春日大社 藤のお話し2
藤が大好き
こんにちは。
先日は春日大社の萬葉植物園でのお話しを載せさせていただきました。
今日も続いて第二弾でございます。
ありがとうを世界中に
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藤の花の摘み方・管理方法
摘むのは、丁度、花が終わった段階で摘みます。
根元側の一番奥の花の所で摘みます。
摘んだ根元に芽があるので、それが翌年の小枝になります。
摘む時に、もう芽がついていますが、それ自体が花芽になるのではなくて、そこから枝が出てきます。
その出てきた枝に、7月から8月になると花芽がつくのです。
それを根元から、やはり切るのですね。
すると、いらないところは枯れていきます。
切ったところに芽が出てるのが、今咲いている花。
前年切った後に、一本出た枝のところに今年花がついてるという事。
枝が出て1年目は花一つでも、2年目は軸にいくつも芽があれば、その分だけ枝がまた出てきます。
それがまた花が終わったら、そこからまた分かれるので、それを3年繰り返したら、その枝は終わりになります。
園内の藤は、どちらかというと山藤系なので咲きやすいです。
今年、つるを50cm残しておいたら、そこに一つずつ花がつきます。
残したつるの2年目だと、2つ花芽が出ているという形になります。
去年ダーっと伸びたつるの50cmだけをを残す形にすると、そこに花が一つだけは付いてくれますね。
花が一つ付くことによって、きっかけが出来て、花の根元を切る事で、その切った根元か ら、翌年3つ付きます。
そうすると、翌々年に5つ付くという形で増えていく訳となるのですね。
それを見極めていって、付けていったら良いのです。
房が沢山バーっとなっているところは、もう2つ出ていたら、それはもう1年、2年目という事。
1年目のつるを残し、そこから出たつるに対してまたつるが出ている、ということは、 来年、ここからも、ここからも、ここもまた芽が出ますよ、という形で増えていきます 。
出ている芽は、どれがどれになるか、どれが枝や花になる芽かは分かりません。
その中に多分つるも出て来ます。
どれかがつるで、ビューっと伸びるものが出て来ます。
逆に言うと、小枝だけをピッピッと出すものも出て来ます。
それは色々ですね。
葉っぱとお花
藤の葉っぱは、小さな葉を一つずつを一枚と数えるのではなく、葉っぱの付け根に芽が付 いてるところで初めて1枚と数えます。
副葉といい、植物全部がそう数えます。
よく見ると、小さな葉の根元には芽がなく、これは葉っぱが分裂しているだけの話で、 葉っぱは芽から出ている所からまとめて全てを、1つの葉っぱ1枚と数えるのです。
これが副葉といいます。
単葉というのは、1つの葉っぱで出来ています。
樫などは単葉で、葉と葉の間に必ず芽が付いています。
園の藤は複雑に花の数が出ています。
2年か、3年経ってこれだけ花が付いてるが、元々はつるが伸びた時には、つるに1つしか花は付きません。
花1つが付いてぶら下がることによって、花が終わってから、つるなら、根元にある小さい芽が出ます。
それが分割したら数が増えていきます。
元々、つるが出た所には一つずつしか花が咲きません。
1年目、つるを切らずに放っておいたら、来年、短枝が出るまで花が咲かないのです。
けれど、つるが出た時に、一旦50cmで花が終わった後につるも切ってあげます。
その一番先端の芽から、次の2番づるが出ます。
藤は、それが今年のつるだと思います。
藤は、つるを切られる事で、来年を待たず今年にすでに新しい短枝が出たので、この間に1年経ったものと思うのです。
本当は、翌年に短い短枝が出ないと花が咲かないのですが、勘違いして、切られた芽のとこ ろに花芽が付くという仕組み。
でも1個ずつしか花はぶら下がらないので、その1個をぶら下げることによって、その1個が来年分裂したら、複数花が付くようにと変わります。
複数咲いたら、またその花の根元から分裂するから、倍に増えるという形で房になっていくという方法で剪定しています。
結構大変な作業ですね。
