お茶 | 和の素敵
Slider

日本の素敵を世界へ発信する、
和のメディア

お茶

「露地」 茶会へのプロローグ

  今日はお水取り、もう春はそこまで こんにちは。奈良の東大寺の二月堂で「お水取り」。 くらやみの中で、パチパチザザアと燃えて落ちる「おたいまつ」。 十二日の深夜、若狭の水を二月堂の中にうつす儀式。 籠松明(かごたいまつ)のいっぽんの重さは八十キロ。 大松明の火は、二月堂の欄干でふりおとされます。 この燃えかすをひろうと、無病息災。 東大寺のお水取りが終わると「もう、春やなあ」と、どこかうきうき。春の語源は、「万物の発(ハ)る季節」「季節の芽の張(ハ)る時」などから。 なんにも変化がないように見える土の下から、突然顔を出す小さな芽。 その間...

「松風」を聴く  茶の湯で釜のたぎる音

  日本には素敵な音がたくさんある こんにちは。七十二候では「魚氷に上る」頃。 冬の間、氷の下の冷たい水の中でじっとしていた魚たちが春を感じ取り、元気よく動き始めます。 立春を2週間ほど過ぎて、満作や雪柳などが咲き出しますが、広がる景色の色合いは、まだまだ冬の様子が強く、寂しげな風景は続きますね。寒さも行きつ戻りつして、まるで㋂中旬のような暖かさになったと思ったら次の日はやっぱりキュっと引き締まる寒さだったり。 この時期は椿の花が「ぽとり」と落ちていていきます。「落ちていく」という日本語の花の終わり、散る表現って美しいですね。 椿の「落ちる...

「茶の湯」には日本の美、日本人の心が詰まっています

  茶の湯には日本の美、日本人の心が詰まっています こんにちは。寒い寒い冬、花の少ない冬に真っ赤な美しい実をつける千両・万両・南天。 道端にたくさん見られます。 正月の縁起物としてこれから市場やお花屋さんにもたくさん登場してきます。 みなさんは、それぞれの違いをご存知ですか。 先日、街を歩いていて「これは千両?万両?もしかして南天?」とわからなくて。見分けるには花の付き方がわかりやすいそうです。 千両の実は上向きで固まってついています。 万両は葉の下に垂れ下がるように実がついています。 南天は高さが高く2mぐらいのものが多いそうです。 ちな...

「喫茶去(きっさこ)」 一杯のお茶で心にゆとりを

  一杯のお茶で心のゆとりを こんにちは。木枯らしが吹き、寒くなってきた朝は一番茶で一杯。 私的に美味しいお煎茶の入れ方。 1.沸騰したお湯を急須に入れて、急須を温めてそのお湯を湯飲みに入れます。 2.温まった急須にお茶葉を多めに入れて少し蒸して香りを楽しみます。 3.お茶葉を入れた急須に湯のみのお湯を入れて1分(お茶の葉によって時間はまちまち)ほど待ってから湯飲みに。 いかがでしょうか。温かくなった湯飲みを両手で持って手も暖か。 ちょっと暑いから「ふっー」ってしながら、一番茶を一服。 是非ともペットボトルや缶のお茶ではなく急須でお茶をお楽し...

「売茶翁」 江戸中期、京都文化の中心にいた畸人

  高遊外売茶翁顕彰会の川本喜美子さん こんにちは。私が今、会いたくてしょうがない人。 でももう亡くなってますので、学びたい人。 肥前佐賀が生んだ江戸時代の畸人(きじん)「売茶翁」。先日、思い立ったが吉日、佐賀へ行ってきました。 そして、高遊外売茶翁顕彰会の川本喜美子さんいお会いすることができました。 事前に連絡することなく飛び込みなのに、ご丁寧なおもてなしをいただきお話をいっぱい伺うことができました。その節は本当にありがとうございました。そこでいただきました、「売茶翁読本」。 その中から売茶翁のことたくさん学べます。 このお話...

飲茶の風をたどって 「飲茶法の変遷」美味であったお茶

  お茶を楽しもう こんにちは。今日も昨日に続いて栄西の「喫茶養生記」から、飲茶の変遷を。 茶のたて方、茶器のことなど昔はどうだったのでしょうね。現在のお茶の生産ですが、28年度の農林水産省の発表では、収穫後それぞれの産地で茶葉に加工され消費地において製茶にブレンドして販売されます。 荒茶段階では約1000億円の産業規模があるそうです。 おもな産地は一番が静岡県、そして鹿児島県、三重県と続き京都府は4番目、5番目に福岡県が続きます。 上位3県で全国の栽培面積の約7割を占めるそうです。 京都は少ないのですね、びっくり。お茶の種類としては、「...

