漆器と茶の湯と懐石料理 至極の時間

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

 

「櫻花の宴&横内ゼミ in 京都(浄住寺)」

漆器を豊かに生かす「光悦塾光琳会」主催

 

漆のパワーを最大限に生かし、日本伝統の技術で作られた「丈夫で美しい漆器」は、幸せな未来をつくる尊い「日本の財産」です。

豊かな心と感性を育み、全ての命と美しい自然を守る、21世紀にふさわしい暮らしの文化です。

この漆器を豊かに生かし、広めます

(光悦塾光琳会 設立趣旨より)

 

こんにちは。

私の大好きな高橋さんが主宰する「漆器で日本を豊かにする「光琳会」」が、昨日、浄住寺で素敵な催しを開いてくださいました。

植物分類学を専門としながら多岐にわたるご活躍を、格別茶の湯への造詣が深い横内茂先生の学びがたくさんのお話し。

お料理は、Happy Food おもてなし料理教室主催の橋本文野先生のとってもおいしかったお料理。

そして、一万年以上続く漆器文化を次世代に継承するためのご提案を続けていらっしゃる、輪島塗専門店高橋光琳堂の素晴らしい器の数々。

このご紹介だけでも、参加したくなりますよね。

次回は、みなさんもご参加くださいね。

それでは、写真とともにお楽しみください。

 

大好評の横内ゼミ

サクラは世界に誇る雅

 


(向こうに見えるのは浄住寺の山桜、浄住寺桜の葉桜です。)

 

今年の桜は例年よりとっても早く咲いてしまい、浄住寺でも葉桜となってしまいました。

でも、葉桜の中、サクラのお話を賜りました。

 

「サクラ」の語源をご存知ですか。

サクラの「さ」は田の神のこと、と、「くら」は御座に由来します。

古の人たちは、落葉樹林の中で忽然と開花する植物には、山の神が下ってきた現象だと考えてました。

また、サクラが散ることを意味嫌い、長く咲いていることを願って、神を留めるためにサクラの木の基で神事を行うようになります。

音楽、酒、舞など花見の始まりですね。

奈良時代は、サクラは神の木と位置付けられ、稲作の目安とされました。

万葉集の41首(農作と関係した和歌)「春雨の、しくしく降る高円の、山の桜はいかにあるらむ」

(春雨がしきりに降っているが高円山の桜はいまごろどうなっているかなあ)と歌われました。

 

平安時代、サクラは貴族の雅の対象となります。

紫宸殿の左近桜は有名ですね。

このころは桜の散るときを鑑賞します。

 

寝殿の坪庭に植栽(源氏物語絵巻・竹河の巻)

 

古今和歌集にはサクラの詩が最も多いです。

「久方の光のどけき春の日に 静心なく花のつるらん」

 

西行(元永元年(1118年) -文治6年(1190年)は花の歌人と称されました。

「仏にはサクラの花をたてまつれ わが後の世を人とぶらはば」(山家集)

((わたしが死んだら、)仏となった私に桜の花を供えてほしい。わたしの後世を誰か弔ってくれるならば。)

 

この日の床の掛物は西行の肖像画でした。

さすが!

 

ちなみに、花は御衣黄桜(ギョイウコウサクラ)とノダフジです。

 

鎌倉時代に入ると関東ではサトザクラの普賢象(フゲンゾウ、サクラの品種です)が出現します。

サクラの下で茶会が始まります。

秀吉の醍醐の花見(4月15)は有名ですね。

連歌、能、茶会が催されます。

現代でも醍醐の花見のような花見があれば素敵ですね。

そして江戸時代には、8代将軍が荒川にサクラ並木を作り、庶民が鑑賞するようになりました。

 

とっても美味しい橋本さんのお料理と大好きな漆器

 

橋本さん、ごめんなさい、ついつい美味しくてお料理の写真が・・・ごめんなさい。

 

 

でも、酒好きの私は盃(さかづき)と酒器はばっちり。

この日のお酒は、伯楽星と浅間山、お料理にぴったりのお酒でした。

 

 

漆は本当に美しいですね!

 

 

唯一撮ったお料理、もちろん大好きな旬の竹の子。

金粉を散らした黒漆の椀。

引き込まれるように宇宙を感じてしまいました。

 

お茶席のしつらえ

 

床に飾られていた御香にびっくり。

熱田神宮伝来とされる「伽藍上々」、後水尾院勅命「軒もる月」。

 

 

香たいですよね、香らしていただきました。

ほのかな、なんとも言えない優しい香。

幸せすぎます。

 

 

そして、比古田外記作の茶器「雲錦色漆ぼかし塗中棗」。

横内先生所蔵品です。

白漆と何とも言えない素晴らしい雲錦(うんきん)色のぼかし。

「雲錦色」、どなたがつけた色名なのでしょうか。

見とれながら興味津々、楽しすぎます。

 

ありがとうございます。

 

たしか、15時半に終了予定が・・・今、17時半・・・。

楽しい時は本当に時間が過ぎるのが早いですね。

でも、高橋さんも橋本さんも、裏で食事をする間もなく、昨夜も寝る間もなく、漆器とお料理の準備。

いつも、とっても素敵な催しの裏には、本当に心を込めた方々が一生懸命されてます。

終わってからの片付けも大変。

本当に本当に、裏方のみなさまありがとうございました。

お疲れさまでした。

心より感謝申し上げます。

とっても大変なおことわかってますが、是非とも次回もありますように。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

スポンサードリンク
Translate »