「木根観音」 浄住寺の観音さま

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木根観音さま in浄住寺

 

浄住寺が、この18日から秋の特別公開となります。

そこで浄住寺の宝ものの一つ「観音さま」をご紹介していきたいと思います。

私は3尊(聖観音・木根観音・白衣観音)いらっしゃる観音さまが大好き。

今日は「木根(もっこん)観音」のお話し。

 

 

「木根観音記」

 

浄住寺の中興の祖、鋨牛禅師が記した「自然木根観音」にこう書かれています。

幼少の頃から観音菩薩を念持し、霊像を求めていた。

承慶三年(1654年)に渡来された隠元禅師に道友と共に拝謁し、長崎興福寺に掛錫(かしゃく)した。

明国では争乱に乗じて多くの仏像や経典が略奪され、それらが長崎の街で売られていた。

その中には塵土で汚れた癭木(こぶのある木)を見つけて手に捧げて歴覧すると、木根大士の像であった。

彫刻されたものではなく、色相天然であり、予は喜躍、感無量であった。

しかし、この像を求める資が無く、道友に天然木色の像の貴きを説き像を買入させた。

この大士像を見て笑う人がいた。

「仏像は信を生ずるを本とする。故に金仏・銅仏や金装・玉装され荘厳殊特であるべし。この木根何の取る所あるや」、それを聞いた道友は仏像を棄てた。

それを拾って、浄衣を換え、浄水で拭うと、相貌円明にして殊厳な尊像が現われ、この像を見た人は奇瞻した・・・・・。

と、あります。

黄檗研究者のみならず日本の文化、宗教、美術にほんの微小な興味のある方にとっても、本像の前に立つとその豊かな精神性に吸い込まれるような思いがします。

 

一度ご覧ください。

 



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