飲茶の風をたどって 「飲茶のおこり」

  喫茶は身体を良くしてくれます こんにちは。お茶の花をご覧になったことありますか。 今、ちょうど可愛く咲いているころです。 中国の「桐君録(どうくんろく)」によると、「茶の花の形は梔子(くちなし)の花の如くで、その花の色は白い」とあります。 「茶経」にも「茶の樹の葉は梔子の葉に似ていて、その花の白いことは薔薇の如くである」とあります。宋の国からお茶の種を持ち帰ってきた栄西の「喫茶養生記」には、「茶は養生の仙薬であり、人の寿命を延ばす妙術を具えたものである。」と書かれています。 現代のようにエビデンスがあるわけではありませんが、茶の効能は長い経験か...

茶を喫することによっての養生の記「序」 栄西が録す

  栄西の「喫茶養生記」 こんにちは。臨済宗の開祖であり、建仁寺の開山でもある明菴栄西(みょうあん えいさい)(永治元年(1141)~健保3年(1215))は、廃れていた喫茶の習慣を日本に再び伝えました。 栄西が書いた「茶は養生の仙薬なり・・・」で始まる「喫茶養生記」は鎌倉時代の代表的な医書の一つです。 鎌倉幕府の3代将軍源実朝に献上したことで広く知られ日本で本格的に飲茶の習慣が普及しました。この「喫茶養生記」の最初に書かれている「茶は養生の仙薬であり」、とっても興味ひかれませんか。 鎌倉時代を代表する医書にはなんて書かれているのでしょうね。 それ...

日本茶の真心を伝えつづける「伊達茶」

  伊達茶は美味しい! こんにちは。先日、仙台にお伺いしたとき伊達家十八代当主の伊達泰宗さまから伊達茶をいただきまして。 ご当主と食事の時に浄住寺のお茶の話をしてましたら「伊達にも素晴らしいお茶があるよ」とのお話しからご縁をいただきました。 でも、失礼ながら仙台にもお茶があるのですね。 お茶の栽培の北限はどこなのかなと。お茶は比較的温暖で、かつ適度な降水量のある地域で栽培されます。 近年、北緯45度から南緯45度にわたる地域で広く栽培されています。 北は青森から南は沖縄まで広く栽培されていますが、東北地方ではごくわずかしか栽培されていません。 ...

ご飯用の椀がなぜ「茶碗」というの?「茶番劇」は?

  ご飯用の椀がなぜ「茶碗」というの? こんにちは。お茶のことをいろいろと書いてますが、いつも思う疑問、どうしてご飯用の椀を「茶碗」というの?と。 不思議に思いませんか、ご飯用ですよ。茶碗だからといって、その椀ではお茶は飲まないですよね。 お茶を飲む椀は「湯飲み茶椀」、あるいは「湯飲み」といいますよね。 ますますわからなくなってきた。茶碗はもともとお茶を飲むための椀のことでした。 平安時代、中国からお茶と一緒にお茶の道具として磁器がもたらされました。 日本で磁器を作る技術がなく、しばらくは中国からの焼物(陶磁器)を輸入しており、それらを総...

「茶花」とは何か 古人の言葉で「花は足で活けよ」

  花は足で活けよ こんにちは。今日も茶花のお話し。 野に咲く花、名前も知らないけれどかがんで見てみると楽しそう。 一輪で咲いているのか、仲間と一緒に遊んでいるのか。 風にそよぎながらふわふわって。 弱そうなのにとっても強いのでしょうね。 芯がしっかりしてるから。 見習わなければ。古人の言葉で「花は足で活けよ」あとあります。 足で活けるとは、自分が花を探しに出向き、花が咲く様を見て、採って花入れに入れることと思います。 厳しい自然環境で育った花は、栽培した花よりも勢いがあり、花の色も綺麗です。花と花入れの調和を考えて、剪り採る花はで...

「茶花」とは何か 茶道?花道? いつから使われてるの?

  野に咲く花に美がある こんにちは。野に咲く花に「雑草という名はない」と言われた昭和天皇。 それぞれの花には命と名があります。 忙しく過ごしている現代、道端の花に気づかず時が過ぎていきます。 でも、ちょっとだけだけでいいから、いつも通ってる道を見ていくと季節ごとの花が咲いているかも。 それも「咲いてますよ」って主張しないで、可憐に咲いています。 そんな命ある花を自分のために、茶室の床の間に。 なんて自分勝手なんでしょうか。 でも「ごめんなさい」「ありがとう」って思っているから、もともとそこにいたかのように、思いを込めて一番自然に。そんな「茶...

日本最古の茶園 栂尾「高山寺」 茶園に栄西禅師と明恵上人の息吹が

      高山寺で一服 茶の歴史を知る こんにちは。連休の中、やっと訪れることができました、高山寺。 先日の台風の影響で倒木がたくさん、石水院のみの拝観しかできなかったことは残念ですが、一時をお茶とともに素敵な時間をすごしました。少しでも早く倒木が片づけられ、秋の紅葉が映えますように。 実際には職人さんがまだまだ天災による現場が多く高山寺に手が回らないのが現実です。 明恵上人と栄西禅師と茶園 華厳宗の僧である明恵上人(1173-1232)は、臨済宗...
Translate »