陽子の旬をいきる ~人日の節句~
◆七草粥 ~人日の節句~
こんにちは。
寺内町処の女将、陽子です。
五節句の一つで平安時代に「人日の節句」の風習が広がり、江戸時代に五節句の中の一番最初の節句と定められたそうです。
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1年の始まりの最初の節句である人日の節句の本日は無病息災を祈り七草粥をいただきましょう。
お粥を番茶で炊いて七草茶粥にしました。
素敵な御姉様より戴いた年代物の漆器椀
茶粥のお供には発酵調味料で作った薬味等でいただきます。
茶粥のお茶は熊野の山で無農薬で作られている安心安全な【なっ茶】を使用し、無農薬だからこそ出来る、茶葉は佃煮にして全部いただきます。
七草粥はお正月の暴飲暴食で疲れた胃を労る食べ物ということで広まっていますが、もともとは「一年の豊作と無病息災を願う」という意味を込められています。
茶粥のお供9種 12時の位置より時計回りに 1発酵柚子胡椒、2親方金山寺味噌
3由良のしらす釜揚げ、4発酵野沢菜漬け、5お友達自家製らっきょう、6南蛮唐辛子
7なっ茶葉佃煮、8発酵松前漬け、9金柑発酵蜂蜜煮
七草には邪気を払うという精神的なものばかりでなく、七草が持つ健康効果にも理由があります。
「セリ・ナズナ」「ゴキョウ・ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ・スズシロ」「ハルノナナクサ」と俳句のように5・7・5・7・7のリズムに合わせて口ずむと覚えやすいですよ。
① せり 「競り勝つ(せりかつ)」整腸作用があり栄養価が高い
② なずな 「撫でて汚れを祓う」解毒作用があり胃腸障害などに効果が期待できる
③ ごぎょう(御がある形)「仏体」咳止めやのどの炎症に効果がある
④ はこべら「繁栄がはびこる」鎮痛作用があり、様々な予防薬とされた歴史がある
⑤ ほとけのざ(仏の座)「仏の安座」整腸作用があり食欲増進や高血圧予防の効果がある
⑥ すずな(蕪)「神を呼ぶ鈴」便秘や胃炎など胃腸の調子が悪い時に食べると良い
⑦ すずしろ(大根)「汚れのない純白さ」食物の消化を助け、二日酔いにも効果がある
※ウェザーニュースより引用
そもそもは中国から伝わってきたそうで、1月7日に邪気を払って1年間の無病息災を願うために、7種類の野菜が入った吸い物を食べる習慣があったそうです。
日本では、年初めに若菜を摘んで新しい生命力をいただく「若菜摘み」という習慣があり、平安時代より中国の吸い物の習慣と日本の「若菜摘み」の伝統とが相まって、江戸時代より『七草粥』を食べることが幕府の公式行事になり、庶民にも広がったそうです。
※人形協会より引用
※日本文化研究ブログより引用
古来より無病息災を祈って食されている七草粥。
薬草として大切にされていた七草には深い意味と効能があります。
小寒の節に入ると寒さが一層厳しくなり、体調管理も大変な時期です。
猛威を奮うコロナに打ち勝つためにも、「無病息災」の願いを込めて【七草粥】をいただいて下さいね。
これからも大切に伝えていきたい大切な日本伝統文化の一つです。
食べ物や身の回りの物を少し意識をすることにより、身体にやさしく労ることができます。
季節を感じ、旬の食材でからだにやさしい事はじめましょう
旬をいきる。
日本だからできる喜びです。
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この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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