんで見てみると楽しそう。 一輪で咲いているのか、仲間と一緒に遊んでいるのか。 風にそよぎながらふわふわって。 弱そうなのにとっても強いのでしょうね。 芯がしっかりしてるから。 見習わなければ。古人の言葉で「花は足で活けよ」あとあります。 足で活けるとは、自分が花を探しに出向き、花が咲く様を見て、採って花入れに入れることと思います。 厳しい自然環境で育った花は、栽培した花よりも勢いがあり、花の色も綺麗です。花と花入れの調和を考えて、剪り採る花はで...

十月大歌舞伎 観劇ツアー☆  ときめき☆歌舞伎 第72回

  十月大歌舞伎 観劇ツアー☆ ときめき☆歌舞伎 第72回十月大歌舞伎をみなさんと一緒に観劇してきました~☆市川斎入さんと市川右團次さんの襲名披露公演です。おめでたい公演ですが、それよりも右近さんの大奮闘に、メロメロでした~♪   ◆ときめき☆歌舞伎塾  今回は、「市川右團次家」と、「雙生隅田川(ふたごすみだがわ)」について。 近年襲名披露のあった「中村芝翫」「松本幸四郎」に比べて歴史も短く、資料も少ないのですが実は、現代の歌舞伎に大...

「茶花」とは何か 茶道?花道? いつから使われてるの?

  野に咲く花に美がある こんにちは。野に咲く花に「雑草という名はない」と言われた昭和天皇。 それぞれの花には命と名があります。 忙しく過ごしている現代、道端の花に気づかず時が過ぎていきます。 でも、ちょっとだけだけでいいから、いつも通ってる道を見ていくと季節ごとの花が咲いているかも。 それも「咲いてますよ」って主張しないで、可憐に咲いています。 そんな命ある花を自分のために、茶室の床の間に。 なんて自分勝手なんでしょうか。 でも「ごめんなさい」「ありがとう」って思っているから、もともとそこにいたかのように、思いを込めて一番自然に。そんな「茶...

日本一美しい絵の具のこと、そして筆のお話し  松久佳遊さん「祈りの世界」より

  日本一美しい絵の具のこと 胡粉という絵の具があります。日本画の絵の具の中でも扱いにくいモノのひとつですね。もちろん胡粉にも種類がありますが、絵を描くにはなるべく良いものを選んでいます。胡粉の良さは、なんといってもその発色の美しさに他なりません。キメの細かさのせいなのか、輝くような美しさをもっています。他の絵の具に比べて拵え方も特殊です。日本画を習った方ならご存知と思いますが 膠を使う事は共通であるものの、胡粉は少々メンドくさい作りかたをします。1.乳鉢ですり潰す。 2.皿に取り濃い目の膠で練る。 3.しっか...

「十三夜」「後の月」「芋名月」 様々な表情を見せる月

(絵:「風流源氏つくだ」 歌川広重・三代豊国 )  「十三夜」「後の月」「芋名月」 こんにちは。10月に入るとますます空気が澄み、夜空も美しさを増してきます。 秋の月は吸い込まれそうに美しく、十五夜が終わってしまっても毎日お月見したくなるほどです。十五夜は旧暦8月15日に見えるほぼ満月のことですが、十三夜は旧暦9月13日に見える少し欠けた月のことです。 現在の暦では必ず10月13日に見えるというわけではなく、その年によって変わります。今年は10月21日の日曜日、楽しみですね。 十五夜に対して「後の月」ともいいます。  ...

自然治癒力 人間にもともと備わっている能力の一つ

  人間はもともと素晴らしい力を持っていた こんにちは。最近よく話に出てくるのですが、人間はもともと素晴らしい力を持っていたと思います。 きっとこの近代の世界に向かう過程で人間が作ったものに頼るようになり、自分の持っていた力を封印、いや無くしてきたのではないかと思います。 五感もその一つ、いや五つ。 きっと第六感という途方もない力もあったのでは、と思っています。 みなさんはどのように思われますか。 今日はその人間がもともと持っていた「自然治癒力」のことをHauʻoli Me Ka Mālieさんのお話しより。 自然治癒力 自然治癒力は人間にもともと備...

『模様』『紋様』『文様』の違い  成願義夫さんのお話し

  『模様』『紋様』『文様』について この違いを明確に説明できる方は少ないのではないでしょうか。和柄は日本のデザイン分野における様式美です。 様式美とは、洗練された手順や形式に存在する美しさのことをいいます。 主に伝統的な芸術分野で使われる言葉です。今回は、日本の様式美『和柄』の一般人がほとんど区別がつかない『文様』と『紋様』の違いについて、お話しいたします。「文様」には描く者によってその形が変化し、自由な表現方法を示すニュアンスがあります。 しかし「紋」は、例えば『家紋』のように、描き手が変わっても定型的な形となり得ることを指しています...

日本最古の茶園 栂尾「高山寺」 茶園に栄西禅師と明恵上人の息吹が

      高山寺で一服 茶の歴史を知る こんにちは。連休の中、やっと訪れることができました、高山寺。 先日の台風の影響で倒木がたくさん、石水院のみの拝観しかできなかったことは残念ですが、一時をお茶とともに素敵な時間をすごしました。少しでも早く倒木が片づけられ、秋の紅葉が映えますように。 実際には職人さんがまだまだ天災による現場が多く高山寺に手が回らないのが現実です。 明恵上人と栄西禅師と茶園 華厳宗の僧である明恵上人(1173-1232)は、臨済宗...
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