今年出たつるは、来年1房をぶら下げる為に、50cmで切っておきます。
今年のつるをそのまま放っておいたら、来年、そこから短い枝は出ます。
その枝に、その次の年、再来年に初めて花を付けるので、来年には咲いてくれないです。
でも、藤自身に、このつるが2年目だと思わせたら良い訳です。
2年目と思わせる為に、一旦切ります。
そうすると、藤は、本来1年ずっと伸びないといけないものが途中で切られたから、「これは伸びないといけない。」とそこから次に芽を出して二番づるを出して来るのです。
二番づるを出した先が、「今年のつるが伸びたやつだ。」と思います。
逆に言うと、藤は「じゃあ1年経ってる。」と思うのですね。
それをする事で、来年そこに、花芽が付いてくれます。
ただし、1つだけしか付いてくれません。
だから、花はそこに1つしかぶら下がらないのです。
そのきっかけで、1つぶら下がる事を作ってやれば、その1つの花を摘む事で、摘んだ花の根元に次は3つぐらいの芽が出て、それが分かれてくれるのです。
成長させるには
その2年後には、3つの花が一度にぶら下がります。
その3つぶら下がったら、それをまた摘んだら、今度はそれが倍になって6つぶら下がるとか9つぶら下がるとかそういう形で房になります。
そういう手入れをしなかったら、そういう形で密集しない訳ではないですが、2年遅れて密集してしまいます。
園では、折角1年目で出たつるに、来年花を咲かせたいので、藤に1年早く勘違いをさせます。
藤を騙してるという事ですね。
自然的には、3年までの間にはこのように量が増えていきます。
ただ、園では、1年目、つるだけにしておくのはもったいないので、一つ目を1年早く咲かせているのですね。
自然の状態で伸びたものは、4年目に房の状態になります。
一番ややこしいのが、最後の花を摘む時に、葉っぱの軸と間違って一つ手前で摘んでしまって花を一つ残すとすること。
自分では摘んだつもりでいても、その一つ残った花のところに絶対そこへ栄養が行くので、1年経って1個残したものに大きな豆がぶら下がります。
逆に言うと、一つ残したら、この中で栄養が豆には当然行きますが集中していかず散漫になってしまいます。
だから育ちにくいのですが、間違って1個残すのが一番タチが悪いとの事。
1年経って非常に硬い豆が出来るので、そうすると、この枝は豆を作る為に1年中栄養をどんどん豆にやっているから、花を付けるどころではなくなります。
だから、豆を残さないように、花を全部摘んでしまっておくのです。
しかし、八重の藤だけは花は摘みません。
何故かというと、子孫を残さないから。
豆も作らないので、八重の藤は、花は勝手に枯れて落ちるまで放っておいたら良いですね。
花を1個取ってみたら、花の中央に藤の種になる小さな豆の子供が包まれるようなかたちが出来ています。
この豆の子供が1年間経って成長して、ボコボコボコと大きな豆になってぶら下がります。
この豆を成長させないように、全部の花が終わったらすぐ摘むのです。
質問です
⚫︎豆っていつ頃ボコボコが大きく分かるんですか?
冬には大きくなります。
夏場になったらもう段々大きくなっているから、1年間かけてどんどん大きくなります。
今は豆を作らせないように花を摘んでいますが、放っておいたら、冬には豆がぶら下がっています。
神殿の裏などに自然に生えている藤は、豆がぶら下がっているので、その時期が来ると、 豆が乾燥してひねり出て、「パン」「パン」「パン」と音が鳴りながら、種がパラパラパ ラと落ちていきます。
はじける時は結構大きな音が鳴りますね。
夏場はまだグリーンの枝豆のような形になっているけど、それが色が抜けたら乾燥して木肌のような色になります。
乾燥することによって豆が絞られていき、さやが「パーン」と割れるきっかけになります。
中に3つか4つの種がポロポロポロと入っていて、自分達で勝手に出て来ますね。
⚫︎藤の豆は食べられるのですか?
藤はマメ科で、昔は、豆の若い状態のものを食べてたという話もありますが、今の時代はそう食べることはないです。
⚫︎枝が黒くなっているのは何故ですか?
