〝天霧らひ〟 渡邊紗彌加さんの素敵な「織り」

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植物で糸を染め織る

こんにちは。

先日、渡邊紗彌加さんからご案内いただきお伺いしました。
「手織りの実技工房」著者、吉田紘三先生の京都教室、第七回絲織会展示会。
まだまだ着物がわからない私ですが、渡邊さんの作品の前でじっと見とれてしまいました。
あまりにも素敵な織りだから。

糸から染めて、織ります。
もじり織、ほぐし織、絵絣、絣、ロートン織、すくい織、花織、組織織、織り方はたくさんあるのですね。

とにかく渡邊さんの織りをご覧ください。
いつか私のために織っていただきたいです。

 

〝天霧(あまぎ)らひ〟

「天霧らひ 降りくる雪の 消なめども 君に逢はむと ながらへわたる」
-空が曇って降ってくる雪のように、今にも消えてしまいそうな私ですが あなたに逢いたいと思って、まだ生きています-

染料  陶土、南天、栗、矢車、椿
技法  すくい組織織、散らし浮織

駒ヶ根シルクミュージアム公募展 特別奨励賞受賞 作品No.41 制作2017

平織りと同時に別糸で組織織りをすくって裾模様を織り、また同時に沖縄の織技法、花織(沖縄独自の技法なので個人的に使用した場合〝浮織〟と称します。) を肩から裾模様に配し、雪の結晶に見立てて散らしています。

浮織を織る時は通常、見ている面が表になりますが 組織織りのすくい織りを入れている為、裏を見ながら全てを織り進めます。

散らし浮織は一つの柄に3色使用しており デザインした約40の柄と約20色をとりどりに組み合わせることで 一つとして同じものはありません。

浮織の柄が見えないまま、組織織りと同時に織ることが 一番の労苦でしたが より繊細な表現をしたいと思い推敲し 別糸を使う組織すくい織りと散らし浮織という オリジナルの技法に辿り着いたことが とても大きな収穫となりました。

 

ありがとうございます。

どの作品でもそれぞれに織り手の深い思いが込められています。
「天霧らひ」から始まる『万葉集』(作者未詳 巻10-2345 )相聞歌から織られたこの作品。
渡邊さんの思いは作品をご覧になって感じてください。

ささえたくなってしまう。

素敵な作品に言葉はいりませんね。
失礼。
みなさまも素敵な作品を楽しみましょうね。

 



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