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「御世代わり」新しい時代へ 本当に大切なこととは


(象徴としてのお務めについておことばを述べられる天皇陛下(H28,8,8)(神社庁出版「御代替わり」より)

 

改元とは

こんにちは。

今年も残りあと半月。
来年の五月一日から元号が改元され新しい元号が制定されます。
新しい天皇の御世となります。

改元とは、かつては御代替わり以外にも様々な機会に改元が行われましたが、明治以降、皇位継承があった時に限り行われるようになりました。
よって元号は、ときの天皇の御代を表象するものといえます。
元号は、良い意味を持つ二字を用いることとなっており、国民の理想として相応しい字が充てられます。

この「御代替わり」を迎える平成最後の暮れに改めて天皇と日本、そして御即位を学びたいと思います。


(お手を振られてお応えになる天皇皇后両陛下(H2,11,12))

御代替わり

平成三十一年四月三十日、天皇陛下が御退位され、翌五月一日、皇太子殿下が新しい天皇として御即位されます。
この皇位継承、すなわち「御代替わり」に伴い、それに関わる様々な儀式が挙行されることになっており、これには国内外からの大きな注目が集まるものと思われますが、それはどのような内容で、いかなる意味をもつのでしょうか。

私たちはこの「御世替わり」に当たり、御即位依頼三十年にわたりこの日本国の中心としてのお務めをお果たしになられた天皇陛下に、深甚なる感謝の思いを捧げるとともに、新たに皇位にお即(つ)きいただく皇太子殿下に、国民挙って心よりお祝いを申し上げたく思います。

一方、それに伴って挙行される諸儀式については、それを通して「皇室の伝統」に改めて思いを致すとともに、天皇を中心とするこの日本の「歴史と伝統」に対する認識を新たにしたいと考えております。

平成の「御代替わり」の時もそうでしたが、こうした一連の儀式は私たちに、天皇を中心とするこの日本という、歴史と伝統ある国に生まれ得た喜びを、由緒ある儀式を通して感じさせてくれ、また「新しい御代」への決意を固めさせてくれる盛大な国家儀式となることでしょう。
日本だけではありません。
これらの諸儀式は同じく外国の人々に対しても、この日本への共感と理解と感動を与えてくれるまたとない機会ともなるはずです。

その意味で、私たちは今からこの「御代替わり」への心の準備をするとともに、挙行される諸儀式に対する正しい知識と認識を確立しておきたく思います。
正しくしることはそうした諸儀式への思いを深めることであり、それはまた周囲の人々へその意義を伝え、共有する力ともなるからです。

いずれにしても、この「御代替わり」はこの日本が新たな時代へと踏み出していく「歴史的な日」となることは間違いありません。
日本は新天皇の下、これからどんな国になっていくのか、またどんな国に私たちはしていくべきなのか—-。

それを考えるためにも、まずこの「御代替わり」の諸儀式の内容と意味を学び、天皇とはどのような御存在であり、またこの日本はそうした天皇の下、どのような国をめざそうとしてきたのかを知ることは、まことに意味があり、国民として不可欠なことだとも思うのです。

(本:「解説 即位の礼・大嘗祭」著:日本政策研究センター)

ありがとうございます。

御代替わりを来年に迎える今、日本の人たちはどのくらいの関心を持っているのでしょうか。
皇室の伝統は排除されるべし、と言われる方もいらっしゃいますが、この国は歴史と伝統を持ち続けて世界にも類を見ない国となっていると思います。
なくすこと、つぶすことは簡単ですが、続けることはとても難しいことであり、何よりも誇りに思えることと思います。

この御代替わりに本当に大切なことは何なのかを改めて国民一人一人が考えないといけない時と思います。
そのために陛下も譲位のお話をされたのではないかと思います。
陛下の口に出せない心からの訴えだったのではないでしょうか。

御代変りは天皇が代わられること。
御世代わりとは、天皇が大きな決意のもと変わられて今まで以上に素晴らしい世の中に変わっていくこと。
平成から新しい御代への数々の儀式を学び、その中から本当に大切なものを見つけられたらと思います。

今日も最後までお読みいただけまして、ありがとうございました。
本当に大切なこと、それは、「世界中の子供たちが笑顔あふれる楽しい毎日を過ごせること」ではないでしょうか。

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