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やせ我慢のすすめ (薬師寺管主 村上太胤さまより)

 

早いもので今年も師走、12月になりました。

本当にあっという間に日々が過ぎていきます。

今年は丙申、来年は丁酉。

何かが大きく変わろうとしている今、私たちはどのように生きていけばいいのでしょうね。

先日、普山式を行われました、法相宗大本山薬師寺管主でいらっしゃる村上太胤さまのご本「仏法の種まき」にこのようなお話しがありました。

 

私たちは誰でも幸せになりたいと願っています。

では、自分が納得のいく生き方をするにはどうしたらいいでしょか。

心豊かな生き方を考えたとき、私たちは自分に与えられた環境や生活の中にある幸せに気づくべきだと思います。

すべてを成し遂げ、すべてを得ようとしなくてもいい。

いってみれば「やせ我慢」の心が大切です。

お金がなくても、あるような顔をして、元気がなくてもあるような顔をして、笑顔を絶やさないようにするのがやせ我慢です。

人に会うたびに愚痴や不満をいっているような人には、誰も近づきたくはありません。

けれども、いつもニコニコしている人のまわりには、自然と人が集まってきます。

みんなと仲良く話をしたり、食事をしたりする、そのような当たり前のことの中に、幸せがあるのです。

仏教には「諦観(たいかん)」という言葉があります。

これは「締めの心」を深めていくと、「明らかに観る心」に変わっていくという教えです。

人生を歩んでいれば、病気になったり、年を重ねて若いときのように体が動かせなくなったりと、自分の力ではどうにもできないことがあるものです。

そのときに、現実を受け入れないとか、人のせいにしても問題は解決しません。

それよりも、今、自分ができる方法を考えるなど、しっかりと問題に向き合ってみる。

そうやってじっと耐えて考えていくことが「諦観の心」であり、「やせ我慢の心」です。

 

「やせ我慢の心」、素敵な心ですね。

ない物ねだりしてもしょうがないし、今起こっていることを人のせいにしてもしょうがないし、どうせならやせ我慢していつも笑顔で「幸せ」って思ってたらきっといいことがいっぱい起こるでしょうね。

神さまがちゃんと見ていてくださるから。

さあ、今年も残り僅か。

笑顔の毎日ですごして、来年につなげましょうね。

 

 

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