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「令和」の幕開け  中西進さんのお話をいくつか

 

「令和」の幕開け

こんにちは。

令和の幕が開けましたね。
改めまして、お祝い申し上げます。

私的な話しなのですが、
4月1日に「令和」が菅官房長官から発表のあったとき漢字を見てピンときませんでした。
でも、「れいわ」という言霊の気が心にひびきとても嬉しかったです。

令和の意は「神のご意思を受けこの日本、そして世界の和とすること」。
そこには日本人が古来から大切にしてきている言霊の力がとても大切なのかもしれません。
実際に、令和が発表されてから多くの人が「れいわ」と口にしてから、この世の気が大きく変わってきたと思いませんか。
周りにも
「いままで具合が悪かったのになぜか元気になってきた。」
「やる気がどんどん湧いてくる」
などと聞くようになりました。

とてもいいことですよね。
「れいわ」の言霊の力で、この世が今までの我欲の煩悩から和する御心へと変わっていきますこと願っております。

さて、今日はこの「令和」を考えたといわれている中西進先生のお話をいくつかご紹介したいと思います。

 

「令」は美しく善

先ずは産経新聞、4月29日のお話しから

国書を典拠とする元号は初めて。
また「令」の文字が元号に使われるのも初めてで、その本義は「形が整っていてうるわしい」という意味だという。
中西さんは、その「うるわしき和の精神」を世界に広めていくことが次代の日本人の務めだと語る。
「元号は文化であり、新しい時代の目標となる価値観」と強調している。(深堀明彦、横山由紀子)

 

--  「令和」の言葉が採られたのは、万葉集に収められた「梅花の歌三十二首」の序文。大宰府の帥(そち)(長官)を務めていた大伴旅人(おおとものたびと)が自宅の梅園に友人を集めて歌会を開いた際に、周囲の自然の美をめでた文章ですね

 

中西  文章の概略を言いますと、「新春の好(よ)き月に、空気は美しく風はやわらいでいる。梅は白く咲き、蘭が香る。明け方の峰に雲が行き来し、松は雲の薄絹をまとって蓋(きぬがさ)をさしかけたようだ」。
なんともうるわしい風景ではありませんか。
これまで元号は漢籍から採られていましたが、日本の元号なのですから、そろそろ国書を典拠にしてもいいのではないでしょうか。
「平成」は平等や平和を訴える非常にベーシックなスローガンでした。
ですからその次に、すばらしい「和」の精神を世界に広めていくという目標を掲げることは、新たな時代にふさわしいものだと思います。

 

 

昭和50数年、平成30年の文明を先ず最優先に考えていた時代から、本当に一番大切な「和」の心が世界に広がるようにと願うとともに、一人一人が自覚をして笑顔あふれるこの世を作っていきたいですね。

 

 

そうなんです。
本当に素晴らしい方の命令は世の中にとって価値のある徳のあることばかり。
でも、今の世で命令する人は自我を優先する命令ばかり。
だから、令の漢字を見たときに冷たさを感じたのではないでしょうか。
本当は天からの、神の声なのでこの世にとってかけがえのない大切な声なのですよね。

 

 

 

心のよりどころ

 

--  新聞でも西暦を採用する例が増えるなど、西暦が一般になじんで、元号不要論も出ています

 

中西  「令和」の幕開け  中西進さんのお話をいくつか
そういう文化を残す国が世界にひとつくらいあってもいいでしょう。
誤解を恐れずに言えば、西暦は時間経過を示した数字にすぎない。
これに比べると元号はおしゃれですよね。
手紙を書くときに西暦よりも元号の方が美しいでしょう。

 

-- 「令和」の考案者ではないかといわれていますが

 

中西  元号は特定の個人が考案するようなものではないと本気で思っています。
素案を考える人たちは必要でしょうが、最終的には多数の意見で決まる。
考案者はこの人であるという必要はないと思います。

     

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