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節分 お家で「鬼は外!」 家族でご一緒に

 

節分、楽しい思い出

もうじき節分、みなさんのお家では「鬼は外、福は内」、豆まきをされますか。

子どもの頃を思い出しますね。

節分は一つの行事、意味は分かってなかったですが、家族で、「鬼は外、福は内」って窓開けて外の鬼にまいて、家の中で福は内。

楽しかったですね。

子どもたちと一緒に豆まき、してくださいね。

ちなみに、豆をまくのは家長であるお父さんがまくのが一番いいそうですよ。

さて、子供さんに「節分って何?」って聞かれたらお話してあげられますか?

一緒に、なるほどって学んでみましょう。

 

「節分」とは季節を分けること

せつぶん・せちぶんと呼ばれる「節分」は、二十四節気の「立春、立夏、立秋、立冬」の各季節の始まりの前日のことを指していました。

「節分」とは、節を分ける・季節を分けるという意味ですね。

江戸時代以降は、特に立春の前日を指して呼ぶようになり、雑節の一つとされています。

二十四節気の、小寒から立春までとされる大寒の最後の日でもあるため、寒さはこの日あたりが一番厳しいとされてきました。

だから立春を境に暖かくなる、気がよみがえってくるから寒い間の邪気を払うために行ってきたのでしょうね。

特に、季節の変わり目には「邪気・鬼が生じる」と信じられていて、それを追い払う「悪霊払い」の行事として行われます。

 

 

なぜ?鬼に豆をまくの?

なぜ?鬼に豆をまくのでしょうね?

昔は、災いはすべて鬼の仕業と考えられていたのですね。

だから、災いの元となる鬼を退治するために炒った豆で退治したのです。

鬼は真夜中に襲ってくると考えられていたので、昔から豆をまくのは夜だったそうです。

 

節分は毎年「2月3日」?

節分の日付は毎年「2月3日」ですが、この日付は1985年から2024年までに限られているそうです。

知らなかった!

複雑な話はとても難しいのですが、節分の日付は数十年で少しずつ変わるらしいですが、立春の前日と言うことでのそれは変わりません。

間接的には天体の運行と、厳密には標準時とも関連するようですが、日本以外の世界の国々には「節分を祝う風習がない」ため、「旧正月」のように日付の違いで話題にはならないようです。

と言うことは、「節分」とは日本特有の行事だということになりますね。

ではどのような由来があるのか見ていきましょう。

 

 

節分の由来は

『節分』が特に立春の前日のみを指すようになったのには、冬から春に変わる時期を一年の境と考え、現在の大晦日と同じ意味を持つとされた為です。

「豆まき」の行事は「追儺(ついな)」と呼ばれる中国からの行事が伝わり、「鬼やらい」「鬼走り」「厄払い」「厄落とし」などとも呼ばれ、疫病などをもたらすとされた悪い鬼を追い払う儀式です。

初めて行われたのは、706年の文武天皇の時代で、宮中で行われた記録が残っているそうです。

以後、宮中の年中行事として伝わり、『延喜式』では「節分行事」は、彩色した土製の牛と童の人形を、大内裏の各門に飾るものでした。

詳しいことは省きますが、平安時代から続くこの儀式は、室町時代での「桃信仰」へと移り、更に炒り豆で鬼を追い払う行事へと変化して行ったようです。

中国において、古来より桃は神仙に力を与える樹木であり桃の実は仙果と呼ばれて、昔から邪気を払い不老長寿を与える食べ物とされてきました。

桃太郎はそこから生まれたのかな?

このような昔からの由来が存在する節分を日本人は大事にしてきました。

 

節分にすること

先に述べてきたように、「節分」には古くから豆まきの行事が行われてきました。

伝説ですが、鞍馬山の鬼退治に炒り豆で鬼の目を打ち、災厄を逃れたという故事が始まりのようです。

豆には「生命力と魔よけの呪力がある」とされた信仰が、大きく働いています。

語呂合わせでの「魔目」を鬼の目に投げつけて退治する、鬼を滅する「魔滅」に通じるとされたとか。

「鬼に豆をぶつけること」で邪気を払い、一年の無病息災を願いました。

これ等の意味合いから、昔から「節分の豆まき」は連綿と続いているのでしょうが、近年はただの行事のようにもなってきていますね。

芸能人や運動選手の年男・年女たちが、有名神社で行う豆まきは、行事などから遠ざかりつつある若い人々への教えとなってくれればいいですね。

 

 

「鬼は外、福は内」

豆を撒くときの掛け声には、一般的に「鬼は外、福は内」ですが、地域や神社によっては違いがあります。

「鬼も福も内」と言うところもあるそうです。

「鬼は外」と言うのは「鬼が家の中に居る」ということ?

「外の鬼に家に入ってこないように」ということ?

どちらの意味もあるようです。

節分でまく豆は、お祓いを行った豆を炒るのが本式のようです。

神棚に供えてから撒く地方もあります。

 

なぜ?炒り豆なの?

炒り豆を使用する理由は、節分の豆は旧年の災厄を負って打ち払われるものと考えられるため、撒いた豆から芽が出て災厄が復活していく大変と、炒るようになったとか。

昔は、豆以外にも「米、麦、かちぐり、炭」なども使ったようです。

現在では、節分の時期が近づくとスーパーなどで節分用の品々が並べられています。

炒り豆も核家族向けなのか、少なめの量で紙製の鬼の面なども付いていますが、家族で豆まきをするお宅はどのくらいあるのでしょうか。

以前は、家長である父親や年男が豆を撒き、子ども達が鬼に扮したりして家族が一緒に楽しんでましたが、最近はどうなんでしょうか。

 

節分お化け

食としては、炒り豆を歳の数だけ食べたり、鬼は鰯を焼く煙を恐れるとして鰯を焼いたり、恵方巻きを食べたりします。

ヒイラギの葉の刺が鬼の目を刺すとして、鰯の頭と共に門口に「鬼除け」として挿す風習もあるそうです。

また「節分の厄払い」として、東西の花街では「節分お化け」という、子どもや様々な扮装をする風習もあります。

節分の日は、普段と異なった服装で寺社参拝を行い、「通常とは違った扮装で魔を払う」という信仰から始まったもののようです。

 

ありがとうございます。

西洋化で和の行事やしきたりが薄れているこの頃です。

それぞれのお家で我が家流の「節分」を考えるのも楽しいかもしれませんね。

とにかく古来よりの文化、習慣を楽しく子供たち伝えていただけたらと思います。

 

節分の翌日は立春。

暖かく気持ちのいい春がやってきます。

楽しみがいっぱい!

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

(旧文 2014.02.03 再編)

 

参考:時短生活:http://www.syufu-jitan.com/year/spring-event/2176-jitan.html
   鬼は奥:http://psycross.com/blog/?p=6761

 

節分の恵方巻の由来と方角と決め方を知ろう

 

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