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二條さま古事記のお話し  第一話の1「あいつをもとめて」 

ふることふみ

古事記。
古事記といいますが、「古事記」という言葉を「こじき」という風に読んだのは最近でして、昔は、「ふることふみ」と呼びました。
古いことの文・歴史ですね。
「古事記」と書いて、「ふることふみ」と読みました。
今、人間の始源は、アフリカだという風に言われています。
これは多分間違いないのではないでしょうか。
昔は、色々なところに始源があったという風に言われていたのですが、今はゲノムも色々解析出来るようになり、大体ですが、アフリカが人類の始源だと言われています。
最初は、人類はネズミくらいの大きさだったそうです。
それがだんだんと大きくなって二足歩行になっていき、ある時、人になります。
ホモサピエンスになります。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

「言葉」

ネアンデルタール人とホモサピエンスは同じものではありません。
同じ人間だったのですが、ネアンデルタール人が滅びてしまいました。
ホモサピエンスだけが生き残ってきて、11人、最近は研究が少し変わってきて、12人になりかけ始めているのですけれど、12人の母親がいて、それが、肌の色が違うのに、今の人間の元なのです。
今の人間は、今ここにいる人達も、世界中の人達も全部、11人(12人)の母親にたどり着くのです。
それが大体アフリカです。
では、いつ人間になったのでしょう。
人間の定義とはなんでしょう。
オランウータン、ゴリラと人間の違い。
「二足歩行」ですと、ミーアキャッツなども立ち上がりますし、たまに二足で歩く動物も出てきたりしますが、それも正しいです。
「火を使う」となると、例えばハワイのカラスは、溶岩が流れてるところに、重い物を落として焼けたものの中の実を食べるらしいですから、火や道具を使うカラスもいます。
でも、あれはちょっと人だとは言い難いですね。
それでは、「火や道具を使う」これも人の特性の一つです。
猿と、いわゆるオランウータンやゴリラと人間の違いはなんでしょう。
それは「言葉」
私の知人で、ルワンダという場所で、ゴリラを保護する仕事に尽力しているモリケイコさんという有名な方がいます。
彼女はナショナルジオ学校を出ていまして、そんなご縁で私も日本でゴリラを保護する活動のNPOの幹事をしています。
見たことはないですが、ゴリラは胸を叩いてウホウホとやって言葉を話すそうです。
ゴリラ同士は語れるそうです。
我々がわからないだけの話で、ゴリラもその同族同士で話します。
でも「言葉」ではないです。

 

 

「哲学」

「文字」「字」
タイの象は鼻で字や絵を書いたりします。
「創造」
それもそうです。
ですが実は、オランウータンやゴリラ、いわゆる類人猿と呼ばれるような、人間の3歳程度の脳があると言われている動物と人間の違い、それは、「哲学」なのです。
「哲学がないと人ではない。」という事です。
では、哲学の一番最初は何か、一番最初の哲学の始源は何か。
「朝と夜を認識すること」なのです。
暗くなったら夜なんじゃない?
それは、動物もわかるし寝るじゃない?
と思われるかもしれませんが、動物は、「あ、暗くなった。」と認識しているだけです。
「なぜ暗くなったか」は、理解していません。
自然がそういう風になっているだけの話で、我々は、「なぜ暗くなったか」を知っています。
「なぜ明るくなったか」を知っていて、太陽の視認ができるかどうか。
これが、人と動物の違いです。
「太陽を太陽だと思っているのが人」で、
「太陽は何かわからないのが動物」ということなのです。
なぜ大陽を視認したのでしょう。
今みたいに電気などがない時代。
「あいつ」と、たまに欠けますけど「夜出る丸いやつ」、あの二つだけが相手のことを理解させてくれるのです。

 

 

