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摩天楼について得ておきたい知識とは

摩天楼について得ておきたい知識とは

摩天楼とは、天まで届くほどの高さを誇る高層ビルをいいます。 ニューヨークの景色を思い出す人もいるのではないでしょうか。 あの光景を目にすると、摩天楼と呼ばれる意味が分かる気がしますよね。

英語の訳から生まれた摩天楼

言葉だけをみると、幻想的なイメージを受けますが、摩天楼の由来は英語の訳を掛け合わせた言葉です。 Skyscraperを直訳すると空をこするとの意味が。 超高層ビルは、まさに天をこするくらいの建物です。 空=天、こする=摩、建物=楼との漢字が当てはめられて、並び替えた言葉が摩天楼。 ちょっと粋な語呂合わせのような気がしますが、お洒落な街並みにぴったりなイメージですね。 今も憧れの街ですが、当時の近未来的な建物を目にした時の感動は、大きなものだったのではないでしょうか。

摩天楼の発祥の地はシカゴ

ニューヨークのマンハッタンを摩天楼と呼んでいますが、発祥はシカゴの10階建てのビルでした。 1883年に建てられた建物ですが、これほど高いビルは世界で初めてと言われています。 きっかけは大火事だったそうですが、早急に住む部屋や職場を求めて建てられたために、限られた土地を有効に活用することで誕生しました。 もしも、10階建てのビルが生まれていなかったら、摩天楼をみる機会はまだまだ先のことだったのかもしれません。

高度成長期のアメリカで近未来化された都市

1980年代の高度成長期のアメリカでは、摩天楼と呼ばれる光景が次々と建てられました。 超高層ビルは、とても高さがあるため、通常のビルとは高さが違います。 デザインや技術の高さが世界にアピールできるとのことで、新しい技術や空間を求めて関心も高まり、それぞれの国でも摩天楼を目指し、作られるようになったのです。 見上げるだけで首が疲れてしまいますが、ついつい見たくなるのが人の心理ですよね。

日本の摩天楼はどこ?

日本では建てる高さや条件が厳しいため、超高層ビルが立ち並んでいる雰囲気がしませんが、いくつもの摩天楼と呼べる箇所があります。 虎ノ門ヒルズや赤坂にあるミッドタウンタワーなど、多くの建物が並んでいる東京を思い浮かべます。 中心都市だけあり、建物の高さに見渡してしまいますが、多くの人が行き交う街ではないでしょうか。

日本で一番初めに建てられた超高層ビルは?

摩天楼は日本でも見られる景色になってきましたが、日本で一番初めに建てられたビルは東京でした。 霞が関ビルディングは、東京都千代田区にある147メートルの建物です。 1968年に作られたビルは、今もその姿を見ることができます。 当初は、ここまでの高さの建物を建設する予定はなかったそうですが、都市計画法が改正されたことにより予定の9階建てから36階へと変更されました。 初めての超高層ビルとのことで、36階には展望台が設置され、多くの人が見物にやってきたと言います。 ここから、都心の景色が近代化へと向けて歩きはじめたのです。

東京だけじゃない日本の摩天楼

最も高い建物と言われているのが300メートルの高さで有名の、大阪府にあるあべのハルカス。 りんくうゲートタワーやさきしまコスモタワーなど、大阪は日本の摩天楼とも名高い地域です。 247メートルの高さを誇るミッドランドスクエアやJRセントラルタワーズがある名古屋も、大阪市とともに関西の摩天楼ですよね。 東京、大阪、名古屋以外に横浜ランドマークタワーなどの観光名所もあり、素敵な景色と建物の高さにワクワクします。

摩天楼は幻想的な建物へのこだわり

下から空が見えなくなりそうな建物が多く立ち並んでいる光景をみると、高さに魅了され言葉が出なくなります。 近代化していく建造物は、これから先も高層化が予測されますが、空への憧れが摩天楼を作り出したのかもしれませんね。 人の技術によって作り出された摩天楼は、確実な技術の進歩によって日々成長し続ける素晴らしい財産です。 これから先の未来は、どれくらい高い高層ビルが建ち並ぶのかが気になります。   日本の伝統色といえばこの色を思い出す 「wa」は国際的に通用する言葉 色の名前に隠された興味深い5つのこと 日本の文化遺産のランキング!人気があるものは? ]]>

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