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字を丁寧に書く  自分が見えてくる

字から自分自身が見えてくる

昔から禅僧たちは書や絵を嗜(たしな)んできました。

禅の世界で書や絵を嗜むとはどういうことなのか。

それは価値ある作品を残そうとか、上手か下手かという次元のものではなく、自分自身をそのなかに投影させようとする行為なのです。

たとえば名僧と言われた一休和尚の書などには、えも言われぬ迫力が感じられます。

その書に込められた心は見る者たちを圧倒します。

雪舟(せっしゅう)の山水画にしても、あの墨が滲(にじ)んだ波のなかに、彼の精神が込められています。

つまりは書や絵を嗜むということは、すなわち自分自身と対峙すること。

雑念を捨て、ただ筆を走らせることです。

ときには、他人に見せることを意識するのではなく、自分と本気で向き合うために丁寧に書いてみてはいかがでしょうか。

たった一本の線に、ひとつの字の形に、「今のあなた」が表れるものです。

文:本・禅シンプル生活のすすめ:著枡野俊明

 

祖父の書

私の祖父が下鴨神社の宮司をされてる時、私が小学校時代、社務所の宮司の部屋で祖父が字を書いたり、絵を書いてるのを横で見ているのが大好きだったのを思い出します。

いつか祖父のように書きたいなと思ってました。

月に一回、朝から夕方まで習字を習っています。

字を書いてる時、何を考えてるのかなと、今、思いながら、何も考えてないですね。

上手に書こうという想いはありますが、とっても気持ちのいい時間です。

そして、あっという間の時間。

パソコン、iPhoneの時代なので字、ましてや筆を持つことがなくなったこの時代。

墨の香りに酔いながら、姿勢を正して、筆を下ろす前の呼吸と下ろした瞬間の呼吸、とっても静かな中の緊張感が大好き。

そう、たった一本の線に今の自分が表れている・・・たった一本の線が難しい。

一日にひと筆でもいいから書けるような日々を過ごしたいものですね。

座禅をしているのと同じように、心が落ち着いてきます。

みなさまもいかがですか、一日に一筆。

 

今日もありがとうございます。

 

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