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演劇集団アトリエッジ 「流れる雲よ」 

「流れる雲よ」 演劇集団アトリエッジ

こんにちは。

昨年「流れる雲よ」舞台を見に行けずに後日DVDで見ました。
流れる涙。
今年は先日、舞台を見ることができました。
とまらない涙でした。
舞台から発するメッセージ、本当に素晴らしかったです。

大阪公演は来年になると思いますが、有志の皆さん(実行委員会)が主催されています。
このことも素晴らしいことです。
心に響き大切と感じるから皆さんお手伝いできるのでしょうね。
一人でも多くの方に見てもらいたい、本当に素晴らしい作品です。

これから今年の舞台のDVDも発売されますのでお楽しみに。

 

「流れる雲よ」あらすじ

『今、日本はいい国ですか?』

人は愛する「家族」のためなら、命を懸けてもがんばれる。
愛する人を守る「覚悟」を肌で感じられる舞台。

72年前の第二次世界大戦と呼ばれた、大東亜戦争の末期。
片道切符の燃料で、たった一機の戦闘機で空母に突撃する特攻作戦の最中。
突然ラジオから、2017年の未来からの不思議な放送が聞こえてくる。

「この夏に日本は戦争に負ける。」と、放送を聞いた特攻隊員は動揺する。

なぜ、自分達は死を「覚悟」しなければならないのか・・・。
誰のために、何のために、死にに行くのか・・・。

「流れる雲よ」HPより

 

株式会社サンディ 演劇集団アトリエッジさんの投稿 2017年6月9日金曜日

 

for you japan

「流れる雲よ」後援会長 永松茂久さんのお話しです。

この「流れる雲よ」ほど、現在を生きる私たちに、生きる指針をくれる言葉を使った作品を、私は他に知りません。
「生きているからこそ果たせる大義もある」
「命を使うと書いて使命」
と静かに話していた天野中尉が、最後に、大佐に「私は戦争反対であります!」と声を荒げて言う、あの強弱。

そして光太郎のいう
「信じるよ。未来の若者達も、俺達と同じように祖国を愛し・・・」と言う、あの未来にかけたメッセージ。これは、すべての日本人がもう一度考え直すべき言葉だと思います。

「流れる雲よ」の天野さんの台詞に「命があることで果たせる大義がある」と言う言葉があります。では、いまの日本人にとっての大義とは何でしょうか?
これは私なりの解釈ですが、特攻隊員さんが命がけで遺したかったもの、それは、この日本に伝わる、「for you」精神。大切な人のために生きるという精神的文化だったのです。

特攻隊員さんが命がけで夢をかけた「for you Japan」を作っていく礎の一人になること。それが私たち日本人にとっての大義です。”義”という漢字には、「人としての美しい有り方」という意味があるのですが、「大義」という言葉は、自分の中の”義”を超えた更に大きいものです。

この「for you Japan」という言葉は言い方こそ今風ですが、これは日本にずっと伝わる、まさに「悠久の大義」です。

「流れる雲」では、今年の公演を後世にDVDにして残そうと思い、ファンディングプロジェクトを立ち上げました。
みなさまのご協力をお願いいたします。

ありがとうございます

「今、日本はいい国ですか?」
今の日本はいい国なのでしょうか?
それは人それぞれの感じ方があるでしょう、しかし、第二次世界大戦のこと特攻隊のことすら知らない時代になってきました。

戦争体験をされた人は90歳以上の方々、体験のお話を伺うこともできなくなってしまいます。
特攻隊員はもちろん、お国のためにと散っていった人たちが今の日本を見たらなんと思うのでしょうか。
世界を見たらなんと思うのでしょうか。

どうして過去に戦争がおこったのでしょうか。
どうして今の時代でも争いが絶えないのでしょうか。
武器を持って戦うだけが争いではありません、生き残るため勝ち残るための戦いが争いです。

争いとは「相手にまさろうとする。」ことです。
今の社会を生きていくこと自体が争いかも。
愛する人を守るために争いがおこる、いやいや、愛する人を思う気持ちがあればみんなは和合するでしょう。
煩悩という我欲がある限り争いはなくならないのでしょか。

先の大戦で亡くなった多くの人たちのためにも、もう争いはやめませんか。
昨日は旧暦の送り火の日、まだまだ天に行けない忠霊たちが周りで現代を怒っているかも、もちろん天からも。

もういいでしょう争いは。
我欲からの争い、そして我欲からの自然破壊。

もういいでしょ我欲も。
平成最後の年、御世代わりの来年、大きく変わりましょう。

少しづつの時間はもうないです、大きく変わりましょう。
未来の人たちに「今は、いい国ですか?」と聞いて「はい!」と答えてもらえるように。
それが亡くなった多くの人たちへの祈りになるのでは。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
生きているということは、目に見えないものまですべてと生きていくということ。