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武市香織さんの萬葉集講座1-2

萬葉集 いくつ歌があるの

こんにちは。
今日は私の大好きな武市香織さん(私の知人の奥さまです)の萬葉集講座のお話しを少しだけ。
萬葉集!
みなさんご存知ですか。
ご存知ですよね。
はい、私も萬葉集という言葉は知ってますが詳細、中身は全く分かっておりませんでした。
改めて萬葉集って何?からの学びです。
香織さん宜しくお願いいたします。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

 

萬葉集についての概要説明を

今日は萬葉集について初日ですので、萬葉集についての概要説明を。
歌を読む上にあたってちょっと知っておいたほうがいいな、というようなお話しを。
萬葉集について概要を。
萬葉集全20巻ございます。
巻の1から巻の20まで、そこに載っている歌の数、載っている歌を集祭歌と申しますけれども、集祭歌の数、それが4500首以上。
結構多いですね。
4500首以上というふうに言われております。
ここのところ非常に曖昧でございますね。
4500首以上って一体何なんなの、ちゃんと数えられないのと。
この非常に曖昧な4500集以上というところに萬葉集の特徴が込められております。
それのご説明、方々、萬葉集の特徴というのをこの後少し見てまいりたいと思います。
皆さま、国家大観という名前をお聞きになったことはございますか。
国家大観、1901年から1903年ぐらいの間に刊行されました。
日本の和歌の総体制でございます。
日本で作られた一番古い和歌を一番歌としてそこから次々にナンバリングをしていただきました。
もちろん小さな和歌集までは含まれていません。
ほとんどの大きな図書館、あるいは大学の国文科の図書館、そういうようなものに置かれている和歌集でしたら、この1901年から1903年、元号に直しますと明治です。
明治34年から明治36年ということになりますか。
明治の終わりですね。
明治が終わる10年ぐらい前までに作られた歌を全て網羅してナンバリングしたものを国家大館という本として編集されていました。

 

 

国家大観番号

それで国家大観番号というのが、そこでナンバリングされているわけですけれども、一番古い歌、萬葉集というのは日本最古の一番古い和歌集でございますので、もちろん国家大観番号一番古い日本の歌は萬葉集巻き一の巻頭歌、それが一番歌ということになります。
次の歌から二番歌、三番歌、四番歌と萬葉集の歌がずっと並びました。
萬葉集は先ほど申しましたように、全20巻。
その全20巻の萬葉集の最後の歌、これが国家大観番号では4516番というふうに打たれています。
かなり前ですけれどもその時には、萬葉集というのは4516種あると習いました。
ところが、最近の研究でこれは違うぞ。4516じゃないぞ、という研究が次々に上がってまいりまして、数え方違っているという話が出てきたんですね。
数え方が違うって専門家が歌の数え方を間違えたのだろうか、と、そのような疑問をおそらく持たれると思います。
それが実は萬葉集の特徴がそこに隠されているのです。
そこに萬葉集の特徴がございます。

 

 

長歌形式

次に、歌の形式というところを見てください。
現在私たちが知っている和歌というのは当然、5・7・5・7・7。
例えば有名な俵万智さん「サラダ記念日」
「この味が」5音ですよね。
「いいねと君が」7音ですよね。
「言ったから」5音。
「今日は2人の」で7音。
「サラダ記念日」っていうふうに57577でこれを音数律と申します。
音の数の律というのはルールですね。
この音数律、現代の和歌はこの五七五七七。
この音数律がほぼ守られております。
ところが萬葉集の和歌というものを見てみますと、まず長い歌と書きまして長歌。
名前どおりの長い歌なんです。
これ、五七を繰り返して最後七七で終わるもの。
これを長歌形式と申します。
この五七の組み合わせ、これが一体何回繰り返されているかというとって全部で150句以上にもおよぶものが萬葉集の中で一番長い歌です。
5×7、5が1句、7が1句ですから150句以上というと、÷2で75句になりますけれども、それにしたって長い75も5×7×5×7×5×7×5×7全部つながって、最後に7×7で終わる。
150とまではいかなくても30や457が繰り返されているというのは萬葉集の中にざらにあります。
実は長歌形式というのが非常に萬葉集の中には多いのです。
これが萬葉集の1つの特徴です。

 

 

短歌・長歌・反歌(はんか)・旋頭歌(せどうか)

さらに、その長歌に次の反歌というのが添えられることが大概ほとんどの場合が多いです。
反歌というのは、これは長歌に付随する先ほどの短い57577の短い形式のもの。
これが添えられます。
これを短歌・長歌に対してもう一度繰り返すという意味の反復するという意味で反歌というふうに申しまして、長歌の内容を繰り返したり、あるいは長歌で言い切れなかったことをもう少し補足したりという形で反歌というのが短い形式で歌われます。
これが一種だけが繰り返されるものもあれば、二種、三種、大きいのになると四種も長歌の後に反歌がつながっていくというようなこともあります。
非常に万葉集の和歌というのは長いものが多いです。
これが今の現在の和歌とは随分違うところです。

次の短歌と申しますのは、これは長歌を伴わない普通の五七五七七のものです。
これもまた、短歌というものでずっと並んでいる、そういう巻がたくさんございます。
長歌は一首もそこに入っていないけれども、短歌ばかりが並んでいる巻というのもございます。
もう一つ聞き慣れない言葉ですけれども、旋頭歌(せどうか)。
旋頭歌、これは五七七という句形が繰り返されます。
五七七、もう一回五七七というふうに。
これは非常に民謡的な古くから伝わるものと言われてるのですね。
このように萬葉集は今の私たちが頭の中で考える和歌っていうと、すぐ思い浮かべるようなものと、ちょっと形が違うものが多いのです。
それをまず先に頭の中に置いておいてください。

 

 

ありがとうございます

この形の違う萬葉集の和歌。
そこに書いておきましたけれども、おおむね音数律に即してはいるのですけれども、古いものでは、例えば5音のところが4音だったり、あるいは3音だったりというふうに、音数率に即していないものも結構ございます。
そういう形で全てのものが5・7・5・7・7になっているわけではないという、これも今の和歌とは違うところです。
それから次に語中に単独母音がある場合、字余りになる場合が多いって、これなんかすごい高校の授業みたいな言葉が書いてあるんですけども簡単な話です。
次の例をご覧ください。
これ読みますと、「近江の海 夕波千鳥 汝が鳴けば 心もしのに 古思ほゆ」っていう柿本人麻呂の非常に有名な歌なんですけどとてもいい歌なんですけど、一番下だけご覧ください。
「古思ほゆ(いにしえおもほゆ)」というところここを数えてください。
八音ございますね「いにしえおもほゆ」。
こういうふうに八音の中、いにしへの次、「おもほゆ」の「お」のところ。
これがこの「いにしえおもほゆ」という句の中に「お」という母音が単独で入っている。
日本語というのは子音と母音の組み合わせで2だったらNとIという子音と母音の組み合わせで発音されているものですから、母音はどこにでもあるのですけれども、こういう一つの句の中に単独で母音が入っている場合には、字余りとして認められることが萬葉集の中では多いです。
今はあまりそれはありません。
現代の単歌では先ほどだって、「この味が好きだと君が言ったから」で、「あ」がちゃんとあるじゃないですか。
単独母音だけど「この味が」と、五音に収めておりますよね。
こういうふうに現代では五音がほぼ守られています。
とても厳しく守られるのだけれども、昔は、句の真ん中のあたりにこういう単独の母音があると八音になっても構わない、というような、外のルールというようなものもございましたということで、現代の和歌とはちょっと違うところですね。

 

すてきな時間をありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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