墨を塗っています。
藤は、どうしても切り口などに鉄砲虫が入る為です。
鉄砲虫やカミキリ虫の幼虫とか、ボクトウ蛾などの蛾の幼虫が卵を産んで、中で幹の中心を、食べられてしまう為。
鉄砲が打たれたら弾がパーンと入っていく様子に似ているので鉄砲虫と言いますが、それが中をどんどん食べていくのです。
幹の中に入って、中から穴を開けて、そこから糞を出す。
糞が落ちていて、出ている穴を見つけたら、その中に鉄砲虫の幼虫が入っているという事なので、この穴から薬を入れたり、分からないうちなっていたら、中が食われて酷くなっていたりしますね。
それを見つけたら、中から幼虫を取り出して、そこにすった墨の原液を塗っておきます。
奈良の平城京などで木簡が出て来ても昔の文字が読めるのは、墨が腐らないように守っているから。
桜でも、1cmくらいの枝を切ったら、そこに菌が入らないように、墨を塗っておきます。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というように、梅はどんどん切らないといけないですが、桜は切ったらすぐそこからウィルスが入っていき、どんどん枯れていきます。
植物も人間も、理屈は一緒で、子孫を残さないといけないとなったらそう判断するし、食 べ物がなかったら痩せていくし、反対に食べすぎるとブクブク育っていくのです。
⚫︎藤の花の見頃について
藤の花の見頃は、花が広がった時が花の量的には一番多いですが、一番綺麗なのは、咲き初めですね。
咲き初めと咲き終わりでは、花の色が全く違います。
蕾の頃が最も濃い色。
やはり、色が綺麗なのは咲き初め。
そして、陽がどんどん当たってる所よりも、陰にある所の方が、しっとりとした良い色になります。
陽が当たると、すぐ乾燥し色が飛んでしまい、焼けてしまいますね。
植物園の職員でも、藤の管理法を覚えて貰うのには3年かかるとの事。
藤の花が咲くのは、一年に一度、今しかなく、花を摘む事を覚えるのは今しかないです。
そこから一年は皆何も出来ないという事は、やはり3年くらいはやらないと経験出来ないですね。
藤の花を摘むのは、開園する前や閉園してから摘むのではなく、全体に花が終わった頃に公開している状態で摘んでいます。
花を摘んでいる最中に、つるも、手をつけられるものは並行して切って止めていきます。
近い所は巡回しながら見て、新しいつるが伸びて来ているなというのが分かるので、 50cmくらいの所で切っていきます。
そうする事で、一番づるだったものが、切った所から次の二番づるが出てきます。
切ってから一週間もしたら、次のつるはもう出てくるが、1年経ったと勘違いして、来年そこに一房だけ花を付けます。
⚫︎どうしてつるを切られたら1年経ったと勘違いするのですか?
2回目のつるが出たから。
つるが出てから勘違いするのですね。
次のつるが出なかったら、そのつるには来年花は付きません。
切るのはハサミだったり手だったり、どちらでも大丈夫。
去年、止めた所に、芽に対して花が一つしか付きません。
これが、1年目。
去年、止められた事によって2年経ったと勘違いしたから、今年4カ所の芽の所に1つずつぶら下がったという事になります。
来年は、この1つを作った事で、1年早く、また切ったらそこから3つ増えます。
そんな風に数が増えていきます。
去年止めていなかった場合は、今年はそこに花が付いていないです。
その3つがなかった事になります。
その時は1年早めてあげます。
今年、落として1本のところから3本だったけど、来年は3本がまた増えてくれるから、 再来年にはまた増えるという事で3年経ったら房になります。 ただ、基本はそうでも、品種によっては、いくらやっても先が少ないものもあり、房が多いものは多いし、少ないものは少ない。
まだ50cmも伸びていないものは、50cmまで伸びるまで待たなくても、適当に切っても大丈夫。
咲いてないものは、去年、何かこの間にそこに陰があったからか、栄養が足りなかったからなのか、花を付けられなかったのですね。
だから、切ったから必ず花がつくとは限りません。
園内の、花が咲き出したのが3年くらい前からの藤、何が変わったかというと、ここの周りにあった杉林を皆倒してしまったからなのです。
バンバン陽が当たるようになったので、花がバンバン咲くようになりました。
その藤も、3年前に植えた訳ではなく、もっと前から、藤園を作る時に、藤栄会の方々にご協力頂いて、園全体に最初に藤を植えたものです。
しかし、陰のものはなかなか花が咲かなかったですね。
毎年、葉っぱばかりが出てましたが、条件がパッと変わったらすぐ花を付け始め、一回花を付け出したら、そこから今は、毎年どんどん花を付けていっててます。
⚫︎枝の形のなり方が、とても不思議でしょうがないのですが?
