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風景の中で泳ぐ鯉のぼり The Carps Flying in the Landscape

 

こいのぼり」

 

こんにちは。

今日は「こどもの日」

最近は、「こいのぼり」、あまり見ませんね、とっても残念。

でも、「こいのぼり」が五月晴れの中、気持ち良さそうに泳いでいる姿がとってもいいですね。

さて、こいのぼりは日本だけの風習だそうです。

いつから、こいのぼりが泳ぐようになったのでしょうね。

 

「こいのぼり」は、江戸時代から

 

こいのぼりの始まりは江戸時代だったとされています。

もちろん、武士の家での風習だったようです。

最初は紙や布などに鯉の絵を描いて、風を受けるとたなびくように作って飾っていました。

鯉を描いた理由はわかりますよね。

産卵の時になると、川を流れにさからって、どんどん上流にの向かってのぼっていきます。

つまり、どんどんのぼっていくことが、出世、偉くなることにたとえられたのです。

出世するように鯉を描いて、泳ぐように風にたなびくように作ったのが「こいのぼり」です。

武士の家では男の子は大事な跡取りだったので、その健康と出世を願いました。

 

The-flying-carps

 

日本の見せる風景には毎年一つのパターンがあります。

3月の梅と4月の桜の花の後、

5月のこどもの日には、同じ景色の中に鯉のぼりが侵入してきます。

迷宮都市尾道市のこの小さな通り道さえも。

In Japan every month the lanscape has another pattern.

After the plum and the cherry blossoms,

the flying carps of the Children’s Day invade the landscape.

Even this small path of the labyrinth city of Onomichi.

© Yann Becker (意訳 :今西吉雄)

 

ありがとうございます。

 

江戸時代のこいのぼりは、黒のこいだけを上げていたそうです。

それが、明治時代になり、だんだんと増え、赤い鯉や青い鯉をあげるようになったのです。

これもビジネスかな・・・。

いつの時代も「出世」は親の願いだったのですね。

わが子が、健康ですくすくと育ってくれれば、それは何よりも良しなのに。

今の子たちも、出世だけを考えずに、その子の持っている特性、財産なる力を伸ばしてい行けたらいいなと思うのは私だけかな。

そして、どんな時でも「ありがとう」と思える子に育ってほしいと思います。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

この星の子供たちに多くの幸あれ。

(初版:2015.05,01)

 

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