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菊鶴(きくづる) 家紋研究家 森本勇矢さん

菊鶴(きくづる)

天皇の象徴として名高い菊。
後鳥羽上皇(1183-1198年)より始まった菊花紋。
日本において最も高貴な紋章である。
明治期の一時は菊花紋の使用が禁止された歴史がある。
菊花紋の家紋としての使用率は高く、そのためか菊の紋のバリエーションも多い。
そんな菊紋には擬態紋はある。菊を鶴に見立てた「菊鶴」もその一つだ。

 

 

今回の彩りは少し神々しさを出してみたかった。
花は胡粉をイメージした白に少し黄色を含ませたような色。
上絵に黄色を使用することで菊の代表的な色をイメージ。
背景は先日川から見た夕焼けが非常に美しく心打たれたのでその時の印象を。

私の父がやっている彩色紋は「大宮華紋」と名付けられているが、
私の紋に色を付ける行為はデジタル上の安易なものであることは否定出来ない。
故に「大宮華紋」の名を汚すことをしないためにも名称を付けることにした。
単純に「彩った紋」ということで「彩紋」と名付けた。
読みは「いろどりもん」。
彩紋(さいもん)は「いろどりの美しい紋様」のことで、差ほど違いはないが、読みを変えることで違いとしたい。
(2017年2月22日  Instagram投稿)

【彩紋】
著書:日本家紋大辞典

 

 

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