藤は、形は自由に伸びていくので、つるの時に調整は出来きます。
放っておくと、どう変形していくかは想像出来ないですね。
山の藤などは、下に垂れていても真っ直ぐでも、つるの伸びたその形のままで太っていきます。
自分達が伸びやすい方に伸びやすい方にと伸びていきます。
曲がって伸びていたのに、なぜか途中から直角に上がっていっていたり。
それは、例えば、曲がって伸びている所までは、頼るものがなかったので下を向いて育っていきます。
けれどその先で、何かにどこかにまとわりつけて、そこから上に上がっていきます。
そこからまた、まとわりつく先がなかったら、また下に下がります。
園内の藤も、支柱がなかったら、おそらく上まで上がらないし、支柱を外したら、おそら く勝手に下まで下がるでしょうね。
それを毎年、支柱を立てて形を整えています。
⚫︎藤棚にしてあるのは何故ですか?
棚にしてあるのは、藤を見るために人が入って来られて、歩くスペースがいるので棚にしているのですよ。
棚に乗せたら、1m伸びようが、2m伸びようが、管理し易いので、みんな棚に乗せます。
その代わり、棚の骨組みが見えたり、藤の花が棚から下へ垂れてくれる藤はいいけれど、 短いものだと下へ垂れる前に止まってしまうものもあります。 そうなると、藤を見る楽しみがなくなりますね。
なおかつ、陽は当たりにくくなるというデメリットもあります。
でも、立ち木造りにすると、表から陽は燦々と当たっていて、目の高さで見ようと思えば見れる状態ができます。
でも、今度はその代わり、棚がない分、立ち木は自分ではもう垂れるしかないので、毎年何かで受けてやらないと固定出来なくなります。
支柱を取ったら、みんな地べたへベターっと垂れますよ。
柔らかいので、それが自然ですね。
そして、木か何かを見つけると、そこにまとわりつきます。
⚫︎野田藤と山藤
その巻きが、右巻きなら野田藤で、左巻きなら山藤なのです。
藤園の藤は、山藤の土台に野田藤を継いで植えているので、下は左に巻いているが、継いだ所から右に巻いています。
下は山藤だけど、継いだ所から、上が山藤か野田藤かでどちらかに変わってきてます。
園内の藤は、立ち木の状態で剪定している形になっているので分かりにくいですが、杉の木が一本あると分かりやすいですね。
杉に対してどちら回りで絡んでいるかですぐ分かるからです。
⚫︎自然の藤で、幹が地面でとぐろを巻いている状態のものもありますが、それは絡むものがな かったからですか?
