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輪入れ梅鉢(わいれうめばち) 

家紋研究家 森本勇矢さんより

こちらの紋は天保四年(1833年)のとある紋帖に掲載されている紋。
現代ではすっかりその姿を消してしまった紋の一つである。
我が家の家紋は「割梅鉢(わりうめばち)」という梅鉢紋の変化系の紋であるが、
もしかするとこの紋が割梅鉢の原形なのではないだろうか、と考えている。
また、この紋、「輪入れ梅鉢」と非常によく似た紋が、
宝暦十二年(1762年)の紋帖(恐らくかなり初期型の紋帖)に掲載される。
その紋帖の場合は「六つ星に一つ輪」と書かれている。
ほぼ同形の「輪入れ梅鉢」と「六つ星に一つ輪」。
予てより、私は梅鉢紋は星紋であると考察している。
それは北野天満宮と大将軍八神社の関係性からも大雑把に推測出来る。
詳しい考察は既に書き上がった原稿があるので、いずれそれを何らかの形で公開予定だ。

 

 

我が家には家紋に因み植えた梅の木がある。
今年は咲くのが早いのかもうすでに満開に近い状態だ。
実は毎年多く付ける。
去年のことだが、梅の手入れ(無駄な枝を切っていた程度だが)をしていた時のこと。
雰囲気の良い、五十代~六十代の鴛鴦夫婦が声をかけてくださった。
「毎年多くの実を付けていますね。花が咲くのも毎年楽しみにしていますよ」
と言ってくださった。
何気なく、ふとした思いつきで、10年以上前に植えた梅がそのように思って頂けるとは。

今朝、ふと、梅を見て、この一件を思い出し、先日の投稿の三つ星に絡め、今回の紋をチョイスしてみた。
さて、この非常に珍しい紋に配色してみた。
私の見立てではこの紋は星紋ではあるが、梅らしく配色してみた。
道真の伝説の如く、梅を愛でているのかどうかまでは分からないが、毎年梅が咲くのは楽しみである。
いつまでこの梅を見ることが出来るのだろうか。。。
(2017年2月8日  Instagram投稿)

彩紋

著書:日本家紋大辞典

 

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