縁あって乙女文楽 吉田光華の世界
縁あって 乙女文楽 田光華の世界
大正時代の末期に、女性がひとりで一体の人形を遣うことを目的に考案された「乙女文楽」。
他のジャンルとも積極的にコラボレートし魅力を発信してきた田光華は、その第一人者といえる存在です。
これまでにも、浪曲や筑前琵琶といった和楽器はもちろん、それ以外にもヴァイオリンやオルガン、ハープといった西洋楽器とも共演、フランスやオランダ、カナダでも上演を重ねて、現地の観衆を魅了してきました。
今回は “人形操り発祥の地” ともいわれる西宮で、女性一人遣いならではの柔らかな動きを、多彩なゲストを交えてお届けします。
公演に先立って、プロ活動20周年を記念した写真展「田光華の世界」を、ギャラリーフレンテにて同時開催決定!
■日時
7/7(日) 14:30開場 15:00開演
■入場料 ・・・facebook上での参加表明だけでは予約になりません。お手数ですが、https://frentehall.thebase.in/ でチケットをお求めください。
前売¥2,500(当日¥3,000)
宮人割(西宮在住・在学・在勤者対象)前売のみ¥2,200
※前売券完売の場合、当日券は発売しません
※全自由席
■出演
吉田光華(乙女文楽人形遣い)
工藤恭造(語り)
新内枝幸太夫(新内)
ウミネコ楽団(クロマチックアコーディオン&コントラバス)
■演目
「天神山」「雪女」「むじな」
■主催
光華座
西宮市フレンテホール(指定管理者:日本管財・文化律灘・HA2B共同事業体)
■共催
西宮市
■プロフィール
吉田光華
乙女文楽人形遣い、光華座主宰。
3歳より日本舞踊を始め、12歳で若柳流名取に。その後、乙女文楽・吉田光子に師事し、吉田光華を襲名。
1997年、上方落語の重鎮、故・五代目 桂文枝の落語「天神山」の話の中で人形を遣い好評を得る。その後プロとして独立し、桂文枝との共演で「上方落語と乙女文楽」として日本各地で数々の舞台を重ねた。
長年培った日本舞踊の素地を生かし、義太夫はもとより新内・長唄・小唄・琴・筑前琵琶・民謡・尺八などの曲に合わせ、従来にない演目を次々と振り付け、創作。
女性一人遣いならではの柔らかな動きが、さらなる注目を集めている。
工藤 恭造
津軽出身、同志社大学法学部卒業。
声優、ナレーターとして、これまでにNHK「歴史秘話ヒストリア」、朝ドラ「純ちゃんの応援歌」、年末特番「欽ちゃんの日本改造化計画」といったテレビ番組や「南座顔見世興行」などコマーシャルのナレーションを数多く担当。
高校の現代国語の教科書に採用されている「平家物語」「山椒魚」の収録もおこなっている。
代々木アニメーション学院声優科招聘講師。ESPエンターテインメント・ラジオドラマ講師。
その他、ナレーションの講師としても精力的に活動し、後進の指導にも情熱を注いでいる。
新内枝幸太夫
24歳で初めて三味線を習う。新内の世界で岡本珠千代師に師事し30歳で脱サラ。勝新派初代家元・新内勝一朗(亡き・宗家・新内勝凰師)に入門、新内勝之輔の芸名でプロデビューする。1983年、吉本興業の縁で当時の桂小文枝師(亡き五代目 桂文枝師)との縁により新内枝幸太夫と改名、独立し弥栄派を立て初代家元となり全国に稽古場をもち弟子の育成に励む。1993年より日本コロンビアの舞踊曲部門の専属歌手となり現在も舞踊曲を発表する。新内浄瑠璃のオリジナルCD「芳艶」に収録された新作「勧進帳」「安達ケ原」古典「明鳥」は人気が高い。2016年「勧進帳」「今夜はマンボ」、2017年「華姿舞」「湯あみおどり」、2018年「椿道成寺」、2019年「東海道恋ごよみ」「花しぐれ」をリリース。
ウミネコ楽団(UMINECO)
アコーディオンとコントラバスの世界最小楽団。
ヨーロッパを中心に世界の伝統曲のほか、オリジナル作品を演奏している。メロディの美しさをもっとも重視。景色が見え、人の近くにいつまでも寄り添うような作品作りをモットーとしている。近年は2作目のアルバムから派生した、砂絵とのコラボレーション舞台作品「Gasparo-時の砂-」を発表。関西圏のほか関東でも招待公演を行う。またキングコング西野亮廣氏が手掛ける天才万博や、世界一おもしろい学校「サーカス!」に生出演。演劇の劇伴やイベント出演もこなし、音楽のフィールドを超えた活動を展開している。
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「縁あって 乙女文楽 田光華の世界」関連イベント
「田光華の世界」写真展
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■会期
7/3(水) 11:00-20:00
7/3(水)~7/7(日)10:00-20:00
7/8(月) 10:00-19:00
■会場
ギャラリーフレンテ(フレンテ西宮4階/フレンテホールの1階下のフロアです)
■撮影
西村宣世
■入場料
無料