九月 長月  「陰気ようやく重なり露凝って白し」

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「陰気ようやく重なり露凝って白し」

 

白露は廿四節気の15番目にあたる季節で、今年は九月七日が白露(はくろ)にあたります。

暑さが処する(落ち着くの意)「処暑」が過ぎて昼と夜の長さが同じになる「秋分」迄の季節です。

夏の気配を残しつつも朝夕は涼しくなり、草花には朝露が付き始め、芒(すすき)が金色に金色に輝くこの時期、季節の移ろいを感じます。

終わりゆく夏と迎えくる秋の気配を表す「白露」。

廿四節気や七十二候にはこんな趣のある素敵な言い回しが沢山あり、それは日本人の瑞々しい感性の顕れに他なりません。

丁酉 八月吉辰

(書・文:一般社団法人 和の道 黎明会 理事長 中山貴英)

 

ありがとうございます。

 

紫式部日記より白露の歌を。

「白露は わきてもおかじ をみなへし こころからにや 色の染むらむ 」

白露はなにもわけへだてしているわけではないですよ。 女郎花はじぶんの心から美しくなろうとしているからだろう 女は心のもちようで美しくなれるよ。

紫式部の歌、「女郎花 盛りの色を 見るにつけ 露の付かない 身こそ知られて」に時の権力者、藤原道長が返した歌です。

式部は、その花に付いている露を男性、そして相手の道長に見立てて、 露は美しい花には付きますけど、こんなに美しい盛りの花を見て、 私は露に分けへだてをされる身だと分かったわ、 と詠んだのです。

素敵ですね。

どうしたらこのような素敵な歌が読めるのでしょうか。

現象に従う心情と、本質を見通す理性との共存。

素直なこころですね。

頑張らねば。

 

今日も最後までありがとうございます。

これからも浄住寺共々、宜しくお願いいたします。

 

参考:甘味処 金花糖
   「紫式部日記」解読

 



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