1. HOME
  2. 和のお話し
  3. 和の徒然
  4. 「雑草という言葉はない」 昭和天皇のお言葉より

「雑草という言葉はない」 昭和天皇のお言葉より

 

「雑草という草は無い」 昭和天皇のお言葉より

素敵なお話し

(「我ら、地域の仕掛け人!」より)

 

かつて、昭和天皇が、「雑草という草は無い」と意味のことをおっしゃったことをご存知でしょうか。

長い間、昭和天皇の侍従長だった入江相政さんが、「宮中侍従物語」という本でこのことについて書かれています。
それによると、天皇が住まわれていた御座所の庭を「広芝」といいます。
この広芝はキジやコジュケイなど野鳥がたくさん飛んできて、天皇もお気に入りだったということです。
が、いかんせん広い庭であるだけに、あちこちから草の種が飛んできて夏になるとすぐにボーボーになってしまっていたようです。
ある、戦後すぐの夏のこと、天皇皇后、両陛下が夏休みのために那須の御用邸か下田にいらっしゃって、秋口にお帰りになる予定がありました。
このとき侍従たちは、お帰りになって草がたくさん茂っていたらお見苦しいだろうと、この広芝の草を刈ることにしました。
しかし戦争直後のことでもあって草を刈る人手が足りず、陛下がお帰りになった時に、入江さんが「真に恐れ入りますが、雑草が生い茂っておりまして随分手を尽くしたのですがこれだけ残ってしまいました。いずれきれいに致しますから」とお詫びをしたそうです。
すると陛下は、いつもは侍従たちには穏やかに接しておられるのに、このときはいつになくきつい口調で、
「何を言っているんですか。雑草という草はないんですよ。どの草にも名前はあるのです。どの植物にも名前が合って、それぞれ自分の好きな場所を選んで生を営んでいるんです。人間の一夫的な考えで、これを切って掃除してはいけませんよ」
とおっしゃったというのです。
どんな草にも名前や役割はあり、人間の都合で邪悪に扱うような呼び方をすべきではない、ということをおっしゃりたかったのです。
これを聞いた入江侍従は、この言葉が強烈な印象として残り、天皇と過ごされたことを書いたこの述懐録にもかきとめておきたいと思われたようです。
「それぞれが持つ個性や生命も大切にしなさい」という昭和天皇のお人柄が現れていて、また戦後直後であることから、深い意味を持つ心情が伝わるエピソードです。

ありがとうございます。

 

先日、浄住寺の雑草を、ごめんなさい雑草という草はないですね、名前の知らない草を抜いていた時、「雑草という言葉ない」という昭和天皇のお言葉を思い出しました。

私はその草を抜いてしまいました。

その草も天命を全うしているのに人間の勝手で命を絶つことに。

きっと、綺麗なお庭には人間の勝手がいっぱい詰まっているのでしょうね。

綺麗なお庭と感じるのは人間だけですが。

とっても難しいことですね。

その草、抜く?抜かない?

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

日本は本当に素敵な国ですね。

 

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事