そういう事ではなく、とぐろを巻く事によって、絡んでいっていってるのです。
普通の木であれば真っ直ぐ伸びるだけなので絡むことはないですよね。
立ち木造りの場合は、枝を切って、枝分かれして来たら、ここでまたこういう枝の形を作ってくれるだろうという風にかたちを整えていきます。
陸地でタコを飼っているみたいなものですね。
藤は、上がつるなので、根っこもつるになっています。
桜などの一本で出ている普通の木だと、上に花が咲いていて、その枝の一番先端から真っ 直ぐ下に下りた所に根っこがあります。
上と下が同じような範囲で広がっているのですね。
杉などは、真っ直ぐ細く上に伸びているから、根っこは下で、同じように伸びています。
なので、藤は上がつるでビューっと伸びているから、下も根がビューっと伸びていきます。
移植をする時には、普通の木なら、周りを掘って根っこの所に鉢を巻いて移植しますが、藤の木を移殖をする場合は、幹の根元の根っこを残しても意味がないですね。
根っこの先端が一番水を吸うところなので、水を吸う事も何も出来なくなる為、根っこをずっと追い掘りで掘っていくのです。
そしてその根を巻き返して、移植するのですね。 だから、この園内の藤を移植しようと思っても、どこの根か分からない状態になっているので、まず無理。
一つ移植しようと思っても、掘って行くと他の藤の根全部が一緒になっているので、全部の藤が駄目になってしまいます。
鉢で買った藤は、鉢の中で根がこんがらがっているので、鉢の中で大人になったと思って上に花が咲きます。
それを地面に植えたら、今度は地球が鉢になるので、太って太って、30mぐらい根っこが伸びるまで上に花は咲かないです。
鉢で買った藤は、出来るだけ何年か、少しずつ鉢を大きくしながら管理してあげてほしいですね。
これ以上出来ないとなって地面に下ろした時には、周りに波板のようなもので囲ったりするなどして、少しずつ少しずつ広げると良いです。
肥料は毎年あげますが、どこに肥料をやるかというと、藤園全体に肥料をあげます。
全体に肥料をあげたら、どこかの藤の根っこに効いているという事になります。
ここにやった肥料はここにある藤の為ではなく、30m先の藤の為の肥料をここでやっているという感じですね。
藤が家にある場合には、三軒隣の家の庭に肥料をやって下さいと言ったりしますが、ちゃんと真っ直ぐ三軒隣に行ってるかすら分からないので、それは冗談。
木に絡みついて上まで行ってるものも、下の根っこは下に行ってるのではなく、横だけに伸びていて、地表に結構根っこが見えています。
⚫︎藤が落ち着いたら今度は紫陽花とかいくつかの花が咲くのですか?
花菖蒲も植えていましが、畑もですが3年に1回ぐらい土をみんな植え替えてあげないといけないし、病気も広がるなどで、お金ばかりがかかってなかなか難しいですね。
紫陽花でも花菖蒲でも、わずかに植えても人は喜ばないので、紫陽花なら紫陽花を沢山植えて、藤なら藤を沢山植えて、とする方が喜ばれますね。
その代わり、同じ植物を植えると、虫とか病気は絶対にはびこるので、家で楽しむのだったら、色んな種類の科の違う植物を植えておくのが一番良いです。
鉄砲虫なども、藤ばかりを植えていなかったら入らないです。
藤以外の公園なら、そんなものは入らないです。
虫も、ここに来たら藤が沢山あるからここで卵を産んだらいいと分かっているのです。
ありがとうございます
NHKの朝ドラ「らんまん」は見ていますか?
そのドラマの主人公のモデルとなっているのは、高知出身の植物学の先生。
日本の植物学者の第一人者の槙野富太郎さん。
あの方は、日本を代表する日本の植物の百貨辞典の第一人者。
ドラマでは「槙野万太郎」という名前になっていますが、主人公のベースになったのは、土佐出身の槙野富太郎さん。
「牧野植物園」というのが土佐にあります。
自分で山から何から廻って、全部それを手書きで絵を描いて、すごく沢山の資料を持ってやるという人。
今、日本で一番最高の植物図鑑が、槙野先生が作ったもので、写真ではなく、全て絵の具で手描きの絵で描かれています。
この園でも調べる時には槙野図鑑で調べています。
一昨年、土佐に行った時に槙野植物園に行かせてもらいましたが、植物園自体も価値があるので土佐に行ったら行った方が良いですよ。
戻り鰹を食べたくて行って、それまで槙野先生は知っていたけど、土佐の出身とは知らな かったので槙野植物園があってびっくり。
植物園に、実際に住んであったような家のセットがあって、その中に植物の絵を描いている槙野先生の人形が置いてあるのです。
その周りには本や資料が山積みになっているようなのが建物の中で見れるようになっている結構広い植物園。
<今年購入した八重黒龍と九尺の鉢植えの管理方法>
今年のうちは花は咲かず、葉っぱだらけになる。
その葉っぱが落ちてから、みんな軸だけになった時に、今年伸びた蔓の50cm切ったやつの所で、もっと大きな芽がプクっと出てくる。
それが花芽になる。
それを見ながら、芽が付いていれば、冬に、例えばもうちょっと短めがいいなと思った ら、50cmとか、30cmとか残して切って貰ったらいい。
八重黒龍の方は、花が咲いても切らなくていい。
萬葉植物園の皆さま、本当にありがとうございました。
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld