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「い」 命の根源にかかわる、生命感にあふれた元気な音。

 

とっても知りたかった「い」のこと

やまとことばには、いくつかの特徴があります。 その一つが、ことばの1音1音ごとに意味が込められているということです。 「あ」は、明け方の光のように周囲を明るくします。 それでは「い」は?   なぜか、「い」で始まるやまとことばには、生命の根本にかかわるものや神仏の関係するものが多いのです。 動詞でいえば、生きる、祈る、忌む、名詞ならば、命、息などなど。 どうやら、「い」という一音に、生き物、生きるという意味が込められているようです。 たとえば命(いのち)というのは、漢字で表すと「息(い)の霊(ち)」または「生(い)の霊(ち)」となります。 そういえば、「古事記」で日本の国を産んだという「いざなぎ(伊邪那岐)」と「いざなみ(伊邪那美)」の2神の名前も「い」で始まります。 ほかの母音に比べて、「い」を発音するには口を緊張させる必要があります。 疲れ切っていたり、病気で寝込んでいたりするとうまく発音できません。 あくまでも想像ですが、昔の人はきちんとした「い」の発音に、生命感を見ていたのかもしれません。 「いざ!」と叫んで戦いに臨んだり、新しい事業に乗り出したりするのも、「い」の音が持つ生命力と無関係ではないでしょう。 「いきいき」ということばは「生きる」が語源ですが、まさに「い」の力が込められた生命感が表現されています。 「い」に込められた生命感や力強さがよく表されているのが、「いさむ、いさみ、いさお」など「いさ~」で始まる名前。 「勇ましい、勇む」に由来します。 そして、生命力といえば、日本人にとっての大切な食料である「いね(稲)」も、また「い」で始まります。 そして、「ご飯」をハンと読むと漢語ですが、もともとはやまとことばで「いい」でした。 伊勢物語や平家物語には、ご飯を乾燥させた保存携帯食として「ほしいい(干し飯、糒)」や「かれいい(乾れ飯)」が出てくるので、古文の授業で見たことがあるかもしれません。 「いつこ、いつき」という名前は、古語の「いつく(斎く)」という動詞に由来しています。 これは、「神聖なものとして祀る、神に仕える」という意味。 心清く育ってほしいという親心が感じられます。 (文:本「やまとことば50音辞典」著高村史司 より)  

「ことばは心」です。

やまとことばの世界を探っていけば、私たちの祖先が持ていた「日本人の本当の心」を知ることができます。 やまとことばの美しさとおおらかさに気がつくことで、奥行きのある人生観を得ることができるでしょう。 普段何気なく使っていたことばに隠された、深い意味に気づかされることもあると思います。 このようにやまとことばや日本語全体の知識を増すことはもちろん、豊かで実りある人生のためにやくだててください。 英語も大切ですが、もっともっと日本語、やまとことばを学んで素敵な自分になってください。   今日もありがとうございます。 関連記事 「あ」すべてのはじまりの根源 和の心No90 いのちの自覚  ]]>

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