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余韻を楽しむ 

 

こんにちは。

八百万、目に見えないものまでにも「ありがとう」と思える和の心が、この星をいつも笑顔あふれる幸せな毎日にすると信じている葉室です。

今日は先日も黎明会でお話しいただいた、丹生川上神社下社宮司の皆見宮司が書かれた本、「心の荷物をおろす場所」の中に「余韻を楽しむ」という素敵なお話しがありましたので、みなさまにも。

 

余韻を楽しむ

古くから日本は人の付き合いやものごとの対処にも、余韻を残しそれを楽しむ習慣がありました。

決して自我や自己を表に出さず祈る思いを相手に伝える、余韻の中で互いに思う気持ちを表現とするのです。

そんな素敵な余韻を楽しめる世の中になれば人は幸せになるでしょう。

文章や言葉で言い切るのではなく、・・・・・、のような表現です。

呼吸や間を楽しみ、言葉に出さず、余韻を楽しむのが日本の文化です。

武道の静かで研ぎ澄まされた間合い、茶道の限られた茶室空間での互いを感じ合うお点前、シンメトリーではない自然美を慈しむ華道、思いの丈を短く比喩にして伝える短歌の世界など。

おもてなしも、相手に気づかれない様にするからこそ、ふと気にかかり、温かさが伝わる。

 

五感で感じたあとで、

やさしい風の様に思い出されるような演出であるから、

心解き放たれ、自然に溶け込みながら、生きる喜びがこみあげてくる。

 

そのような感覚、感動こそが、日本の余韻の楽しみです。

 

五感で余韻を感じませんか

皆見宮司、素晴らしいことを言われますね。

五感で感じる。

心で感じる。

言葉などいらない。

でも、現代はいろいろな音や言葉が聞こえてくる。

音なしでは生きていけない人も多いのではないでしょうか。

一日に一度、音から離れて、静寂の中で耳を澄ませて、周りを見てみて、木々の香りを感じ、空気をいっぱい吸って、自然に触れてみませんか。

今までにない余韻を感じることと思いますよ。

 

今日も素敵なお話し、ありがとうございます。

 

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