「あいつ」をもとめて

「あいつ」がなくなって真っ暗になると、本当に暗闇なのです。
私も一度、暗闇カフェという所に行ったことがあります。
全く真っ暗なのに、それなのにレストランなのですけど、そこでご飯を食べさせて頂きましたが、何にも美味しくもなければ、何処に何かあるかも全くわかりません。
人の気配しかわからない。
真っ暗とは、本当に何がなんだかわからないのです。
今は、本当にありがたいことで、何処にでもライトがありますから、夜でも夜中でも相手のことがわかります。
ところが、まだ人間が人間になりかけてきた時、暗い時には暗くて何もわかりませんでした。
暗くて何もわからないということは、どういうことかというと、暗くても活動できるやつらに食われてしまうということなのです。
ライオンだとか、いわゆるネコ科の動物は、暗い時に活動します。
狸もそうですけれども、暗いところだと人は食べられてしまうのです。
狸に人は食べられないと思うかもしれませんが、狸も人を食べたのです。
大きいものは食えないけれど、赤ん坊は食えた、暗いところで子供が狸に持って行かれてしまった事件は何度だって起きてるはずなのです。
というように、人は暗いと動物に食べられてしまいます。
しかし、「あいつ」が東から出てくると、何がどうなっているのかわかるのです。
それから、「あいつ」が出てる間はちょっとあったかいのです。
火をおぼえるまでは、「あいつ」しか暖を取るものはなかったのです。
そうなると、どうなるかというと、欲しくなるのです。
脳が少し大きくなってくると、「あいつ」が取りたくなるのです。
それで、東へ東へと動いて行きます。
アフリカ大陸を東に東にというと、すぐインド洋に出てしまいます。
ですので、陸続きで東に東にと行くようになります。
おそらく、その頃には肌の色は段々と、黒い人もいれば、色々な人が出てきたでしょう。
中東の人も出てきました。

 

東へ向かう

一番最初の「出エジプト」という事になります。
それは、何を隠そう、太陽をとろうと思ったからなのです。
もう一つの一派があるのですが、太陽が出てくるところを取ればいいのだけど、落ちてきたものをすくえばいいと考える者達も出てくる。
そういう者達が西に行ったのです。
ですので、南アメリカにも、実は第1回の「出エジプト」があったと言われています。
西に行って、南アメリカに渡って行った者達もいるのです。
しかし、大抵は東に行ったのです。
一個体だけは、北に向かって行きました。
あの日の強さに耐えられなかった人達が、北に登って行くのです。
それは一個体としてだけど、北に登りすぎたら、それは寒かった。
寒かったから、今度はまたその人達も東に向かって行くのです。
太陽が出てくるところを捕まえれば、わかりやすい。
ずっと見ていられないから、出てくるところだったらとれると思ったのでしょうね。
東に東に参ります。
一派は西に向かいましたが、大抵が皆、東に、東に来るわけです。
ところが、途中に難関があったのです。
山があるのです。
エベレスト、アルプスという山があり、ここをまず色の白い人達、それから色の黒い人達が越えられなかったのです。
耐えられなかったから山を越えられなかったのです。
寒さは色の白い人達が強かったかもしれないですが、目が無理でした。
黒い人達は、反対に、寒さに弱かったので、山を越えられなかったのです。
なのですが、青い人達や、黄色い人達は、この山を越えられたのです。
しかし、越えたらまた大変なものがあるのです。
砂漠があるのです。
青い人達は、この砂漠の真ん中まではいけなかったのです。
どういう訳か、我々のように黄色い肌を持つものだけは、一部ここを越えられる事が出来たのです。
そして、ユーラシア大陸の東の端までやって来ました。
山の上から出るから山の上からとろうと思って登ったら、また向こうにあった。
砂漠の向こうの方にあるから、砂漠のあっちの方に行ってとろうと思ったら、また向こうにあった。
最後はこの沿岸まで来てしまうのです。
それが黄色い肌の人達です。
きっと、黄色い肌の人達はここへ来て絶望したでしょう。
何故なら、向こうは海なのです。

 

 

ありがとうございます

色々考えたとは思います。
沿岸で皆で集まったと思います。
考えている間に、色々な事が出来るようになっていくのですが、一部はカヌーを使って船出していく者がいます。
一部は、寒いけど島伝いにアメリカ大陸へ渡る者もいます。
アメリカ大陸へ渡ったはいいけど、そこでまた山があり、その山を越えて東へ行くと、またユーラシア大陸の西側の端に着いてしまいます。
あれ?
何処に行ったら「あいつ」と会えるのかな。

今日のお話はここまで。
ありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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