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本「茶の湯と日本文化」 著:神津朝夫

 

茶の湯と日本文化

 

茶の湯は室町時代後期にはじまったものですから、長いといえば長い歴史をもつとはいえ、飛鳥文化はその九百年も前にはじまっていました。

茶の湯は日本文化のさまざまな要素をとりこみながら、そこに新しいものをつけ加えた文化だということができるでしょう。

しかもそこからさらに茶の湯以外の場へも大きな影響を与えていった一面をもつ文化でもありました。

ですから、茶の湯に関わる日本文化の歴史を幅広く見ていくことも意味があると思うのです。

逆に言うと、茶の湯以外の日本文化への理解がないと、茶の湯のことが実はよくわからないことにもなります。

あえていえば、茶の湯は日本文化の「氷山の一角」ともいえるのです。

水面下にあってそれと関連している文化の広がりと深さを知ることで、より豊かな、より深い茶の湯の世界が見えてくるのではないでしょうか。

 

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