「五月晴れ」と「五月蠅い」

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「五月晴れ」

うれしさや小草彩もつ五月晴れ     正岡子規

 

こんにちは。

ご存知ですか、「五月晴れ」とは、もともとは梅雨の合間の晴天をいいました。

でも、現在では梅雨に入る前の五月の晴天を指すことが多いそうです。

「梅雨晴」も同じく、梅雨の合間の晴れ間を意味します。

 

それでは「五月闇」をご存知ですか?

五月雨の降る頃の、厚い雲におおわれた昼間でも暗い梅雨の天候をいいます。

また、月の出ない闇夜の意でも使われます。

 

「五月蝿い」

 

それではもう一つ、「五月蝿い」、読めますか。

「うるさい」です。

 

五月の蠅はうるさいから、「うるさい」???

五月に蠅???

 

もともと「うるさい」という言葉は、古い日本語で「心」を意味する「うら」が変形して「うる」になったものと、「狭い」を意味する「狭し(さし)」をあわせた言葉が語源とのこと。

心が狭いってこと?

うらは、「占い」の語源になったり、「うらめしや~」の語源になったりしています。

なんとなく「心」のことを指しているのがわかりますか。

このことからも分かるように、何らかの原因によって「自らの心が乱されて閉鎖状態となる」ことを「うるさし」と言っていたのです。

「音が大きくて迷惑」という意味ではなかったようですね。

 

とにかく、「うるさい」という言葉は平安時代末期ごろから煙や音声に対して感覚的に煩わしい、うっとうしいという意味に転じて、現代ではほぼこちらの意味で使われるようになりました。

 

 

ありがとうございます。

 

語源を探らないと、意味の分からない言葉。

今では違う意味で使われている言葉。

それぞれ時代を経て、その時代ごとに解釈され使われてきたのですね。

現代において、若者が本来の意味とは違って言葉を使って困ったものでとよく聞きますが、昔からそんなことがいっぱいあったのかもしれませんね。

私は、言葉をその時代ごとの使い方があっていいと思います。

が、言葉の根底にある意味を知ることも大切と思います。

それは、日本の文化を知るということにもなると思うから。

 

もうじき梅雨入りです、梅雨は梅雨で、素敵なことがたくさんあります。

楽しみましょうね!

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

やっぱり日本は素敵ですね。

(初版:2013.05.28)

 



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