日本の伝統文様  亀甲(きっこう)文様

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日本の古からの文化はとても素敵ですね。
今や日本の文化は世界中から注目されています。
文様の世界もその一つ。
原始の時代に、心にわき起こる怖れや不安を呪術的な祈りを込め、絵やかたちによって沈めようとしたことが文様の始まりと言われています。

文様は大陸からの文化の影響とともに伝えられたものも多いですが、平安時代の有職文様のように遣唐使廃止により、それまで、随・唐から伝えられていた文様が、唐風を脱して和風に味つけしなおされたものもあります。
平安貴族の美意識から生み出されたのが日本の文様の原型です。

 

六角形の亀甲文様

 

六角形の亀甲文様はその名の通り亀の甲羅の形に由来するものです。

日本では長寿吉兆の象徴「鶴亀」に結びつくため、非常に愛され・多用されている吉祥文様の一つです。

亀甲文様の歴史は古く、日本では正倉院宝物裂の中に描かれていたり、西アジアでは紀元前のレリーフに見られます。

日本においては平安時代に有職文様として定着し、その後織部陶器や能装束・小袖の小紋に使われ、今でも日常生活の中で帯締や帯地などでよく目にする文様の一つです。

亀甲文様には多くの派生文様があり、単純な六角形をつなぎ合わせた亀甲つなぎ・その六角形の中に花弁をあしらった亀甲花菱・亀甲を三つ組み合わせた毘沙門亀甲など多くの派生文様があります。

また亀甲の形が綺麗である事から紋章にも多く使われ、出雲大社の紋(亀甲に花菱)などに使われています。

 

有職文様とは

 

飛鳥時代や奈良時代に中国(隋・唐)から伝えられたもので、当時これを使用できるのは、貴族階級の者に限られていました。

一般庶民には見ることすらできない高貴なものとされ、長い間貴族の中でだけ受け継がれていきました。

この「染織文様 」は、中国風のスタイルをそのまま伝えたものでしたが、平安時代以後、貴族の衣の生活に合うように工夫され、和様化します。

その和様化された文様を「有職文様」と呼んでいます。

日本最古の貴族専用の文様も、 和様化された後、鎌倉時代の頃には武家にも使われ、次いで一般にも使用されるようになりました。

和の心 20150317 亀甲3

(毘沙門亀甲)

 

吉祥文様とは

 

古来、人は幸せであってほしいという願いを着物や帯の文様に託してきました。

また、不老長寿を願う思想から生まれた文様です。それがおめでたい模様であり吉祥文様です。

平安時代にはすでに日本独特の文様が見え、江戸期には著しく発展しました。

お祝いの気持ちを表す文様は、鶴、亀、菊、松、竹、梅、桃、兎、葡萄、瓜、唐子、桐、宝船、琵琶、藤、鯉、鶏、鳳凰、雀、四君子などがあります。

(文参考:粋屋:http://www.ikiya.jp/crest/warituke/kikkou.html)

 

 

みなさまのきものはもちろん、洋服や持ち物に幸せをいっぱい願って亀甲文様はいかがですか。

きものほど、ありとあらゆるものを意匠化して、色彩豊かに、さらに詩情ある名を付けて着るという衣裳は、よそにはありません。

変化に富む四季に恵まれ、自然を受け止めて文様とし、季節感を詩歌に詠むのも、日本人の美意識です。

 

とっても素敵な和のこと、大好きです!

いつも最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

これからも浄住寺ともども、宜しくお願いいたします。

 

他の文様:青海波矢羽根立湧松竹梅



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