うるしの器を使われてますか? うるし⑪
うるしの器を使われてますか?
こんにちは。
うるしの良さは、使ってみないと十分にはわかりません。
本格的につくられたうるしの器は感動的です。
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World
巣材がいい、形がいい、バランスがいい
工芸的な贅沢をしたものでなくても、本気でつくられたものには深い味わいがあります。
漆器には、木を大切にする日本人の考えがよく表れていると思います。
ろくろ形成で木を回転させ、木を必要なかたちに彫っていく。
そして、木をある一つの形にしたものにうるしを何度も塗る。
傷がついたらまたうるしを塗って、くり返しくり返し使う。
自然や物を大切にする考え方です。
このような意味でも、漆器は大量生産して大量消費するようなものではありません。
傷がついても、何度もうるしを塗って修理して使う。
これは現代の環境保護やリサイクルの考え方も合致しています。
ありがとうございます
自然や物を大切にするという考え方は、日本では何も最近はじまったものではなく古来からあった国民的な伝統といえる考え方なのです。
あらゆる資源を大切に扱いくり返し使うという考え方は、日本文化の根底にある立派な思想です。
だからこそ、漆器ほど良いものを使ったほうがいいのです。
何度も修理して使える強みがあります。
ちなみに、ここで良いものというのは必ずしも金蒔絵をほどこした豪華なものという意味では決してありません。
素朴であっても、基本に忠実につくられたうるしの器ならばそれだけで充分だと申し上げたいのです。
陶器というのは、手からすべって落ちるとたいてい割れてしまいます。
しかし、うるしの器は落としても割れません。
割れない、壊れないという安心感があります。
こういう漆器からは、怪談「番町皿屋敷」などという怖いお話も生まれません。
安心して使うことができる、こころ安らかになれるおだやかな器なのです。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
漆器は日本の大切な文化そのものなのです。
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld