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和の心を感じる囲炉裏のススメ〜使い方編〜

囲炉裏で和の心を感じよう〜使い方編〜

竪穴式中住居の時代から近代まで、日本の生活とともにあった囲炉裏。長く使われ続けたのは、利便性が高かったからでしょう。それでは具体的に、どのような使い方があったのでしょうか。調理のイメージが強いかもしれませんが、実はそれだけではないのです!

使い方①調理

まずは現代でも囲炉裏の使い方としてイメージが強い調理としての機能からご紹介します。 鍋を自在鉤にかけたり、五徳(金輪)に置いたりして食べ物を煮炊きするのに使います。釜でご飯を炊いたり、鉄瓶や鍋でお湯を沸かしたり、今でもよく見るような串刺しにした魚を焼いたりして調理を行なっていました。他にも、とっくりを砂に埋めて温めることもできるそうです。調理一つ取っても様々な使い方ができ、便利ですね!

使い方②暖房

囲炉裏の重要な使い方に、暖房機能があります。火を起こしているので、当然暖かいわけです。西洋で言うところの暖炉や薪ストーブですね。つまり、一つの火で調理も暖房も兼ね備えていたと言うことになります。囲炉裏は床に埋め込まれていて低い位置にあるため、足下から暖めることができると言う利点もありました。

使い方③食物や衣類の乾燥

ヒエやアワなどの穀類を火棚から吊るして乾燥させたり、魚などを燻して乾燥させ、保存食を作ったりしていました。火だけでなく、煙までも無駄なく活用していたとは驚きですね。その他にも衣類や囲炉裏で燃やすための木材を乾燥させるためにも使われていました。

使い方④照明

電気はもちろんのこと、油が高価で一般庶民にはとても手の届かないものだった時代には、囲炉裏の炎だけが照明でした。夜になると貴重な灯りである囲炉裏のそばで、女性が針仕事などをしていたようです。 使い方⑤家屋の腐食防止 囲炉裏で火を焚くことにより熱せられた空気が天井裏に回り、家全体に行き渡ります。当時の家は木材でできていますので、熱せられた空気が行き渡ることにより木材中の含水率が下がり、家屋が腐食しづらいと言うメリットまであるのです。

使い方⑥家族団欒の場

食事中はもちろん、暖房、照明機能も兼ねていた囲炉裏の周りには、自然と人が集まってくることになります。人が集まればと会話が生まれますよね。そんなわけで、囲炉裏は大事な家族団欒の場としても使われていたのです。

使い方⑥いつでも使える火種

当時はガスコンロやライターはもちろんのこと、マッチもない時代です。火が欲しいと思っても、すぐに使うことができないのです。そのため、囲炉裏の火は火種としても便利に使われていたようです。

使い方⑦テーブルとして(形による)

縁が小さい囲炉裏もありますが、幅のあるものであればテーブルとしての役割を果たすことができました。

ちょっと気になる。夏はどうしていたの?

ご紹介したように、囲炉裏の使い方は調理と暖房だけではありません。夏でも保存食は必要ですし、灯りも必要です。梅雨時から夏にかけては非常湿度が高いですから、家屋の腐食防止にも当然必要です。そのため暑い夏でも火を絶やすことはなかったそうです。寒い冬を越せるほどの熱が夏場もずっとあると思うと、ちょっと大変そうですね。

囲炉裏がなくなった後の家屋はどうなる?

各地には歴史的建造物として残っている茅葺き屋根の民家がありますが、囲炉裏がなくなり火を起こすことがなくなってしまっているため、その多くは屋根が落ち、梁が傷んでしまっているそうです。もちろんそのままにしているのではなく、現代の技術を持ってメンテナンスをしての結果だと思います。当時の人々の日々の生活が、大切な家屋を守っていたのだと感じさせられますね。

最後に

囲炉裏一つで、調理、暖房、照明、火種といった何役もこなしてしまうなんて、先人の知恵とは素晴らしいですね。木炭だけでなく無料で手に入る薪が燃料であることも、長く使われ続けた理由だと思います。便利なもので溢れる現代ですが、囲炉裏が持つ温かみはずっと伝え続けたいものですね。   囲炉裏で和の心を感じよう〜基本知識編〜 囲炉裏で和の心を感じよう〜道具編Part1〜 「こたつ」の季節がやってきた~歴史編~  ]]>

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