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すてきなご縁 「和紙屋」杉原吉直さん

すてきな越前和紙

こんにちは。
今日のすてきな人は、越前和紙 杉原商店代表の杉原吉直さんです。
光照院門跡さまが「欲しい和紙があるの」「越前和紙なの」とのお話しから、「行きましょう!」と稽古仲間たちと。
とっても嬉しいお話し。
門跡さまと越前へ、そして和紙を学べるいい機会。
ご縁をいただきました和紙ソムリエの杉原さんから、すてきな大正6年生まれの蔵の中で越前和紙のお話を聞かせていただきました。
「和紙屋」と掲げる杉原さん、いっぱいありがとうございました。
越前和紙のことはこちらから。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

 

杉原商店

杉原商店は明治四年に杉原半四郎さんが、この越前の地に和紙屋を構えたのが始まりだそうです。
そのころの越前和紙は全国一といわれ隆盛を極めていました。
また、そのころに建てられた蔵が平成30年に100年の時を経て「和紙屋」としての新たな扉を開かれたそうです。

 

 

和紙はいつから

和紙はいつから?の問いかけに必要なのは、紙づくりの方法はいつごろ日本に?ですね。
日本書紀によると610年に百済でしょうか、僧が和紙つくりの製法をもたらしたとされています。
でも、越前では4~5世紀ごろに紙が渡来し越前和紙が作られていたといわれています。
越前和紙の名称が見られる最も古い文献は、正倉院貯蔵の古文書とのことです。
610年ごろ聖徳太子が仏教を広げようと、紙漉きの技術が伝来したこの当時に写経を広げようと大陸の作り方から日本の作り方へ、そう「和紙」へ。
平安時代には紫式部などの女流作家が望まれたのか、薄くて強い和紙へと進歩していきます。
そう日本独自の「流し漉き」が生み出されたのもこのころとのこと。
また、このころから、一度使った和紙を原料に溶かしてもう一度紙にするという「漉き返し」も行われていたそうです。
日本人は古より物を大切にしてきたのですね。

 


右側の方が、越前和紙 杉原商店代表の杉原吉直さん
左側の方が、伏見浄香さま(ご門跡さま)

 

こだわりの 斐紙(ひしかみ)

余白のある落ち着いた空間で、和紙のあらゆる姿を楽しませていただきました。
門跡さまがお探しの和紙は「斐紙」。
雁皮紙に楮(こうぞ)を混ぜて作られる和紙とのこと。
「職人さんに見せて作れるか確認しますね」と。
楽しみ!

 

 

越前和紙は福井県の岡太川流域で作られている和紙のこと。
主な原料は、植物の表皮の内皮である靭皮繊維(じんぴせんい)で、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などを用いるそうです。
越前和紙の特徴は、豊かな感性を刺激する生成(きなり)色の優雅さと美しさ、そして高い品質とのことです。
楮(こうぞ)は、太くて長い繊維を持ち、強い和紙ができ、書道用紙や人形、工芸品をつくる和紙の原料になります。
三椏(みつまた)は、表面が滑らかになり光沢をもつ和紙ができるので、襖紙や印刷用紙の原料となっています。
雁皮(がんぴ)は栽培が難しく自生しているものを使用するため、昔から使われており、虫害にかかりにくいため保存される和紙の原料に使用されています。
楮(こうぞ)紙はちりめん状のシボがつくられる和紙で、免状用紙や茶席の用紙に最適とのです。
(参考:KOUGEI JAPAN

 

和紙は呼吸している

風合いの異なった様々な和紙を使用し、商品を展開されていました。
そこには、アートとして昇華された和紙をインテリアに使用し、和紙の可能性を存分に感じられる場所となっていました。

 

 

ありがとうございます

私はいつも漢字ではなく平仮名にしてみます。
もちろん今日は「紙」、平仮名にすると「かみ」。
そう「かみ」という漢字には「神」「上」「髪」など、とてもとても大切な言葉なのです。

 

 

和紙は書くためのものだけでなく、インテリアにもあらゆることに使えるものとなってきていると思います。
どんどん少なくなってきてしまってますが、日本の大切な和紙で楽しみましょう。

今日もすてきなご縁をいただきまして、ありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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