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今日は新嘗祭。もう新米食べちゃったんですか?

 

今日は新嘗祭。

神々にその年の収穫の感謝とその恵みを自らも食して感謝する日ですね。

昔は穀物を献納し、神さまに新米を供えて初めて、人も新米を食べることができます。

そう、神嘗祭に新米を献納して、新嘗祭で初めて新米を食べることができるのです。

えっ!「もう新米食べました」って、本来は新嘗祭で初めて新米を食べるのですよ。

 

この新嘗祭、古くは飛鳥時代に皇極天皇がはじめられた祭事で、「新」は新穀、「嘗」はご馳走という意味です。

 

新嘗祭、勤労感謝の日でもありますが、この勤労感謝の日は元々が新嘗祭からはじまっているのですよ。

命の糧(五穀)を神さまからいただくための農作業(勤労)ができる尊さ、その作業を今年もできたことへの感謝をしあう日。

つまりお互いの勤労を神さまに感謝する日でもあります。

 

今でも、皇室では、宮中祭祀の中の最も重要なものとされており、天皇陛下が、神嘉殿(しんかでん)において新穀を皇祖はじめ神々に供え、神恩を感謝された後、陛下自らも召し上がる儀式が執り行われています。

 

このように、日本人は祭事を通して神さまの恵みに感謝をささげてきました。

美味しいごはんがいただけることを神さまに感謝するのと同様に、ごはんが食卓に並ぶまでの多くの人のご苦労にも感謝してきたのですね。

 

新米にも働く人にも感謝。

いっぱいありがとうございます!ですね。

 

 

 

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