お餅は主食で、保存食で、インスタントで・・・万能食

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年の瀬の恒例行事「お餅つき」

 

こんにちは。

年末になると聞こえてくるのが、お餅つきの音。

子供からお年寄り、みんなが集まって、男衆が杵で臼の餅米をつき、女衆がつきたての熱々餅米を丸めてお餅に。

子供たちが「まだー?」って、早く食べたくて今か今かと楽しそうに待っています。

ご近所さんみんなが一緒になって行う、とても大切な年の瀬の行事でした。

といっても、最近は見かけることが少なくなりましたね。

とっても残念。

来年は浄住寺でも餅つきしましょう!

 

お米は神の願いが込められているから「コメ」といいます。

 

天上の国、高間原の天照大神が孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に命じて地上の国、葦原中国(アシハラノナカツクニ)、日本を治めなさいとおっしゃったのが天孫降臨のお話し。

天照大神は瓊瓊杵尊に言われました。

「豊かな国を作りなさい」と。

天孫降臨の時に天照大神が瓊瓊杵尊に渡したのが、有名な三種の神器ともう一つ、「稲穂」をお渡しになりました。

お米は神の願いが込められているから「コメ」といいます。

また、稲は命の根ですから「イネ」といいます。

なので、日本人にとってお米は、外の食物と違って特別な意味があるのですね。

大切にしなければ。

 

 

 

お餅は万能食

 

それではお餅のお話しを、神津朝夫さんの「茶の湯と日本文化」のご本の中から。

 

お餅は古代から主食の一つであり、保存食であり、インスタント食でもありました。

「源氏物語」などに載っている「つばいもち」が椿餅のことです。

糒(ほしい)を粉にして古代の甘味料である甘葛の汁で練り、椿の葉二枚にはさんだものでした。

糒とは干し飯(ほしいい)のことで、蒸した米を干したものでした。

非常食のアルファ米と同じで湯水に漬ければすぐに食べることができ、本来は戦時の携行食でした。

近世には大阪府南部のその名産地の名から道明寺とも呼ばれ、和菓子の材料名にもなっています。

今の椿餅も糒で小豆餡を包んで椿の葉にはさんだものですから、平安時代の姿をよく残しているといえましょう。

 

お餅はお菓子ではなかったのですね

 

その他の古い餅としては、草餅、柏餅があります。

とはいえ、餅はお菓子ではありませんから、餅を現在のように「餅菓子」と呼ぶことはなかったのですね。

ところが、鎌倉時代の奈良法隆寺の史料では「八種盛菓物」として、赤餅・野老(ところ)・柑子・油物・橘・干し柿・栗・油柑(ゆこう)が挙げられています(「寺要日記」正月七日条)。

同書には別の組合せの八種菓子も載っていますから、菓子は八種という数の約束が残っていたことがわかります。

どの場合でも唐菓子とみられる油物が一種だけになり、本来の菓子である果物に加えて、餅までを菓子に入れていたことになります。

 

実は、平安時代末期の保延二年(1136)にはじまった春日大社若宮おんまつりでの神饌菓子もそうなっています。

唐菓子四種と、柑子・栗・干し柿、そして餅で八種にされているのがわかります。

唐菓子ばかりで八種とすることは早くに廃れ、本来の菓子(木の実類)と餅を合わせて八種とすることが鎌倉時代までには一般的になり、それだからこそ後醍醐天皇の時には八種唐菓子の姿がわからなくなっていたのでしょう。

 

ありがとうございます。

 

お餅はいつ頃から食べているのでしょうね。

日本に初めてやってきたのは、なんと縄文時代と言われています。

日本が国として出来上がった頃にはもうあったのですね。

稲作はこの頃に日本に伝来したと言われていて、それと同時に伝わってきたようです。

平安時代に入ると、鏡餅というものが作られるようになります。

お餅は祭事に欠かせない食べ物となっていって、正月、節分、桃の節句、端午の節句、土用の丑の日といった季節の節目の祝い事で食べられるようになりました。

天照大神が授けたお米からできた、人々が力を合わせてつきあげるお餅。

もちろん、神聖で縁起の良い食べ物となっていったのですね。

 

みなさんはお正月に何個食べますか?

どんな食べ方がお好きですか?

お正月以外にも食べられますか?

お餅一つでも、知らないことがたくさん。

知らないことを知る、とっても楽しいですね。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

お餅食べたくなってきました(笑)

海苔で巻いたお餅をお醤油で!

 

 

 



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