和の素敵な人たち  渡邊紗彌加さん「染め織り着物と帯」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

先日の絲織会展示会にお越し頂きましたFacebookでお友達の葉室頼廣さまご自身のHP「和の素敵」で面映ゆく嬉しいお言葉と共に作品を取り上げて下さいました。https://wanosuteki.jp/post_24120お会いさせて頂きました時には恥ずかしながら存じ上げなかったのですが藤原氏北家の一門の堂上公家の方でおられてでも実際はまるで昔から存じ上げている方のようにあっという間に時が経つ程お着物について、また和のことについて熱心にお話が弾みとても心楽しいひと時でした。色んな方が応援して下さるこの現実が生きること、制作することに力を与えて下さり一層、心して精進していかねばと思います。実際の私は、きっと皆さまが思っておられるより未だ未だ未熟で小さなことにつまづいたり転んだり後戻りしたりの繰り返しですが祈りと共に生きることそこに嘘がないようにこうべを垂れて様々な事柄に取り組んでいきたい。そう思います。HPにお使い頂いた写真の三枚目はTamamitsu Suichiさまがお撮り下さったものです✨

祈織 Inoriさんの投稿 2018年11月19日月曜日

 

スポンサードリンク

渡邊紗彌加さん「染め織り着物と帯」

先日、素敵なご縁をいただきました。

自分で染からされ織られて着物と帯をつくられる渡邊さん。

一本の生糸のような方。

でも、織り上がった布地のような方。

神仏を感じ、自然とともにされる方。

だから、「祈織」INORIと名づけられました。

織り上がった生地は無垢。

そんな渡邊さん。

いつか私も着てみたいです。

以下は渡邊さんのHPから。

 

 

制作について

 

​男女兼用着尺・名古屋帯等制作

​本格的に織りを初めると同時に着物を着るようになり早12年

作る人であり なおかつ着る人である私には二つの理念があります

着る人である私は 自分が纏いたいと感じる着物を作りたい

風合いは かた過ぎず やわらか過ぎず

デザインは洒脱だけれど 粋過ぎず

かといって野暮にはならず

作る人である私が更に求めることは

​空気を変える程の作為無き美

 

デザイン

デザインは、今までに出逢った様々な時代の染織品・仏教美術・茶道具・絵画・書物から受けた印象を自身の中で昇華し

作りたいと思うイメージを色鉛筆で書き出したりパソコンで構成していきます

理想とするのは「作為無き美」

「良いものを作りたい」

そう思いながら緻密にデザインし 計算する以上は作為が入るもの

しかし 古の仏像や仏画 際立った工芸品などの洗練された美しさから作為を感じることはありません

そのものの周りだけ 空気が変わるような

自らの意識を深めていくような

作為が入ったとて 作為無き美を生み出すことは 可能なのだと

先人たちは教えてくれます

また 心惹かれる染織品は明治・江戸時代以前のもの

​日本特有の美意識そのままを 顕していると感じます

例えば慶長小袖

それは見事なデザイン美であり 色調を抑えた中にも華やかさがあります

そして 限られた材料の中で作られた明治・江戸時代の縞・絣

「無い」中での「有る」を最も生かした過不足無き美しさ

これらは或る意味 相反する染色・染織品ではありますが 染めにも織りにも通ずるような

そう 芸術家(ARTIST)であると同時に 職人(ARTISAN)でありたいと思う私にとって

それらを融合(ARTISANT)することに心を尽くしたく思います

織り

織技法は 恩師吉田紘三先生の元で内弟子として四年間

あらゆる技術を御教授頂きました

「なんでも出来る」という恩師の姿勢から

より繊細で自由な作品をイメージすれば そのイメージに合う新しい技法を生み出すこともあります

浮織りや組織織りから 紬織りまでバリエーションに富んだ技法から使用する糸使いに合う色を吟味

​全体が一致した作品を作れることを目標としています

又 生地はしっかりしているけれど かたくなく 風合いの良いものを求める為

通常より細めの糸を 密度を増やして織っています

作品によっては 砧打ちをほどこしたものもあり

これからも 求める風合いの良いものを試行錯誤して参ります

題名

やまと歌は 人の心を種として よろづの言の葉とぞ なれりける

古今和歌集 仮名序より

和歌というのは 人の心を種にして葉が生い茂るように 沢山の言葉となったもの

古く 言語を意味する語は こと(言)が一般的でした

和歌から派生した 言の葉 は のちに幅広く ことばにも意味を持つようになりました

美しい響きが多い日本語は 古の日本人が 繊細に生きることによって 自然に音となって表わされたもの

そんな“ことのは”が大好きな私は ほとんどの作品に 織り上げてから題名を付けます

日本語からイメージした作品を デザインすることもありますが

或る意味 産まれ 初めて出逢った子供に名前を付けるように

織り上げた作品に ぴったりの名前を探すのです

無限にある言の葉は 織り上げた作品に 豊かな奥行きを与えてくれます

(文:「染め織り 着物と帯 渡邊紗彌加」HPより)
(写真:渡邊紗彌加さんHPFBより)



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

スポンサードリンク
Translate »