なぜ? 炉開きは、旧暦亥の月の最初の亥の日なの?

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炉開きは茶人にとって大切な日

 

こんにちは。

明日は不識菴の炉開き、開炉の茶事です。

風炉を閉じ、これからの半年の炉の使用の無事を祈って行われます。

茶人の正月、一年でもっとも大切な節目の日です。

と書きながら、「炉開き」知らないことがたくさん。

 

炉開きは、旧暦亥(い)の月の最初の亥の日

 

炉開きは、旧暦亥の月の最初の亥の日におこなわれてきたそうです。

今では新暦の11月最初の亥の日、今年は11月8日ですね。

(旧暦の亥の月の最初の亥の日は、旧暦10月3日、新暦の11月20日になります)

 

なぜ?旧暦亥の月の最初の亥の日なの?

ひとつには、陰陽五行説から。

亥の月というのは、陰の気の極まる「極陰」の月だそうです。

陰の気が極まると同時に陽の気を孕むともいいます。

そして、亥の日は五行では「水」の日に当たります。

炉を開き、火を使う炉開きを水の日に行うことで、「火伏せ」、火事になりませんようにとの思いが込められてます。

また、亥の月、亥の日にこたつを出したり、囲炉裏に火を入れたりもしてきました。

これも、この冬が無事でありますようにとの思いからですね。

このように、亥の月、亥の日は、冬支度を始める日にもなっています。

 

口切

 

炉開きのほかにも、もうひとつおめでたい行事が口切です。

5月に摘んで壺に詰めた新茶、その壺の封を開ける、口を切るのが口切。

そして、口を切って茶壷の中に入っているお茶を茶臼で挽いて、お客さまに楽しんでいただく茶事が、口切の茶事。

格式の高い茶事です。

利休は柚子の色づくのを見て口切を催したと、「茶話指月集」にあります。

 

 

「亥の子祝い」はご存知ですか

 

元々は古代中国の行事で、平安時代に日本に伝わりました。

「亥の子祝い」とは、子供をたくさん産むイノシシにあやかって、亥の子餅やイノシシのお菓子(和三盆)などを食べて子孫繁栄や収穫祝い、無病息災を祈る祭りです。

この祝いも、亥の月、最初の亥の日、そして、亥の刻(21時~23時)に「亥の子祝い」が行われてきました。

そういえば、亥の月は旧暦10月、年の初めの1月は寅(とら)の月、どうして「子(ね)」から始まらないのでしょうね?

 

ありがとうございます。

 

旧暦の亥の月の最初の亥の日が炉開き。

旧暦でいうと今年は11月20日。

現代では新暦11月の最初の亥の日と決まっているので、8日。

古くからの習わしを尊重することは大切なこと。

でも、何よりも日本人が大切にしてきたことは自然との共生。

炉開きで欠かせないといわれる椿の開花はいつごろ。

柚子の実もいつ色づくのだろう。

自然そのものを見つめて、感じて、生かされながら楽しむのも素敵ですね。

山々が赤らんできて、柚子の実が色づき、椿も開花し、朝晩が冷え込んできたころ。

そんなことを感じて炉開きするのもいかがですか。

 

さて、浄住寺の茶室の炉もきれいになったので炉開きを。

誰か、宜しくお願いします!

 

 



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