母とは何か、父とは何か② 「神道と日本人」より

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立派な子供を産み育てることを忘れていませんか

 

こんにちは。

「神道と日本人」叔父が書かれましたこの本は、平成10年12月に出版されました。

この本の「はしがき」にこのようにも書かれていました。

「よく、少数民族をテレビで取材する番組がありますが、取材している日本人よりも山の中で生活している民族の方が、誇りを持っており、立派に見えることがります。世界の国の歴史を見れば分かるように、その国の歴史と民族の誇りを失った国は、必ず滅びます。何とか今こそ原点にたちかえり、みんなが、日本人という自覚と誇りに目覚めて欲しいと、切実に願っているのです。」

そんな思いから叔父は何冊も本を書かれたのですね。

9年前に亡くなった叔父の思いを少しでも広げられますように。

いくつかのお話しを。

今日は、「母とは何か、父とは何か」の続きです。

 

―――女性のつよさ、ですね。

 

ええ。

子供をつくるというのは本能ですからね。

より進化したいい子孫を残そうとする。

これはどの生物にも通じる生きていくうえでの基本です。

すごいと思うのは、たとえばサケはみんな知っているように、川の上流で生まれて海へ行く。

そして、何年間か海にいて、またもとの川に帰ってくるでしょう。

これは、いろいろな経験を遺伝子に入れて進化してくためです。

また、親は子供を産んだら死ぬのがわかっているのに、でも自分の命を賭けてみんな上がってくる。

いろいろな経験を脳のなかに入れて進化した子供をつくろうと思って海のなかを回っているわけです。

そして、子供を産むときにはもとの川に上がってくる。

どうしてもとの川がわかるのか不思議ですね。

自分の生まれた川へ帰ってきて、そして産んだら死ぬことがわかっているのに、自分の命を賭けて産んでいるじゃないですか。

これは人間よりはるかにすばらしい生き方じゃないですか。

日本人にこんな母親がいますか(笑)。

 

自分の命を賭けて子供を産もうなんていう人は、もうめったにいないでしょう。

 

 

立派な子供を産み育てることを忘れていませんか

 

もう一つ例をあげれば、タコの母親というのはすごいんですね。

これはもう少し高等だから、母親が子供を守る。

まず母親は何十万個という卵を穴の中に入って産みます。

だから、あらかじめそのへんの石ころを寄せてきて、穴をふさぐわけです。

そのなかに母親が入って何十万個という卵を産む、それが天井にみんなぶら下がっている。

しかし、海の水をかけないと卵が孵化しないんです。

母親はそこにこもって、何も食べないで海の水を吹きかけるんです。

その卵を食べに他の魚がやってくる。

それを足で追い払いながら、水を吹きかける。そ

して一ヶ月か二ヶ月か知らないけれども、やがて卵が全部孵化して出ていく。

そのときに、力が尽きるわけです。それで母親は死んでいく。

それをテレビで見て、感動しました。

タコはそうやって海の水をかけて子を育てるんです。

自分は何も食べないで、ただ卵に水を吹きかける。

そうやって子孫を残そうとしているのです。

下等動物ですと、子供は一度産んだら終わりです。

しかしもうちょっと高等な動物になると、一生に何度か子供を産む。

そういうシステムに変わっていくんですね。

人間は最も高等だから、子孫を残すという本能だけでなくて、いろんな科学だとか文化だとかを作って進化しているかもしれないけれど、根本の立派な子供を産み育てることを忘れていませんか。

これでは退化しているんじゃないでしょうか。

 

―――なるほど。すると父親は何のためにあるのですか。

 

それが問題です。

動物のオスはいい遺伝子を与えられるだけの仕事なんですが、人間だけに父親というのがあるわけです。

神さまが人間だけに父親を与えた。

何のために父親を与えたのか。

何度もいうようですが、神様というのはなぜ人間をつくったかというと、神の世界を認めさせて、これを表現させるという目的のためです。

動物は単に子供を産むだけなんですね。

命を伝えるだけなんです。

ところが人間はそうではなくて、神の世界を見なければいけない。

そのために父親というものをつくりました。

 

 

偉大な父親が必要

 

神の世界というのは理屈では見えませんね。

神様はすばらしいという尊敬の念がなければ、神の世界は見ることができません。

だから、動物は神の世界を見ることができないんですが、人間には父親というものがあって、父親を通して人を尊敬するという心が与えられた。

それで、神の世界を見るようになされているわけです。

だから、父親というものは偉大でなければいけないんですね。

子供が、親父はすばらしい、親父にはかなわない、親父偉大であると思うところから、敬う、尊敬するという心が、人間だけに芽生え、育まれるわけです。

それが父親の役目です。

しかるに、ここ数十年の日本からは、父親が消えました。

男女平等の考え方で、夫婦というものは差別があってはいけないということになった。

これで間違ったわけです。

誤解しないでほしいのですが、男がすぐれていて女が劣っているというのはなくて、神さまがつくられた役目が違うということです。

だから、母親からは命の百パーセントが子供に伝わります。

けれどそれだけでは動物と同じ。

神を見るために敬うとか尊敬するという心を子供に与えるために、偉大な父親が必要なのです。

ところが。

親父が子供と一緒になって遊んで、子供のところまで下がっていくのがいい父親であるという考え方になってしまって、日本人には、偉大な父親というのはいなくなってしまった。

また、母親は母親で、命、つまり生きる知恵のすべてを子供に与える母親がいなくなってしまったでしょう。

自分の人生を大切にするとか言って、子供に対して命も与えなくなってしまった。

だから子供が親を尊敬して神さまを敬うというのがなくなり、生きる知恵もなくしてしまって、今の日本人は人間ではなくなって、だんだん動物になりつつあるんです(笑)。

子供というのは何のためにいるのか、男女というのは何のためにいるのかということが、わかっていないわけです。

今、日本の国はとんでもない時代になっていると思います。

(本:神道と日本人 著 葉室 頼昭より)

 

ありがとうございます。

 

神の世界と我々の世界は、別々ではなく一緒かも。

夜の世界と昼の世界が別世界ではないように、宇宙の真実、神の世界は夜の世界であって、その中に我々のいる現世、昼の世界が一緒に存在しているのかも。

昼の世界は、ただ日光の明るさで夜が見えなくなっただけ。

だから昼でも日光を遮断すると、闇、夜の世界が現れます。

夜の世界を知るためには、夜ばかりではわかりません。

反対の明るい昼の世界がなければわかりません。

この神の世界、宇宙の世界の仕組みが本当に分かることが我々の役目かもしれませんね。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

父親の私としては、もっともっと偉大な父親にならなければ。

日本ってとっても素敵ですね。

(写真は春日大社の藤です)

 

 

参考:母とは何か、父とは何か① 「神道と日本人」より

 



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